おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

脂身教室…。

2013-08-17 02:05:35 | 我思う、故に書くなりよ。
…正しくは…「正しい脂質の取り方教室」だったみたいですが…。

私が入院していた病院の病棟では…入院患者、その家族向けにこうした「教室」ってのが開かれていて、病院での治療だけじゃなく、食生活の改善とか、薬の飲み方とか、血圧計の正しい使い方…なんてのが伝授されるんである…。

入院中はなかなか都合が合わず、そうした教室にはほとんど参加出来なかったのだが、退院後も参加OK…って事なので、受けられなかった教室を出来るだけ受けるようにしているのです…。

んでまぁ、かねてから望んでいた「脂身教室」ってのがいよいよ開かれる事になり、参加してきました。

…脂身…ってのは、要するに「コレステロール」であって、心臓をやっちまった身としては塩分・糖質に次いで抑えておかないとマズイんじゃなかろうかなテーマなんである…。

まぁ、これらは血液検査で判ってしまうものだけれど、異常…って診断された人がほとんどな病棟なので、必須のテーマでもあるんだけれど、大まかに食事指導でも言われるが、詳しく…って機会が入院中はほとんどなく、知らなくて大丈夫なんだろうか…と、不安に駆られなくもないんであるね…。


結論…魚の脂はなかなかいい。動物の脂はあまりよろしくない。どっちにしろ、脂なので摂取はほどほどに…。


ええ。いわゆる善玉・悪玉・中性脂肪…って話ではありますが…これらはある程度体に無いとヤバイ、必須な脂質でもあったりしますので、このバランスが崩れたお陰で入院しちゃったり、通院しなきゃならない人がたくさんいるわけですね…。そしてこうして集まったと…。

まぁ、脂少な目…って人は見受けられませんで…みなさん、脂多目でこうなった…って人なワケでね、要は「減らしてください…」って事に尽きるんですな…。

そのための食生活を…って話ですが…減らすにはこうした食事を…って話では「野菜多目」って話に尽きます。コレステロールを含んだものが少ないか、全く無い…って食材がほとんどですから。

ただ、摂らなきゃいいか…ってモノではありませんので、摂るなら…って話になると…魚、特に青背の魚の脂質は大変に体に良い…って事が判って来ており、昨今話題になった「サバ缶」は根拠があっての話だったんですね。

コレステロールは多く含んでいて、控えた方がよい…って食材に鶏卵があるんですが、その他の栄養素を考えたら、すげえ食材って事にもなっているワケで、全く摂らないのもあまりよろしくない…ってモノだったりするし、イカ、タコなんかもコレステロールは多いものの、一緒に多く含まれている「タウリン」はあれこれと体に良い事が判っているので、ほどほどには摂った方がよろしい…って話でもあるし…。

油そのもので言えば…コーン油とか大豆油なんかはコレステロールを下げる働きがあると言われ、良い…って話にもなってますが…悪玉と一緒に善玉も下げちゃうんで、これだけではよろしく無いんですな。なたね油や魚類系の脂質を摂る事で、バランスを保つ方向へ…って摂り方をしないといけません。

…n-6系とn-3系の油の話って事になるんで、難しいワケですが…概ね、魚系の脂はn-3系で、よく言うリノール酸って油がn-6系だったりします。

…ほとんど摂らない方が身のためだ…って脂が「トランス脂肪酸」と言われるもので、昨今、欧米のファーストフード店での使用を禁止するとか、そうでない脂に変えなきゃダメとか、騒いでいるものですな。これはかなり大きく騒がれたので、ニュースにもなりましたが。

加えて…酸化の進んだ脂や油を使った商品も、極力摂るのをやめましょう…って事です。揚げたてなら悪くないものの、作り置きした揚げ物全般がこれに当たるので、おいおい…って話になってしまうかもですが「サクサク」や「パリパリ」って、実に好感触な食感のものでも、酸化した油が使われていたり、酸化しちゃった…って状態で商品になっていたりな事で、悪玉を多く体に摂り入れてしまうんです。

…あの「おかし」だったり、あの「フライ」だったり…。だから総じて「ジャンク・フード」と呼ばれるワケで。

魚だったらいいか…って事で、イクラとかたらこ、すじこ…の魚卵はコレステロール高いんですね。だから控え目に摂りましょうって話ですが、内臓も一緒に食べる様な魚の場合も控え目で摂らないといけません。

なにかと話題なオリーブオイルも、エクストラなバージンオイルはかなり良質な脂質が摂れる事が判っており、悪玉を減らすオレイン酸を多く含んでるし、動脈硬化の予防にも…って話ですが…エクストラ…じゃないとダメみたいです。製法の違いでそうなるみたいで、ピュア…ってのはあまり効き目がハッキリとしないみたいで。

ただ、これとて脂ですから…多く使えばいいってもんじゃなく、ドバドバかけたりしているレシピは体に良いワケが無い…って事でしょう。

個人的にがっかりだったのが、鶏卵と焼き鳥のレバーで、どちらも控え目に摂らないと…って食材だったんです。
鶏卵って事で言えば…「プリン」なんかは糖分もガッツリ入っちゃっているんで…コレステロールだけでなく、中性脂肪も増えちゃうワケですから…相当に控えないと…。

…プリン分の補給はあまりよろしく無かった…って事です…。

動物系の肉なんかもあまりお奨めできないのだそうで…これも摂らないのも問題ではあったりしますが、概ね悪玉が増えてしまうからなんですな。んで、悪玉を減らし、善玉を増やすなら、魚系とか大豆系で摂るほうが良いのだそうで、ハンバーグからしたたり落ちる肉汁…なんてのは絶品であっても、悪玉の元になってしまう悲しい事実があったわけです…。

そうした具合にですね…あれこれ考えると、思考が破綻を来たす…ってくらいに、難解でもあるのが脂身なのですな…。要は必要なだけ摂れればいいので、摂り過ぎはダメ…ってのが当たり前ですが…その加減が全くもって難解にもなるわけで、とりあえずは減らし、摂るんだったら動物系より魚系で…って事みたいです。

そうしたことも踏まえて、バランスの良い食事…なんてのを考えると…やがて発狂するんじゃなかろうかな事にもなりますが…私を含めてバランスの崩れちゃった人々が集まっての教室なので、ぶっちゃけ「魚食え…」でもいいのかと。

記念すべき脂身教室の1回目に、お土産が配られました…。

キューピーのマヨネーズ「キューピーディフェ」です。

植物性ステロールを使っており、コレステロールの吸収を妨げる働きがあるんですな。血中のコレステロールが下がる…って事でトクホに…。それでいて、カロリーは普通のマヨネーズと比べてほぼ半分。そうした商品も世に出てるんですな…。

…悪玉が下がったとは記載がありましたが…善玉はどうなのか記載が無いんで判りませんが…血中のコレステロール…って事で、もしかしたら一緒に下がっているのかもしれませんけど、そうした場合に魚を摂れば善玉増えるし…と理解しておきましょうか…。

大変に有意義な教室でありましたが…塩分と比べるとやはり難解な部分が多いんですな…。まぁ、とりあえずあんたらは減らしてナンボ…って事なので、そうした方向へは持って行き易いのですが、脂質異常が改善した後で、どうした食生活を…と考えると、ちょっと難しいかもしれない事がわかりました。人によって基礎代謝も違うし、それによって摂取するカロリーも違うワケですから、その中でバランスをってのがまだ漠然としています。加えて、塩分も糖分も…ってバランスがそこに加わるワケで…。

そして、運動も大事なワケで、帰りはあれこれ考えながら歩いて帰ってきちゃいました…。適正体重の維持もコレステロールに関係するんですからね…。歩いて魚食べて、良い脂質を増やす方向で…。


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