おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ハムスターの不思議。

2004-10-16 00:48:02 | 我思う、故に書くなりよ。
うちにはハムが5匹いる。勝手に増えて、減ってゆく。

小さくて、まん丸で、ふわふわなのが良いのか、人気である。うちのはロボロフスキーと言うロマノフ王朝譲りの…(うそ。)名前の種類で、事のほか小さい。「観賞用」と言うもっともな素性が付いて来るのだが、言い返せば「人になつき難い」と言う意味で、他の種類と比較して「手乗り」とか「エサを手から取って食べる」と言う愛玩動物らしい事はしない。

で、この時期、飼っている主でさえ「寒い…」と感じるワケで「ちゅーちゃん」たちも寒いと感じているらしく、互いにのめり込んで寝ている。これでは可哀想なので、床に敷いているウッドチップの量を増やしたりするのだが、最も効果的なのが「ティッシュ」を入れてやる事だ。

あまり増えられても困るので、オス・メス2つのゲージに分けて入れているが、どちらにも細く裂いたティッシュを上から投入する。彼らはこの春から夏にかけて、このゲージで生まれ育ったちゅーたちなワケで、ティッシュと言う物は初めて見て、触り、嗅ぎ、齧る物でもある。

ところがだよ、初めて見る「ティッシュ」なのに、せっせと寝床に運び込んでゆくのである。まるで、ティッシュが寝床に最適だと知っていたかの様に、手を器用に動かしてクシャクシャにし、口で銜えて寝床に運び込むのである。これは一体、どーゆー事なのか?

自然界に「ティッシュ」は無く、それに類似する物も少ないハズであるにも関わらず、飼い主の意向に沿った形でご利用頂けるとは…。中には間違って喰ってるヤツもいるんじゃないだろうかと、小一時間眺めてみたが、多少オスの方が「雑」である事を除いてはどちらもちゃんと布団代わりに使っている。

ティッシュとはちゅーちゃん達にとっては布団である事が常識らしい…。

さて、当初ちゅーちゃん達は8匹だった。1匹のオスが天寿を全うし、ほどなくしてもう1匹のオスが逝く。どちらの個体も、寝床から離れた所で冷たくなっていた。が、後から逝った方のオスは、直前まで元気だったので、てっきり寝ているのかと思ったが、不自然に埋もれている。2時間ほど買い物に出掛けた間の出来事だったので、不審な点が無いかどうか調べて見る事にした。

ウッドチップに埋もれて動かない遺体を引っ張り出すと、上半身がきれいに「骨」。あんまりにもキレイに骨だったので驚かなかったが、食われちゃったのである。夜行性な彼らには、夕方と夜に2回ほど野菜とか飼料を与えており、飢え苦しんでいたワケでは無い。動物性のエサも毎日では無いが、与えているにも関わらず、食ってしまうとは…。

このカニバリズムが起きた後、さらにもう1匹のオスが逝った。寝たまま逝ったらしく、残りの仲間に埋もれたまま冷たくなっていた。これも喰われるのか? と思い、しばらく様子を見ていると、別にそういう事は無かった。この2匹の違いは何だったのだろうか? 丁重に裏庭に埋葬しながら考えて見たが、飼い主にはわからない。食われたヤツは嫌なやつだったのだろうか。それとも明らかに美味しい感じを漂わせていたのだろうか。

ちょいと寂しくはなってしまったが、ちゅーちゃん達は飼い主の複雑な思いとは無関係に元気である。残念な事だが、つい先日にはハムに噛まれて亡くなった方がいたと、ニュースで知った。特別な症状を起こしてしまったとの事であるが、ハムに噛まれるのは珍しい事ではない。元気の良いハムなら、人間に掴まれて抵抗しないワケが無い。ただ、人間の手が何たるかを知らせてあげる事も大事なことである。慣れ難いハムではあるが、手とエサは違う事ぐらいは、うちのハムでも判っているらしい。たまにゲージを掃除してやり、毎日のエサと水をあげているだけで、金魚や熱帯魚と変わらない接し方しかして無いが、この種を飼ってからは痛い思いをしていない。でも気をつけないといけないねぇ。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« デジカメ。 | TOP | コーンポタージュ丼。 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。