ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

一周年記念企画:MGガンダムver.O.Y.W.0079アニメカラー版(その3)

2007年08月17日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 今回は筆者の大好きな頭部の組み立てです。昔から「人形は顔が命」といいますが、やっぱり顔が出来るとうれしいものです。昔のキットは顔つきが自分のイメージと違っている場合が多かったので、よく自分好みに(もしくは設定に近く)改造していましたが、顔が完成した時点で妙な達成感を味わってしまい、首から下は放置したままになってしまうことがしょっちゅうでした(汗)。
 最近のキットは「顔がブサイク!」ということはほとんどないので楽ですねぇ(設定画に似ているかどうかは別として)。

 初代MGガンダムのヘルメットは頭頂部とそれより下の部分が分割されていて、頭頂部は前後分割、下の部分は左右分割という凝ったパーツ分割になっていました。このパーツ分割のおかげでヘルメット下半分の合わせ目消しは不要、しかも後頭部からヘルメット横のダクトまでの上面のスロープがピシッと一直線になっていて、ヘルメットを正面から見た際のアウトラインが自然なものになっていました。
 ヘルメット横のダクトの奥行き感では不利な分割ですが、今見ても良い造形だと思います。顔つきもシャープで、アニメのガンダムに近いイメージがありますしねぇ(クマドリ部とマスクの間にすき間が無い精度の高さも美点でした)。
 ところがver1.5、verKa、そしてこのぺガンでは昔ながらの前後分割に戻っています。

 (前回載せた写真と同じですが…)
 Manaさんのおっしゃる通り、形状もパーツ分割も退化していますねぇ。ver2.0では初代MGまたはPG方式でお願いしますね、バンダイさん!

 さて、組み立てに入りますが、筆者はノンシンナーの製作環境下になって以来、ガンダムタイプMSの目のクリアーパーツは透明であることを活かした仕上げは意識的に避けています。水性塗料のクリアーカラーは特にベタ付きやすい気がするので、塗るに塗れないんです(泣:目の周りの黒の塗り分けも、水性塗料だと難しいですからねぇ)。また、せっかくクリアーパーツを活かして目を塗り、パーツの裏側にメタリックテープを貼ったとしても、光が反射して目が輝く角度は限られてきますので、効果は期待するほど高くはないというのが悲しい現実です(泣)。そのため、目にはラピーテープまたはキット付属のシールを切り抜いて貼る場合が多いんです。
 というわけで、クリアーパーツはガンダムマーカー「SEEDダークブルー」で塗りつぶしてしまいました。

 塗る時にトサカのメインカメラの部分を持ち手にしていたので、この写真では塗ってありませんが、メインカメラ部も塗りつぶしてあります。
 この後、キットの目のシールを切り抜き、マニキュアのトップコートでツヤを出してからパーツに貼りました。この作業についてはMGストフリの記事で詳しく書いてありますので、ぜひお読みください。


 顔を下から見た時の印象を良くするため、ヘルメット内側をスミ入れ用マーカーのブラックで塗りつぶしました。合わせ目付近に塗ると接着剤でインクが溶ける危険性があるため、ある程度で止めています。


 頭部を組み立て、ヘルメット前後を接着した後の乾燥待ち状態です。写真左がキットそのままのモノ、写真右はヘルメットのパーツ分割が初代MGやPGのような分割だった場合の状態を想定した加工写真です。側頭部のスロープの面構成が変わると、ヘルメットの輪郭のデコボコ感が軽減されます。
 今回はトサカのメインカメラもキットのシールを使用しましたが、ラピーテープを貼った方が良かったかも…(汗)。
 ラピーテープはキット付属のホイルシールよりも曲面への定着性が悪いので、貼る面には気を使う必要があります。クリアーパーツの目の表面は、周囲のエッジが丸くなっていたり、目の表面にヒケがあったりします。ラピーテープを貼る前に、プラ板に両面テープで貼った耐水ペーパーを掛けて、目の表面を平らにしておいた方が良いですよ♪(もちろんクリアーパーツを黒く塗りつぶす前にですよ)。


 アンテナのシャープ化は行いませんでした。キットのままでもけっこうシャープだと思いましたので…。
 ヘルメットの接着剤が充分乾燥したら、ダクトやバルカン砲付近を塗り分けようっと。