おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

鳥待つ人々…。

2011-08-14 19:22:30 | 我思う、故に書くなりよ。
そこそこ近所に湿性園みたいなのがあって…。

やがては…そうなるんだろうなぁ…と、以前来たときにはぼんやりと考えていたのだが、久しぶりに訪れたら、まぁそこそこ湿性園らしい感じに変わっていたので…。

夕暮れの散歩には丁度いいかな…って感じだったのだが、やおら巨大なカメラシステムを三脚に据え付け、静かに佇むお方が…。

おそるおそる尋ねてみると…カワセミの写真を撮っているのだそうな…。

据え付けられたデジ1のファインダーを覗かせてもらうと、小枝に止まったカワセミが1羽…。

ほど近い河には住み着いている事が知られてもいたので、こんな所にも来てるのかと…。

「結構有名なところなんですよ…」

他にも数人、カメラを据え付けている人がいたので、そうらしい…。

ちょっと昔は、油がギトギトの汚ねぇ沼地…って感じだったのだが、そこそこの水と草花を蓄え、大きな魚もゆったりと泳いでいたり、亀が水面からクビを出してのんびりしていたり…。

人造でどうなるんだろうと思っていたが、そこそこに自然っぽく変わっているのである…。

「小魚がいないんですかねぇ? 捕食するのをあまり観ないんですよ…」

…元々魚なんかいやしないんだから、誰かが放すか何かしないとそうしたのは住み着かない。まぁ、そこそこの大きさの魚はいるので、小魚がいないワケじゃなかろうかとは思うけど…。

よく観ると…ところどころに枯れ木がそれらしく突き立てられ、よく考えると不自然に生えている…。

「誰かが立てたんでしょうね。丁度止まってくれると絵になりそうな…」

はぁ…。あれはカワセミのお立ち台ってワケか…。なるほどねぇ…。

「でもやっぱり不自然ですから…」

そう言うお方の狙っているカワセミは、不自然でない方の小枝に止まっていた。ちょっと葉っぱがじゃまで、絵にはならないが…。

良く見ると…カメラに射撃用のドット・ポイントが付けられていた…。これなら比較的鳥を追うのも楽でいい…。

本日の成果を幾枚か見せて頂いたが、瑠璃色の羽が美しく写っていて、それはため息が出る…。蒸し暑い中、長時間粘ってナンボ…って写真だから、この色とシャープな画質は宝物に値しそうな…。

「…なかなかねぇ…うまいのは撮れませんや…」

まぁ、撮りに来てすぐ…ってワケには行かない。行動をじっくりと観察して、ポイントを選んで置きピンにでもしないと、学術的な写真は撮れないもんである…。こちらの都合良くエサも捕ってくれないし、ポーズも決めてはくれないんである…。

ボチボチと蚊に食われてきたので、その場を辞した。なにげに水面を観ると…巨大なオタマジャクシが数匹漂っている…。ウシガエルのオタマジャクシなんか、十数年ぶりに観たな…。

ブゥオオオオ…ブゥオオオオ……。親が鳴いている…。

人造ではあっても、なかなか自然になっちゃうもんなのだなぁ…。




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