気にするほどのことではないかもしれませんが、ときどき気になってしまうことがあります。それは「プラモデルに消費期限はあるのか」ということです。実際、プラモデルには食品とか薬品のような消費期限は明記されていないのですが…。
プラモデルを作っている人の中で、ほとんどの人が経験する(もしくは、これから経験する)と思うのですが、プラモデルを買ったものの、作らずに部屋の奥の方とか押入れの中にに積んでしまうということがあります。何年も前のキットが部屋の中に堆積していくのです。
理由はそれぞれあるでしょう。「貴重なキットだから保管して、スキルが上がってからゆっくり作りたい」とか「素組み用と改造用に2つ買ったけど、結局1つしか作らなかった」とか、「高価な、しかも複雑な構造のキットだから恐くて作れない」とか……。
あと、昔からおじいさんが一人でやってるような模型店の片隅で見かけた絶版キット。「当時は買えなかったけど、ようやく手に入れた~!」と思って箱を空けたらビックリ、とか…。
作らずに置いておくだけでもプラモデルは古くなっていきます。長いこと保存(あるいは放置)したプラモデルはどうなるのか?
まず最初に古くなるのが、水転写式のデカール。湿気を吸って台紙がカールしてくるだけでなく、デカールの白い部分をはじめとして、全体が黄ばんできます。こうなったら部品注文で新しいものを手に入れるしかありません。
デカールほどではありませんが、シール類も古くなります。テトロンシール(ガンプラ付属のマーキングシールなど)の透明部分が黄ばんできますし、場合によっては粘着剤がベタベタになることもあります。筆者の手元にある「1/100ガンダムF90(初版品。16年モノ!)」のシールは、いまだに現役ですが…。
合成ゴムで出来たパーツは、保存状態によっては、ゆがんだままになってしまいます。筆者が持っていた「PGウイングガンダム ゼロカスタム」の腹部パーツは買ってから数ヶ月のうちにゆがんだ状態が定着してしまい、熱湯につけても元に戻らなくなりました(塩ビやゴムのゆがみや曲がりは、たいてい熱湯につけると直るのですが)。
メインの素材であるスチロール樹脂自体の経年変化も気になるところです。プラモデルと同様の素材であるタミヤのプラ材は、保存状態によっては黄色っぽく変色してきますし、模型雑誌の記事で、昔のキット(再販品ではなく、当時のモノのストック)の話になると、「プラが劣化して…」という文章を見かけることがあります。これは心配です…。
筆者がストックしているキットの中で、いちばん古いものは「ガサラキ」シリーズの「1/35 イシュタルMk-Ⅱ」ですが、今のところ無事なようです。1998年製のキットで、それほど古くないといえば古くないのですが…。
あと、長期間保存(放置ともいう)しているキットの箱の中には、全長1ミリほどの虫が住んでいたりするんですねぇ。筆者はこの虫の事を「湿気虫」と呼んでいます。害はあまりないようですが、ムカつきます。
ガンプラは、基本的に絶版がほとんどない(といっても、シリーズによっては入手困難なものがありますが…)ので、作りたい時に買うのがベストだろうと思うのですが、実はそうでもないのです。
何年も前に初版が発売されたキットが、生産を続けているうちに、金型が傷んできてパーツの表面が荒れてきたり、モールドがツブれたり、バリ(お好み焼きの外周のピラピラした部分を思い出してください。あんな感じのモノです)が生じたりするのです。これらを処理するのは、実にめんどくさい作業です。
そういう金型トラブルを避けるには、出来るだけキットが初版に近いうちに買ってしまうのが良いのですが、それを大事に取っておくと…(→この話題の最初の方に戻る)。
あと話題はそれますが、初版品もしくはそれに近い初期生産品の場合、「改良のための予告なき変更」が行われた場合、くやしい思いをすることがあります。最近では「MGガンダムmk-Ⅱ ver.2.0 エゥーゴカラー」がそうでしたねぇ(筆者のmk-Ⅱも腰がほとんど回りません。新規設計パーツを手に入れれば良いのですが、部品注文という手段は出来るだけ避けたいもので…)。
ミリタリーミニチュアシリーズなどタミヤのキットは、定期的に「スポット生産」として再販されていますが、ガンプラの再販よりもサイクルが遅いようで、欲しいアイテムがなかなか手に入らないのが現状です。手に入れられても、古いアイテムはパーツの段差がスゴかったりしますが…(「T-34/76」の転輪なんかは金属加工用のヤスリで削りましたよ:汗 まあ、30年も前のキットだから仕方ないですねぇ)。
こうして考えてみると、プラモデルを手に入れるタイミングって、けっこう難しいですねぇ。
いちばん良い解決法は、「あまり考えずに、欲しい物を必要なときだけ買う」でしょうけど、これがなかなか難しい! モデラーは、コレクターでもある場合が多いですからねぇ……。
ではまた…。
プラモデルを作っている人の中で、ほとんどの人が経験する(もしくは、これから経験する)と思うのですが、プラモデルを買ったものの、作らずに部屋の奥の方とか押入れの中にに積んでしまうということがあります。何年も前のキットが部屋の中に堆積していくのです。
理由はそれぞれあるでしょう。「貴重なキットだから保管して、スキルが上がってからゆっくり作りたい」とか「素組み用と改造用に2つ買ったけど、結局1つしか作らなかった」とか、「高価な、しかも複雑な構造のキットだから恐くて作れない」とか……。
あと、昔からおじいさんが一人でやってるような模型店の片隅で見かけた絶版キット。「当時は買えなかったけど、ようやく手に入れた~!」と思って箱を空けたらビックリ、とか…。
作らずに置いておくだけでもプラモデルは古くなっていきます。長いこと保存(あるいは放置)したプラモデルはどうなるのか?
まず最初に古くなるのが、水転写式のデカール。湿気を吸って台紙がカールしてくるだけでなく、デカールの白い部分をはじめとして、全体が黄ばんできます。こうなったら部品注文で新しいものを手に入れるしかありません。
デカールほどではありませんが、シール類も古くなります。テトロンシール(ガンプラ付属のマーキングシールなど)の透明部分が黄ばんできますし、場合によっては粘着剤がベタベタになることもあります。筆者の手元にある「1/100ガンダムF90(初版品。16年モノ!)」のシールは、いまだに現役ですが…。
合成ゴムで出来たパーツは、保存状態によっては、ゆがんだままになってしまいます。筆者が持っていた「PGウイングガンダム ゼロカスタム」の腹部パーツは買ってから数ヶ月のうちにゆがんだ状態が定着してしまい、熱湯につけても元に戻らなくなりました(塩ビやゴムのゆがみや曲がりは、たいてい熱湯につけると直るのですが)。
メインの素材であるスチロール樹脂自体の経年変化も気になるところです。プラモデルと同様の素材であるタミヤのプラ材は、保存状態によっては黄色っぽく変色してきますし、模型雑誌の記事で、昔のキット(再販品ではなく、当時のモノのストック)の話になると、「プラが劣化して…」という文章を見かけることがあります。これは心配です…。
筆者がストックしているキットの中で、いちばん古いものは「ガサラキ」シリーズの「1/35 イシュタルMk-Ⅱ」ですが、今のところ無事なようです。1998年製のキットで、それほど古くないといえば古くないのですが…。
あと、長期間保存(放置ともいう)しているキットの箱の中には、全長1ミリほどの虫が住んでいたりするんですねぇ。筆者はこの虫の事を「湿気虫」と呼んでいます。害はあまりないようですが、ムカつきます。
ガンプラは、基本的に絶版がほとんどない(といっても、シリーズによっては入手困難なものがありますが…)ので、作りたい時に買うのがベストだろうと思うのですが、実はそうでもないのです。
何年も前に初版が発売されたキットが、生産を続けているうちに、金型が傷んできてパーツの表面が荒れてきたり、モールドがツブれたり、バリ(お好み焼きの外周のピラピラした部分を思い出してください。あんな感じのモノです)が生じたりするのです。これらを処理するのは、実にめんどくさい作業です。
そういう金型トラブルを避けるには、出来るだけキットが初版に近いうちに買ってしまうのが良いのですが、それを大事に取っておくと…(→この話題の最初の方に戻る)。
あと話題はそれますが、初版品もしくはそれに近い初期生産品の場合、「改良のための予告なき変更」が行われた場合、くやしい思いをすることがあります。最近では「MGガンダムmk-Ⅱ ver.2.0 エゥーゴカラー」がそうでしたねぇ(筆者のmk-Ⅱも腰がほとんど回りません。新規設計パーツを手に入れれば良いのですが、部品注文という手段は出来るだけ避けたいもので…)。
ミリタリーミニチュアシリーズなどタミヤのキットは、定期的に「スポット生産」として再販されていますが、ガンプラの再販よりもサイクルが遅いようで、欲しいアイテムがなかなか手に入らないのが現状です。手に入れられても、古いアイテムはパーツの段差がスゴかったりしますが…(「T-34/76」の転輪なんかは金属加工用のヤスリで削りましたよ:汗 まあ、30年も前のキットだから仕方ないですねぇ)。
こうして考えてみると、プラモデルを手に入れるタイミングって、けっこう難しいですねぇ。
いちばん良い解決法は、「あまり考えずに、欲しい物を必要なときだけ買う」でしょうけど、これがなかなか難しい! モデラーは、コレクターでもある場合が多いですからねぇ……。
ではまた…。
そうですよねプラモは欲しい時に買うのが一番です。
そしてすぐに完成させれば消費期限は関係ない(これが難しい…トホホ)
私もレイズナーを購入したので製作日記を楽しく読ませてもらっています。
参考にさせて頂きます。
プラモって、やっぱり欲しい時に買って、製作意欲のあるうちに作ってしまうのが良いですよね。でも、ホンマにこれがなかなか難しい……(汗)。
バンダイのキットって、スケールモデルの発売スケジュールに比べたら恐ろしく早く出る(しかも、月に数点!)ので、作るのが追いつかない…(大汗)。ああ、こうしている間にもクロスボーンが近づいてきた… ひえぇぇっ!(うれしい悲鳴)
レイズナーは、良くも悪くも作り応えのあるキットですねぇ。筆者はまだコクピット&顔でウンウンうなってます…(苦)。
強化型が発売された場合のことも想定した改修ポイントを考えてますので、今後も見にきてくださいね!
けど、良い事書いてるね~
ギリアンさん、はじめまして。
ギリアンさんの言うとうり、「欲しい時に買い、すぐ完成させる」これが一番ですね。
今、よく考える事に「作りたい時に作りたいキットが無い」ってのがあるの。
武者頑駄無、BB戦士とかね。
辛いよ、皆が欲しいのに今、無いんやもん。
それに、昔欲しくなかっても、後で欲しいとかあるやん。
この前のターンエーキットみたいに、当時売れなかったのに、この前は瞬殺したとか(笑
HGエルガイムとか当時は「旧キットが・・・・」とかでアレでソレだったのに、今はねえ。
模型屋の人間的に賞味期間を言うなら「気になったキットは買っておく!」
「作りたいキットは、作りたい時に作る!!」だわ。
賞味期間は己の「心しだい、愛しだい」~♪
ガンプラ以外は、初回の数回の再生産を逃したら、後はもう滅多に再販なんかしないからねえ。
今ならゼーガペインにニルヴァーシュとかやねえ、希望号も。
ビックオーみたいになるから。
この前作ったMSVの06Rと当時の06Rも、あまり変わりなかった感じよ。
ヒケヒケ~
それにバンダイの1/48戦車達は今も全然大丈夫よ。
当時の作ってないのが有る。
タミヤの古いプラ棒は黄色く変色してるけどねえ。
作る時期のプラの成分にもよると思うしねえ。
モデラーであるからして「壊れれば、また作れる!」
って事で。
それにしても今回の記事、模型屋さんの事情というのを考えてませんでした。ごめんなさい。「買ったら、できるだけためずに作りましょう」というのが本来の趣旨やったんやけど、話が広がってしまって…(汗)。
ところで、バンダイの1/48戦車、当時のものが大丈夫とはビックリ! プラスチックの鮮度については杞憂かもしれない(大汗)。
でも、金型の劣化という面については、特に旧「HGガンダム」の例があるように、「システムインジェクション」で1つのパーツに2色以上の色とか材質が成型されているキットは要注意です。旧キットのガンダムF91も、「けっこう疲れてきてるなぁ」という印象ですわ。該当するキットは、今のうちに買っておいた方が良さそうですねぇ。