今回はHGUCドライセンのモノアイ部分のディテールアップです。手元には資料が無いに等しい状態だったため、ネットで検索しているうちに、サンライズさんが運営している「GUNDAM.INFO」内の「ガンダムMS動画図鑑」にたどり着きました。そこで筆者が見たものは…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4f/2f64f43d27fa04a5de0b6cf60fd5dd52.jpg)
*サンライズ様、画像を無断掲載してしまいました。著作権などの問題があれば削除いたします。m(- -)m
「機動戦士ガンダムZZ」に登場していた頃のドライセンです。画像を見ると、赤い十字型の枠の上下方向にしっかりとモノアイレールが伸びています。筆者は頭部アップの設定画を見たことが無いので詳細は不明ですが、このモノアイレールのデザインはおそらくアニメーターさんのアドリブによるものと思われます。
この画像を見る限り…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/65/73ac233e32466271aec3089474e7b94d.jpg)
前回の図の左側のような構造が正解のようです。前回は図の右側の解釈で頭部内フレームを作りましたが、劇中の作画のような雰囲気を盛り込むことにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/07/6731e956ec37ac44ba463c8573065b39.jpg)
モノアイレールの材料には、ウェーブさんの「Uバーニアフラット(長方形)」を使用しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/9e/6f3c649a13743d3cb028b8ff24f5ac4a.jpg)
写真左:このパーツを使用すれば、スジ彫り入りプラ板を自作する手間が省けます。厳密にいえばスジ彫りではなく、階段状というかシャッター状ですが、小さいものなのであまり問題は無いと思います。以下、このパーツを「シャッターモールド」と呼ぶことにします。
写真右:パーツ周囲の枠部分を切り取って使用します。使う部分によっては、厚み(約0.5mm)を薄く削っておいたほうが良い場合もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/51/a4109c65fa235c57570ea698b65c6bdd.jpg)
適当なサイズにシャッターモールドを切り取り、モノアイスリット上下左右の各部に置いてみました。シャッターの間隔がやや狭いような気もしますが、雰囲気は良さそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/04/23f18f4274493b9628009485d06c0230.jpg)
前回作った頭部内フレームの上下方向スリットに、細く切ったシャッターモールドを貼りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/3e/c3a705aa8cfdf93ecd065806bf7d1d8f.jpg)
シャッターモールドを細い枠で囲みます。使用した材料はホビーベースさんの0.14mm厚プラストライプ0.5mm幅です。
フレームとモノアイとの可動のためのクリアランスがギリギリであるため、非常に薄い素材であるプラストライプを使いました。
とても薄いプラ材なので、取り扱いはやや難しいです。長めに切って、指でつまむ部分を多めに確保しておくと作業しやすくなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/6b/fb74bfef1fcc2929dae6c4bf89206186.jpg)
フレームの横方向へのモノアイスリットに当たる部分にもプラストライプを貼り込みました。平らな板に両面テープでパーツを固定し、プラストライプを接着剤で貼っていきます。両面テープは手の甲などに何度か貼ったりはがしたりして粘着材を弱めておくと、後でパーツがはがしやすくなります。
接着剤は「Mr.セメント リモネン系(流し込みタイプ)」を使用しました。プラストライプに軽く接着剤を塗り、30秒ほど待ってからフレームにプラストライプを巻き付けるようにして貼り位置を決め、位置が決定したらフレームとプラストライプとの境界部分に接着剤を少しだけ流し込みます。
この作業にはかなり神経を使いました。接着に失敗したら、せっかく時間を掛けて削り出したフレームが台無しになってしまいますので…(汗)。
接着剤の乾燥を待つ間、モノアイシールドを作ることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/8e/0399b6f124822f318f3c77d94705f36c.jpg)
写真左:パーツA11の表面にマスキングテープを貼り…
写真右:パーツの外形に沿ってニッパーでテープの余分な部分を切り取ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/75/e612129585a2aa71f61be6eed46e41b2.jpg)
写真左:頭部の赤い枠の上下部分の内側を良く見ながら、目分量でマスキングテープを切り出します。
写真右:テープを貼ったA11を頭部に組み込み、赤い枠の上下部分のためのテープを貼って合成させます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/be/74f1eae6185574cf49ca19fa6202c735.jpg)
写真左:A11からマスキングテープを慎重にはがし、自分の手の甲などに何回か貼ったりはがしたりして粘着材を弱めます。
写真右:キットのランナーを包装しているビニール袋にマスキングテープを貼り付け、テープの形に添ってビニール袋を切り出します。テープをはがせばモノアイシールドは完成、のはずですが…・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/77/8121c278e5ded1aae422e31112a6dc6b.jpg)
頭部にモノアイシールドを挟み込んだ状態です。先ほど切り出したモノアイシールドは頭部内に干渉する部分が意外と多く、この状態になるまで各部を切って微調整する必要がありました。
前回写真を撮り忘れたのですが…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/19/b3ba58344f8cae77e81df786e8d353da.jpg)
写真左:下側頭部内フレームの写真です。コトブキヤさんの「マイナスモールド」を半円状に切り、頭部内の段差やスロープに合わせて削りました。
写真右:左側に写っているのが、「マイナスモールド」の元の状態です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/b2/a57173f2dcbffaafb9a9ae7c781d5429.jpg)
写真左:上側頭部内フレームの写真です。「マイナスモールド」内側の仕切り板の真ん中に切り欠きを入れ、パーツA10裏側の仕切り板にはめ込めるようにしてあります。
写真右:左側に写っているのが、「マイナスモールド」の元の状態です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/81/b766548510e54f670a95f3fb792b32e0.jpg)
モノアイの可動軸は、最終的には左の写真のような形状まで削り込む必要がありました。上下の頭部内フレームで挟み込むようにするため、軸とレンズ基部を結ぶ部分を薄く削り、左右方向のモノアイスリット内で動けるようにしてあります。
実は、この構造には問題があります。話が長くなりそうなので、続きは次回にお送りします(汗)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4f/2f64f43d27fa04a5de0b6cf60fd5dd52.jpg)
*サンライズ様、画像を無断掲載してしまいました。著作権などの問題があれば削除いたします。m(- -)m
「機動戦士ガンダムZZ」に登場していた頃のドライセンです。画像を見ると、赤い十字型の枠の上下方向にしっかりとモノアイレールが伸びています。筆者は頭部アップの設定画を見たことが無いので詳細は不明ですが、このモノアイレールのデザインはおそらくアニメーターさんのアドリブによるものと思われます。
この画像を見る限り…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/65/73ac233e32466271aec3089474e7b94d.jpg)
前回の図の左側のような構造が正解のようです。前回は図の右側の解釈で頭部内フレームを作りましたが、劇中の作画のような雰囲気を盛り込むことにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/07/6731e956ec37ac44ba463c8573065b39.jpg)
モノアイレールの材料には、ウェーブさんの「Uバーニアフラット(長方形)」を使用しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b7/ef01142908fcaf09cc3f77d6de617ba9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/9e/6f3c649a13743d3cb028b8ff24f5ac4a.jpg)
写真左:このパーツを使用すれば、スジ彫り入りプラ板を自作する手間が省けます。厳密にいえばスジ彫りではなく、階段状というかシャッター状ですが、小さいものなのであまり問題は無いと思います。以下、このパーツを「シャッターモールド」と呼ぶことにします。
写真右:パーツ周囲の枠部分を切り取って使用します。使う部分によっては、厚み(約0.5mm)を薄く削っておいたほうが良い場合もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/51/a4109c65fa235c57570ea698b65c6bdd.jpg)
適当なサイズにシャッターモールドを切り取り、モノアイスリット上下左右の各部に置いてみました。シャッターの間隔がやや狭いような気もしますが、雰囲気は良さそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/87/782e8b11f81c283bb833ad6cc9df5d7c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/04/23f18f4274493b9628009485d06c0230.jpg)
前回作った頭部内フレームの上下方向スリットに、細く切ったシャッターモールドを貼りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/26/ce05b4f1201f58479d642b8d491a3d84.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/3e/c3a705aa8cfdf93ecd065806bf7d1d8f.jpg)
シャッターモールドを細い枠で囲みます。使用した材料はホビーベースさんの0.14mm厚プラストライプ0.5mm幅です。
フレームとモノアイとの可動のためのクリアランスがギリギリであるため、非常に薄い素材であるプラストライプを使いました。
とても薄いプラ材なので、取り扱いはやや難しいです。長めに切って、指でつまむ部分を多めに確保しておくと作業しやすくなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/6b/fb74bfef1fcc2929dae6c4bf89206186.jpg)
フレームの横方向へのモノアイスリットに当たる部分にもプラストライプを貼り込みました。平らな板に両面テープでパーツを固定し、プラストライプを接着剤で貼っていきます。両面テープは手の甲などに何度か貼ったりはがしたりして粘着材を弱めておくと、後でパーツがはがしやすくなります。
接着剤は「Mr.セメント リモネン系(流し込みタイプ)」を使用しました。プラストライプに軽く接着剤を塗り、30秒ほど待ってからフレームにプラストライプを巻き付けるようにして貼り位置を決め、位置が決定したらフレームとプラストライプとの境界部分に接着剤を少しだけ流し込みます。
この作業にはかなり神経を使いました。接着に失敗したら、せっかく時間を掛けて削り出したフレームが台無しになってしまいますので…(汗)。
接着剤の乾燥を待つ間、モノアイシールドを作ることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/19/b2c305875d8743012d7d1d2becf4315d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/8e/0399b6f124822f318f3c77d94705f36c.jpg)
写真左:パーツA11の表面にマスキングテープを貼り…
写真右:パーツの外形に沿ってニッパーでテープの余分な部分を切り取ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/f7/9f36df7c5d1d95e20d50d879c8a5d0cd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/75/e612129585a2aa71f61be6eed46e41b2.jpg)
写真左:頭部の赤い枠の上下部分の内側を良く見ながら、目分量でマスキングテープを切り出します。
写真右:テープを貼ったA11を頭部に組み込み、赤い枠の上下部分のためのテープを貼って合成させます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/5c/49b84f9b4839d4c990b2c2e3cc24786c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/be/74f1eae6185574cf49ca19fa6202c735.jpg)
写真左:A11からマスキングテープを慎重にはがし、自分の手の甲などに何回か貼ったりはがしたりして粘着材を弱めます。
写真右:キットのランナーを包装しているビニール袋にマスキングテープを貼り付け、テープの形に添ってビニール袋を切り出します。テープをはがせばモノアイシールドは完成、のはずですが…・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/77/8121c278e5ded1aae422e31112a6dc6b.jpg)
頭部にモノアイシールドを挟み込んだ状態です。先ほど切り出したモノアイシールドは頭部内に干渉する部分が意外と多く、この状態になるまで各部を切って微調整する必要がありました。
前回写真を撮り忘れたのですが…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/1e/7b5e5e4eb62fb339ed75fb9b8c4d90f7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/19/b3ba58344f8cae77e81df786e8d353da.jpg)
写真左:下側頭部内フレームの写真です。コトブキヤさんの「マイナスモールド」を半円状に切り、頭部内の段差やスロープに合わせて削りました。
写真右:左側に写っているのが、「マイナスモールド」の元の状態です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/be/643985ebe12cab6ebd9c58039f88dbb5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/b2/a57173f2dcbffaafb9a9ae7c781d5429.jpg)
写真左:上側頭部内フレームの写真です。「マイナスモールド」内側の仕切り板の真ん中に切り欠きを入れ、パーツA10裏側の仕切り板にはめ込めるようにしてあります。
写真右:左側に写っているのが、「マイナスモールド」の元の状態です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/a7/c3ad9d9f821e0712c7faba5d3dd3d0a5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/81/b766548510e54f670a95f3fb792b32e0.jpg)
モノアイの可動軸は、最終的には左の写真のような形状まで削り込む必要がありました。上下の頭部内フレームで挟み込むようにするため、軸とレンズ基部を結ぶ部分を薄く削り、左右方向のモノアイスリット内で動けるようにしてあります。
実は、この構造には問題があります。話が長くなりそうなので、続きは次回にお送りします(汗)。
ともあれかめっチさんのこだわりには頭が下がります。まだまだ次回も期待してます!
ここ2ヵ月ほど、どうにもモチベーションが上がらず、ガンプラ製作を中断してたんですが・・・。製作記事を拝見してたら作りたくなってきました。
話が長くなりそうという次回が楽しみです。
大型MS全体から見ればモノアイの占める割合は小さいので派手目にやってちょうど良いくらいですね
銀色がいかしてます
上下左右可動方法ならばHGアッガイ方式がオススメだと思いましたよ
確かにアニメーターさんのアドリブのようでもありますけど
サンライズはアニメとして放映されたものが公式設定だとアナウンスしているらしいので
これを再現すれば正解に近くなるんでしょうね
なんにせよ完成を楽しみにしています。
しかし、あのシャッターパーツ…
ニッパーで切り出すと必ず真ん中あたりで、筋堀にそって折れてしまいます…
どうすればいいでしょうか…?