多忙のため長い間更新が止まってしまい申し訳ございません。m(- -)m 以前の記事で「ジム改の製作記事の続きを…」と書きましたが、「HGUCグフカスタム」が意外と早く発売されたため、予定を変更してグフカスタムの製作記事をお送りいたします。ジム改の続きを期待されていた読者の皆様、ごめんなさい!(汗)。
さて、旧HGキットがHGUCシリーズのきっかけとなった「グフカスタム」。旧キットはHGUCの初期アイテムとほぼ同等の出来だったために、今回のHGUCキット化にはかなり期待していました。そして発売されたキットは、その期待以上の出来でした。
説明書の完成見本写真を見て、筆者は思いました。
「格好良い!! 個人的にはほとんど手を加える余地が無い…!」
というわけで、製作記事で手を加えるのは、かなり細かい部分だけになってしまうと予想しています。
とりあえずは、前後に分割されている両肩のスパイクアーマーを瞬間接着剤で接着し、接着剤の完全硬化を待っている間にスパイクをシャープにとがらせることにしました。瞬間接着剤は、その名の通り極めて短い時間で接着が可能なのですが、完全に硬化するには意外と時間が掛かります。筆者は瞬間接着剤で接着した部位をヤスリなどで削る時は、24時間以上経ってから作業する事にしています。完全硬化していない瞬間接着剤は、意外とヒケてくるものですので…(汗)。
キットのスパイクは、安全のために先が丸くなっています。スパイクを切り取って、市販のディテールアップ用パーツに交換したり、スパイクの先端を切ってからプラ棒やランナーを貼り足して削るという方法がポピュラーですが、筆者はキットのスパイクをそのまま削るのが好みです。
肩などにスパイクが装備されたモビルスーツは、ほとんどの場合が複数のスパイクを持っています。数が多くなってくるとスパイクを削る作業は面倒くさくなりますし、全てのスパイクのとがり具合をそろえるのは困難になってきます。
そこで今回、下の写真のような道具(?)を作ってみました。
筆者は合わせ目消しなどのペーパー掛けには、プラ板に両面テープで耐水サンドペーパーを貼り付けたものを使用しています。この「耐水ペーパー付きプラ板」を小さく切ってから、中央にカッターナイフで切れ目を入れ、二つ折りにしたものをスパイクのシャープ化に使用します。
この道具(?)を、とりあえず「かめっチ式スパイクシャープナー(仮)」と呼ぶことにします。
スパイクシャープナーの大きさは、キットのスパイクの長さより少しだけ短く作ると良いです。プラ板の端の部分を斜め45度ぐらいに削っておくと、スパイクが斜めに生えている場合にもスパイクの付け根部分にシャープナーが干渉するのを防げると思います。
筆者がよく使う耐水ペーパーは600番です。そのため、最初からスパイクシャープナーを使って削ると時間が掛かってしまいます。そこで、ある程度までは金属ヤスリで荒削りを行ないます。この時、できるだけ均一になるように注意します。あと、昔のザクの設定画のような丸っこいスパイクになってしまわないように気をつけました(あの丸っこいスパイクは、アレはアレで味わい深いのですが…)。
以下の作業は下図で解説します。
1.キットのスパイク。
2.ヤスリでスパイクを大まかに削ります。パーツを回すかヤスリを回すようにして削るか、どちらかやりやすい方法で、できるだけ均一な円錐になるように注意します。
3.ヤスリで削った後の状態。
4.スパイクシャープナーでスパイクを挟み込み…
5.スパイクシャープナーを指でつまんでグリグリと回してスパイクを削ります。パーツを何回か持ち替えて、全体が均一になるように削ります。
6.納得のいく鋭さになるまで削ったら、作業完了です。筆者は怪我をするほど鋭くは削らず、適当なところで止めています。
写真右側がスパイクシャープナーで削った後のスパイクです。磨き傷でスパイクが白くなっていますが、この後合わせ目を削ってパーツ全体をスポンジヤスリで磨くので、全体の色つやを統一できます。
長くて曲がった方のスパイクもスパイクシャープナーで削りました(スパイクシャープナーは短い方のスパイク用に作ったものを使いました)。
このスパイクはOVAの設定画とは違い、MGキット開発時にカトキ氏から指示のあった「水牛の角」のような形状を再現してあるようです(下図参照)。ランバ・ラルが搭乗したテレビ版のグフとの違いを明確にするため、このようなデザインになったのだと思います。このスパイクは、旧HGキットの方が好みだという人も多いかもしれませんねぇ(おそらく、無改造で交換できると思います。ちょうど旧キットも再販されますし…:笑)。
実はグフカスタムのキット入手前に、HGUCシナンジュやアンジェロ専用ギラ・ズールなどのスパイクで削り込みの練習をしていました。これらのキットの製作記事もチャンスがあれば書きたいのですが…。
スパイクが斜めに生えている場合は、付け根からスパイク先端までの長さが短い部分を基準にしてスパイクシャープナーの長さを決定すると良いです。
ところで、問題のジム改の股関節フレームですが…
戦車のサスペンションアームを意識したものに改修中です。近いうちに公開できるようになると思いますので、もうしばらくお待ちくださいね~。
さて、旧HGキットがHGUCシリーズのきっかけとなった「グフカスタム」。旧キットはHGUCの初期アイテムとほぼ同等の出来だったために、今回のHGUCキット化にはかなり期待していました。そして発売されたキットは、その期待以上の出来でした。
説明書の完成見本写真を見て、筆者は思いました。
「格好良い!! 個人的にはほとんど手を加える余地が無い…!」
というわけで、製作記事で手を加えるのは、かなり細かい部分だけになってしまうと予想しています。
とりあえずは、前後に分割されている両肩のスパイクアーマーを瞬間接着剤で接着し、接着剤の完全硬化を待っている間にスパイクをシャープにとがらせることにしました。瞬間接着剤は、その名の通り極めて短い時間で接着が可能なのですが、完全に硬化するには意外と時間が掛かります。筆者は瞬間接着剤で接着した部位をヤスリなどで削る時は、24時間以上経ってから作業する事にしています。完全硬化していない瞬間接着剤は、意外とヒケてくるものですので…(汗)。
キットのスパイクは、安全のために先が丸くなっています。スパイクを切り取って、市販のディテールアップ用パーツに交換したり、スパイクの先端を切ってからプラ棒やランナーを貼り足して削るという方法がポピュラーですが、筆者はキットのスパイクをそのまま削るのが好みです。
肩などにスパイクが装備されたモビルスーツは、ほとんどの場合が複数のスパイクを持っています。数が多くなってくるとスパイクを削る作業は面倒くさくなりますし、全てのスパイクのとがり具合をそろえるのは困難になってきます。
そこで今回、下の写真のような道具(?)を作ってみました。
筆者は合わせ目消しなどのペーパー掛けには、プラ板に両面テープで耐水サンドペーパーを貼り付けたものを使用しています。この「耐水ペーパー付きプラ板」を小さく切ってから、中央にカッターナイフで切れ目を入れ、二つ折りにしたものをスパイクのシャープ化に使用します。
この道具(?)を、とりあえず「かめっチ式スパイクシャープナー(仮)」と呼ぶことにします。
スパイクシャープナーの大きさは、キットのスパイクの長さより少しだけ短く作ると良いです。プラ板の端の部分を斜め45度ぐらいに削っておくと、スパイクが斜めに生えている場合にもスパイクの付け根部分にシャープナーが干渉するのを防げると思います。
筆者がよく使う耐水ペーパーは600番です。そのため、最初からスパイクシャープナーを使って削ると時間が掛かってしまいます。そこで、ある程度までは金属ヤスリで荒削りを行ないます。この時、できるだけ均一になるように注意します。あと、昔のザクの設定画のような丸っこいスパイクになってしまわないように気をつけました(あの丸っこいスパイクは、アレはアレで味わい深いのですが…)。
以下の作業は下図で解説します。
1.キットのスパイク。
2.ヤスリでスパイクを大まかに削ります。パーツを回すかヤスリを回すようにして削るか、どちらかやりやすい方法で、できるだけ均一な円錐になるように注意します。
3.ヤスリで削った後の状態。
4.スパイクシャープナーでスパイクを挟み込み…
5.スパイクシャープナーを指でつまんでグリグリと回してスパイクを削ります。パーツを何回か持ち替えて、全体が均一になるように削ります。
6.納得のいく鋭さになるまで削ったら、作業完了です。筆者は怪我をするほど鋭くは削らず、適当なところで止めています。
写真右側がスパイクシャープナーで削った後のスパイクです。磨き傷でスパイクが白くなっていますが、この後合わせ目を削ってパーツ全体をスポンジヤスリで磨くので、全体の色つやを統一できます。
長くて曲がった方のスパイクもスパイクシャープナーで削りました(スパイクシャープナーは短い方のスパイク用に作ったものを使いました)。
このスパイクはOVAの設定画とは違い、MGキット開発時にカトキ氏から指示のあった「水牛の角」のような形状を再現してあるようです(下図参照)。ランバ・ラルが搭乗したテレビ版のグフとの違いを明確にするため、このようなデザインになったのだと思います。このスパイクは、旧HGキットの方が好みだという人も多いかもしれませんねぇ(おそらく、無改造で交換できると思います。ちょうど旧キットも再販されますし…:笑)。
実はグフカスタムのキット入手前に、HGUCシナンジュやアンジェロ専用ギラ・ズールなどのスパイクで削り込みの練習をしていました。これらのキットの製作記事もチャンスがあれば書きたいのですが…。
スパイクが斜めに生えている場合は、付け根からスパイク先端までの長さが短い部分を基準にしてスパイクシャープナーの長さを決定すると良いです。
ところで、問題のジム改の股関節フレームですが…
戦車のサスペンションアームを意識したものに改修中です。近いうちに公開できるようになると思いますので、もうしばらくお待ちくださいね~。
お忙しい中、更新ありがとうございます!
スパイクシャープナーはアイディアですね!
スパイクが尖っていると
それだけでジオン系のMSは
格段にかっこよくなりますからねぇ。。
と、肝心のMSよりも、
ネーミングセンス(いつもながら)に
拍手してしまいましたよ!
これからも、
無理なさらずの
更新でお願いします!
今考えると、
かつての毎日更新は
相当にご無理をされていたのでしょうねぇ・・・
グフカスタムは買おうと思っています。
スパイクのシャープ化は参考にさせていただきます。
今後も制作頑張ってください!
ジオン系MSの悩みどころのスパイクアーマーシャープ化・・・
HGUCクラスだとパーツが小さくて意外と面倒なんですよね~
早速参考にさせていただきます。
制作がんばって下さい!
そしていきなりのグフカスのチョイスいいですね~~
実は自分もグフカス買おうと思ってるんで、作例を参考にさせて頂きますm(_ _)m
前にMGを作ってたので、このHGUCが楽しみでした~
HGUCグフカスタムの発売が決定してからずっとかめっチさんの記事を待っていました!
僕もグフカスの購入を検討していたのでこの記事を参考に制作してみます。
まずは始めての合わせ目消しを頑張らねば……。
待ってました!!
私もグフカスタムを購入しました♪
かめっチさんの制作を参考にしたいと思います。
ぐねーっと曲がった水牛の角のようなスパイクは
体当たりしたら負けて曲がったように見えます。
ザクのスパイクアーマーの方が強そぅ
震える山は僕の心が震えました。
軟質素材の装弾ベルトのランナーにグフカスタム、グフフライトタイプと書いてあるそうですが旧キットの使いまわしなんですかね?
でもフライトタイプは欲しいですね。
出来ればまたミニサイズのアプサラス3と。
(ミニモデルはジムスナイパーでしたっけ?)
スパイクのシャープ化すごい参考になりました!
先端を削ってランナーの一部を接着して削る、という方法をよ組みますが、全塗装をしない自分にとってはどうしても接着箇所が目立ってしまうので出来ませんでした。
この方法は、削る面が偏ることも少なく非常に手頃にできるのでうれしい限りです。早速自分のF2ザクで試して満足です。
モノアイの加工方法といい、初心者に優しい手法を紹介していただけてうれしい限りです。これからも参考にさせていただきます。