おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

母さん、事件です! いや。母さんが事件だ…。その17。

2016-10-06 08:47:00 | 我思う、故に書くなりよ。
…なんやかや…。

んまぁ、騒動は落ち着いて来たかと思えば、またぶり返したり…。盗まれただの、警察呼ぶだのは無くなったけれど、代わりに日常こなしていた作業だのなんだのが混乱してきている感じに変わった。

分別した上でのゴミ出し…なんてのがメチャメチャで、そうしたゴミは収集してもらえないので、居残りとなるのだけれど、単純に分別が出来ていないだけでなく、指定の曜日とかも間違っており、先週までは問題なかった風に思えたのだがねぇ…。まぁ、分別しなおして、指定の曜日に出せば良いだけなんだけど。

まぁ、そうした思い切りな間違いを近所の方から指摘されて、ブチ切れた…ってワケだが、これはこれで相手に不快な思いをさせてしまうものだが、母の現状ってものが幾分は知られたワケでもあり、それはそれで良かったとも思っている。そうした人が近隣に住んでいる…って事が知られていてのことも今後は必要にもなってくるのでね。

介護認定絡みの問診だの診察ってのがあり、これは健康診断と日程を合わせてくれたので連れて行く。

こくほ健診とか言うんだっけかな…高齢者ならほぼ無料ってヤツ。母が事前に自身で予約していたものだが、問診票の記入もしなけりゃ、検便の検体さえ持って行く気が全く無い。だいぶこの日まで日にちが開いていたので、そこそこな計画を立てて準備していたのだが、問診は私が代筆して済んだものの、検便だけは本人の協力なしでは行えない…。

結局、検体を持参する事が出来なかった。それだけでなく、胃癌の検査では高齢からバリウムの誤飲の恐れがあるため、直前に医師と面談して検査が可能か否かを決める事になっていたが、バリウムを飲む事を拒んだのでキャンセルとなった。

稀にどうしても飲めないって人もいるけれども、母の場合は胃癌を経験しており、幾度も飲んで検査もしているし、イチゴ味がいいとか言っていた人である。病院側が母の異変にようやく気付いたのは…

「去年は飲まなくても検査してくれた」
「去年の先生はそんな事言わなかった」
「バリウムなど飲んだ覚えが無い…」

とか言い出した時である。医師も事務方も私も「?」っとなった。ちなみに、去年と同じ先生と言うか、この先生は私が子供の頃からこの病院に在籍されている重鎮でもある…。普通に考えたらおかしな事を強硬に主張し始めたので、そうした状態の人と言う事が理解されたようである。

そうした具合なので、予定していた検査の半分がキャンセルになり、何を検査しに訪れたのか判らない状態にもなったのだが、母は全てが滞りなく終ったとの感想である…。

介護保険絡みの問診、診察は、言っちゃなんだが「型通り」のもので終わり、それほど時間も掛からなかった。そうした具合の人と知っている医療スタッフが行うので、母が何か言ったところで滞ることも無かった。

これで、いったん母を自宅に送り届け、私だけ病院へとんぼ返りする。家族への問診が母抜きで行われるからである。数時間一人にしておいても、今の状況ならばそれほど心配も無い。

私への問診は、ケアマネ兼看護士でもある方が受け持ってくれた。

…ここまでのあれやこれや、知りうる限りでの母の生い立ち、社会との関りなどなど…今までで1番細かく訊かれたかと思う。

そんなこんなの感触はどうだったらしいかを探ると…先に訪れた訪問調査員とほぼ同じみたいだ。認知症としては初期は過ぎ、中から高への移行中だけれど、高に近いものが見受けられるとのこと。身体的な問題はほぼ見受けられず、歳相応ってあたり。ただし、認知症だけとは思えない症状も垣間見られる事から、専門医への受診が必要になってくるのではないか…と。

…内科の医師じゃ手に負えない…って事だな。神経内科、もしくは精神神経科あたりか…。

これも訪問調査員の感触と同じなので驚く事も無いのだが、短時間の問診と診察でそうした事を読み取るってのは、それなりにそうした状態が露見していたって事でもあるんだろう。

家族として、私が病的だな…と、思う点は「実在しない私の彼女の存在」である。

幾度も書いておくが、そうした人物は存在しておらず、私が会ってみたいくらいなのだが、これが母のアタマには存在しており、毎日私と一緒にいる…と言って憚らない。その彼女ってのが家から貴重品だの現金だのを盗んでいく…って話なのだ。そうした人間が実在していないので、その姿を披露する事も、母にご挨拶させるなんて事も出来無いのだが、そうした事を「隠している」と言うのである…。

最近じゃ、母の目の前で食事を摂り、食べ終わって食器を洗うために台所へ持っていこうとすると…

「その食事は彼女へ持って行くのか! 持って行って食わせるんだろっ!」

なんて言い放つ。(今朝の話ね…)もちろん、食べ終わった後の食器しかお盆に載ってもいないので、それを目の前で見せても、その主張が変わる事が無い…。目の前で食事を摂り、片付けているのに、いつも私が2人分の食事を持って行く…とも言うし、こりゃ完全に病気にも違いない。

これが「認知症」としての症状なのか、それとも別の病気としての症状なのか、素人には判らないんだが、妄想とか幻聴なんてのも認知症では現われる事があるとも聞く。

ま、病気と判ってもいるので、今じゃ「気の毒」としか思わないが、病気とも思えなかった時はマジで怒ったこともあった。最近じゃその彼女の職業と勤務先までよそで言っているらしい。それは、地元にある検査でもお世話になっている病院の看護士だそうだ。

そうした荒唐無稽な話をよそで真顔でするもんだから、近所じゃいい加減アタマのおかしい人…って評価になりつつある。あらかじめ、近隣の方には母が認知症であることを伝えてもいたので、幾分と表現は穏やか変えてあるのだが、一般にはアタマのおかしい人…カタカナ4文字って事になるのも普通だったりするからねぇ…。

それと判っている人でも、そうした話を本人から聞けば…そんなことないわよぉ~ と、否定はするもんである。
すると、途端に顔の表情が変わり、いわゆる豹変するってヤツね…聞いている方はドン引きするみたいだ。大変に申し訳なく、心苦しい限りだが、そうした病気なのでご容赦願うほかにない…。

そうした状態で、そうした状況を作り出しちゃいるが、本人は全く病気とも考えちゃいない。認知症などもってのほか…って感じである。さらに別の病気だの言われだしたらどーなることか…。妄想と現実が混在し、記憶の欠落も著しいし、そもそも記憶されていないように見受けられることも多いんだが、なぜだか自身に都合の悪そうな部分ってのは記憶に残ってもいるらしく、多くを語らない。罵詈雑言で誤魔化すが、話の中身は破綻している。

体裁や見てくれ、世間体ってものに酷く固執して取り繕っていた反動なんだろうか。今の姿はそうしたトコロから見れば、恥ずかしいことばかりなんだが、そうとも気付いていないのが悲しく思える。ま、そうした固まった部分ってのはほぐれたりもしないだろうから、このままなんだと思うが…。

さて、専門医がどうした診断をするんだろうかね…。単なる認知症ってだけでもあれこれやっかいだが、それプラス…って事になれば、なおさらである…。


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