当企画「コーションマークの貼り位置って…?」の「その1」の時に探していたPGガンダムの説明書がようやく見つかりました!

キットの説明書にマーキングの意味が書かれたモノはこれぐらいかもしれません。とにかく貴重かつ信頼性が高いと思われる資料です。今回はこの説明書の記述をもとに、コーションマークについて考えていきます。

前回登場した「踏むな」の補足です。まるで蜂の巣のように正六角形が並んだ図案になっていますが、これは「ハニカム構造材」で出来ている部位を表しているそうです。軽量で丈夫な部材を実現するために蜂の巣(ハニカム)を参考に考案された、薄い金属板の組み合わせによる構造材だと思われます。やっぱり翼の部分に貼るのが良さそうですねぇ。

これは「係留用ポイント」を示したマークだそうです。母艦の格納庫や甲板上の戦闘機あるいはMS等が、艦の動きで位置がズレたり転倒しないようにつなぎ留めておくためのワイヤー類(?)を引っ掛けるフックの類の位置を表しているのでしょう。
PGガンダムでは靴底(赤い部分)の周囲にこのマークを貼る指示があります。ガンプラ的表現におけるMSのフック類(組み立て・分解・整備時に装甲パーツをクレーンで吊り下げる場合のフックも含めて)は装甲などのカドの部分の凸あるいは凹モールドの部分だと思われます。このマークを貼るとすれば足回りの凸または凹モールドの近くに貼るのが良いかもしれません。

これは「関節のニュートラル・ポジション」を示すマークだそうですが、ガンプラ用に考案された架空のモノかもしれません。各部関節がニュートラル(中立。ヒジやヒザ関節の場合、まっすぐな状態)の位置にある時に、このマークの上の逆三角形と下の三角形の頂点どうしが揃うのだと思います。下図のような感じでしょうか?


これは「アース接続口」のマークです。機体に溜まった静電気を逃がす(静電気が溜まっていると、おそらく出火の原因になるのでしょう)ためのアース線を接続する部分と思われます。
メカニックマンが作業しやすいように、MSの場合は足元にあるようです。「MGザクver2.0」では靴底の側面にマーキングの指示があります。

これは「外部電源接続口」のマーク。エンジン始動用の電源を供給するための送電線を接続する部分を示しているようです。アースと同じく足元にあるのが作業しやすそうですが(「MGザクver2.0」では靴底の側面にマーキングの指示があります)、「ガンダムSEED」の核エンジン搭載MS以外の機体は背中に貼ってみるのも面白いかも…(←確か、背中でしたねぇ?)。
今回登場したマークは黄色いモノばかりですねぇ。黄色いマークは小さいモノでもアクセントとして有効ですので、積極的に利用していきたいなぁと思っています。そのためにはマークの意味と貼るのに適当な場所を覚えておく必要がありますねぇ…(汗)。

キットの説明書にマーキングの意味が書かれたモノはこれぐらいかもしれません。とにかく貴重かつ信頼性が高いと思われる資料です。今回はこの説明書の記述をもとに、コーションマークについて考えていきます。

前回登場した「踏むな」の補足です。まるで蜂の巣のように正六角形が並んだ図案になっていますが、これは「ハニカム構造材」で出来ている部位を表しているそうです。軽量で丈夫な部材を実現するために蜂の巣(ハニカム)を参考に考案された、薄い金属板の組み合わせによる構造材だと思われます。やっぱり翼の部分に貼るのが良さそうですねぇ。

これは「係留用ポイント」を示したマークだそうです。母艦の格納庫や甲板上の戦闘機あるいはMS等が、艦の動きで位置がズレたり転倒しないようにつなぎ留めておくためのワイヤー類(?)を引っ掛けるフックの類の位置を表しているのでしょう。
PGガンダムでは靴底(赤い部分)の周囲にこのマークを貼る指示があります。ガンプラ的表現におけるMSのフック類(組み立て・分解・整備時に装甲パーツをクレーンで吊り下げる場合のフックも含めて)は装甲などのカドの部分の凸あるいは凹モールドの部分だと思われます。このマークを貼るとすれば足回りの凸または凹モールドの近くに貼るのが良いかもしれません。

これは「関節のニュートラル・ポジション」を示すマークだそうですが、ガンプラ用に考案された架空のモノかもしれません。各部関節がニュートラル(中立。ヒジやヒザ関節の場合、まっすぐな状態)の位置にある時に、このマークの上の逆三角形と下の三角形の頂点どうしが揃うのだと思います。下図のような感じでしょうか?


これは「アース接続口」のマークです。機体に溜まった静電気を逃がす(静電気が溜まっていると、おそらく出火の原因になるのでしょう)ためのアース線を接続する部分と思われます。
メカニックマンが作業しやすいように、MSの場合は足元にあるようです。「MGザクver2.0」では靴底の側面にマーキングの指示があります。

これは「外部電源接続口」のマーク。エンジン始動用の電源を供給するための送電線を接続する部分を示しているようです。アースと同じく足元にあるのが作業しやすそうですが(「MGザクver2.0」では靴底の側面にマーキングの指示があります)、「ガンダムSEED」の核エンジン搭載MS以外の機体は背中に貼ってみるのも面白いかも…(←確か、背中でしたねぇ?)。
今回登場したマークは黄色いモノばかりですねぇ。黄色いマークは小さいモノでもアクセントとして有効ですので、積極的に利用していきたいなぁと思っています。そのためにはマークの意味と貼るのに適当な場所を覚えておく必要がありますねぇ…(汗)。
ただ、最近よく言われる、「後付で矛盾」がでるのはは避けてほしいかな、と(苦笑)
こちらからもリンクしました~☆
よろしくお願いしまっすm(_ _)m
「踏んだらヤバい」「ズレないように固定」「ここが電源差し込み口」とか、けっこう身近な内容が書いてあって面白いですよね(笑)。
>「後付で矛盾」…設定が細かくなってきている分、どうしても出てくるものなんでしょうねぇ(汗)。難しいところですね…。
PGにはガンダム~Zガンダムまでちょみっとお手伝いさせていただきました(今はバンダイ系からは離れた仕事をしています)。
マーキング関連は開発担当者様の指定があった数点以外は ほとんど独断でデザインと貼り位置指定させて頂きました。
基本的には航空機準拠とし、ご指摘の通り「人間がどのようにMSと接するか」をテーマにしています。
アイデアはいろいろありましたが、マーキングの色数やら、密度の関係で不採用の物も多くあります。
個人的には機内と会話する直通電話とか、各種注入口、アクセスパネルはきっちりモールドと連動させたかったのですが、プラモの開発作業は突貫作業なので なかなか上手くいかない物です。
文芸設定なども、行き当たりばったりで新設定が出来上がるので整合性など皆無です。 逆に考えるとココが開き直るチャンスなのかも知れません。
MSの内部構造なども、ころころモデルチェンジしているのでモデラーの皆さまも自由にメカニック感を主張したり、キャラクター性を主張したりして楽しんで下さい。
まさかマーキングのデザインを担当されたご本人にお越しいただけるとは! 光栄です(かなり緊張しております:汗)。
ガンプラ(しかもPG!)に関わった方のお話を直接うかがうという機会はめったにないことですので、とてもうれしいです。ありがとうございます!
マーキングのデザインや貼り位置を決めるのは、想像以上に難しいものなんですねぇ。色数や密度も計算に入っているとは驚きました。「機内と会話する直通電話」って、スゴく興味が湧いてきました!
プロの方によって創り出されたせっかくのマーキングを生かすも殺すもユーザーの感性と探究心に掛かってきているのだと思います。今後もマーキングについての研究を続けていこうと思います。貴重なお話、本当にありがとうございます!
追伸:あ~る戦闘集団さんのサイトを拝見いたしました。素敵なイラストがたくさんあって、すっかりファンになってしまいました。またお邪魔すると思いますので、よろしくお願いします!