おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

円天最高っ! その後…。

2009-02-06 08:44:35 | 我思う、故に書くなりよ。
ひとつ、局面を迎えたようで…。

先に同じタイトルで記事を書いたのは07年の10月かな…。
近所にも『最高っ!おばさん』が居たと言う話を書いたと思う。

さて、その後、そのおばさんはどうなったかというと、定かじゃない。葬式あげてる事もないみたいだし、転居したと言う話も無いので、極力、表に出ない生活を送っているらしい…。どこか出掛ける場合には、家人の車で…って事らしいので、人目を避けた生活なのは間違いないらしい。盲信したばかりに不憫な憂き目に遭うのは気の毒な話だが、まぁ致し方ない。嬉々として会員を募り、自身も加害者に加担していたのだから、今更被害者ヅラして表を歩けるワケも無かろう…。

そうした連鎖を生むのが『マルチ』なのだけれど、その頭目がようやく司直の手に渡ったワケで…って、コイツ何度目だ? これで…。

まぁ、それほど繰り返せる犯罪だったりする。事実、似た様な話の繰り返しは実に多い。頭目だけ見ても、これだけ繰り返して出来るのだから、その周囲、子分とか、そんなのを含めて考えたら、また数年後には同じ事が繰り返される…って事。

そろそろ、我々もコイツらを利用してみようではないか。

コイツらは、一応は真っ当なビジネスを謳うので、最初の1人から巨額を騙す事はしない模様。初期の段階では配当もそれなりに出している。となれば、幾人かは「美味しいビジネス」の恩恵に預かれるのも間違いないのである。

今回は頭目だけでなく、その取り巻きとか子分も捕まっている。新聞では末端まで名前は出ないだろうから、週刊誌などで、そいつらの名前を記憶するだけでいい。

幾年か経ち、怪しそうな商売の話を聞きかじったら、その企業の役員名簿などを調べて、記憶した名前と比べて、そこに名前が1つでもあればクロだ。同時に、ビンゴでもある。こうした前科者がそうそう企業の役員になんかなれたりもしないのが真っ当な企業でもあるが、なぜだかやたらと高位の役職に名前を連ねるのが好きな連中である…。

まぁ、その時点でどれだけの会員に広まっているのかが問題にはなるが、あまり広まっていないならば、チャンス。極めて美味しい恩恵に預かれる確率は高い。既に広まってしまっている様子ならば、諦めないと痛手を負う。単なる集金マシーンに成り下がるだけでなく、周囲を巻き込んで日陰しか歩けない人生を送る事になる。

ま、最初から自分よりの下位の会員を幾人か集める事を要求されたら、その時点で諦めた方がいい。既にその時点で『マルチ』なので、用心しておいて間違いない。必ずしも会員を集めなくても良い…って時点が美味しいのである。

もちろん、引き際も肝心で、適当に儲けたらあっさりと辞める。ハマる事は自滅を意味するのだから、利用する意味が無い。不都合が起きても困らない時点で去るのがベストなワケ。

不測の事態に備えて、先手も打っておこう。役員連中の資産を片っ端から調べて、いつでも差し押さえ出来る様にしておければなお良い。住所が判れば謄本も取れるし、いろいろと判って楽しめるし、あるいはがっくりするかもしれないが、取れるウチに手を付けておかないと、後から手を出しても絶対に取れたりはしないのが基本だからね。これは不動産でも同じ。例えば、家を建てるのに、不動産会社、工務店や建設会社を安易に信じたりしないこと。莫大な金額を預けるのだから、どんな有名企業でもリスクは必ず伴う。建築途中で破産されたり、オサラバされたら人生が消えてしまう。基本的な事は謄本で判るし、それほど莫大な金額でなくてもそうした情報は信用調査会社から提供されるので利用しない手はない。

日頃から、そうした悪質商法に慣れる事も大事かも知れない。

よくある布団販売なんかね、たまに参加してみると面白い。

最初から悪質だと決め込んで、その場を楽しむ感覚で参加するんである。客の中には必ず「さくら」が数人いて、どこの誰だかさっぱり判らないのに、相手が自分の名前や家族構成を知っていたりする。こんな人近所にいたかなぁ…って時点で、さくらと見抜くと、その後の行動が面白い。

よく観察すると、さくらによってその場のテンションが徐々に盛り上がり、法外な値段の布団に客が群がってしまう様は見事としか言いようが無い。通常の判断なら、そんな物をローン組んだりしないだろうが、あれよあれよと契約して行くんである…。わざわざその高額な布団のために、カード会社の契約までしちゃってるし。

だからと言って、ナチのニュールンベルグの党大会みたいな立派な演説があったワケでも無いし、豪華な粗品が大盤振る舞いされたワケでは無い。テキトーだが格安な洗剤とか、異様に安い野菜とか、聞いた事無いがどこかで見た様な健康食品とか、100均ショップで売られていそうな便利グッズが前座に出て来ただけだったりする。

それらすべてが「手口」。すなわち、彼らの方法の1つなんである…。

集まった人たちは、恐らく、特に騙されやすい人でも無かったと思う。そうした人であっても、普通じゃあり得ない買い物して「いい買い物をした…」と、その場では考えてるんである。

こうした場では、お茶とかコーヒーとかジュースが飲み放題、ケーキなんかも出される事があったりするので、以前はよく利用していた。

最近じゃあまり無いが、信販会社の人間がその場に来ていたりする。これがまたしつこい。それも売り上げなのだから、彼らも必死なんだろうけれど、日本で3本の指には入るだろう信販会社だったり。

「本社に言えば、おまえの首飛ぶよなぁ…ここでこんなことしてたらよぉ…」

と、さもローンを組むふりして伝えると途端に静かになるもんだ…。あるいは、勤務先の欄に、その信販会社の『監査室』、役職名に『調査役』とでもハッキリ書いてやる。悪質な商品販売の片棒担いでンだからなぁ…。

てなワケで、企業名ではなく、個人名を覚えよう。顔も覚えられたら、なお良い。絶対に無くならない犯罪だし、その刑罰もしでかした金額と比べて微々たるものだから、ヤツらはどこかでまた必ずやる。企業名はコロコロ変わるし、個人名さえ偽名を名乗るヤツらだから、ちょいと難しい側面もあるが、必ずやる連中。

そうした連中が、再び怪しいビジネスを広げた瞬間をチャンスと捉え、多くの被害者の無念を晴らすと一応は称して、美味しいところだけ持って行くのもアリなんである。騙されたフリして、しっかり騙し返す事が出来たら、こんなに美味しい事は無い。

幸い、ヤツらは後継者を既につくっているとも聞く。そうそう近々に似た様な事で会員を募ったり、集金を始めたりもしないだろうが、そのチャンスを伺う事は、大きなリスク回避でもあるし、一攫千金のチャンスかもしれないので、注目しておいてなにかと損も無いと思う。

そして、覚えておこう。ヤツらは生きている限り、必ず人を騙すって事を。かつての豊田商事の会長みたいな目に遭わない限り、必ずどこかで誰かを騙す。

友人知人、親族が盲信してしまったらどうしたらいいか?

被害に遭いたくなければ、関係をきっぱりと断つべきである。馬鹿と言われようが、何と言われようが、胡散臭い話に乗らないならば、断るべきである。それが出来ない人間が実に多い。友や知人を失う事は確かに痛い。だけれども、被害を受けても彼らが何か保証でも補填でもしてくれる事はいつの世だって無いんである。金に困らない生活ならば、それでもよかろう。大方の人間はそれでかなり痛い目に遭うのだから、断っておいて正解なのである。これはエセ宗教も同じだろう。

おじたんも、かつて親友だった人を失っている。サンフラワーだかに盲信した彼とは、疎遠もいいところだが、本来の人間は親しみに溢れ、魅力的な人であった。彼の力説を聞きながら、大学で少なからずジャーナリズムも囓った彼が盲信してしまった事がとても信じられなかったが、論破してやるのもバカらしく思ったので、きっぱりと断っただけだ。

「友人としては歓迎するが、サンフラワーとしてはダメだ。」

最後に交わした言葉はそんな感じだったと思う。以後、友人としても彼は現れていない。まぁ、参加する費用も無かったし、特に美味しい話でも無かったので実害は無いけれど、惜しい人を亡くした事に変わりは無かったりする…。

もういちど、彼を信じられるか…?

そんな事は無い。すべてを信じるわけには行かない。むしろ、ほとんどを否定すると思う。そこにマルチを始めとする悪質商法の本質が隠れているんである…。

でもまぁ、今の法律なら騙して巨額集めて遊んじゃった方が得なんだろうな、いろいろ。そうした面でも、再起不能にしてやれるくらいの罰則が望まれるが、そうならないんだから、やっぱり…やるんだろうな、きっと。


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