おじたん。的ぶろぐ生活。

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平成の巌窟王はどーなのよ? その3。

2008-05-06 19:53:15 | 我思う、故に書くなりよ。
昨日、テレビ出てましたな。テレ朝のスパモニ。

当時、電話でしつこいくらい、いや、確実にしつこく聴いていた彼の声に近いモノがTVから流れた…ってのは、私的には鳥肌モノでした。

ま、中身はいつぞやかの週刊誌をなぞっただけ…的なモノでしたから、彼が何をして何をしなかったか知りたい私としては、物足りなかったですけれど、現在の様子がこうして判るだけでも貴重な時間でしたなぁ…。

彼のお父様に、1度写真を見せてもらったコトがあります。ハワイの事件が起きる少し前でしたが、大事そうに持っている風に見えましたが、カラーは褪せていて、縁はボロけて、なんだかとんでもなく昔の写真に見えたのですけれど、実はそうではなく、かといって最近でも無い…写真でした。体格の良いにいちゃんが車の前でポーズとってましたが、その写真よりもTVの中の彼は肥えていましたねぇ…。

短く刈られた髪、刑務所独特のファッションを間引いて見ると、あー彼なんだなぁ…っと。

何か、目新しいコトがあったかと言えば、こうした機会がこれまでにおそらく無かっただろうために、全てが新しいと思えるのですが、内容的には週刊誌をなぞっている点が多々あり、今になってあの頃の週刊誌は意外にもちゃんと調べて書いていたんだなぁ…とか思いましたな。ただ、どれもこれもが詳しくは書いていないか、? が付いて書かれてましたので、真偽のほどは…ってコトでしたが。

気になったのは、ロスから直行で東京に戻らず、ハワイに寄った理由でした。

これは事件当初から気にはなっていました。もっぱら、お父様からも、本人からも、ハワイに寄ってから帰国する…と聞いていましたので、それ自体に疑問は無いのですが、理由は教えてもらえなかったんです。お父様と一緒に仕事していたので、会う度に「せがれが帰ってくるんだよぉ~!」と、ほぼ毎日言われ、ほぼ毎日「なにしに寄るの?」と聞いてましたけれどね…。

ただ、これは事件の直前に明かされました。

「ハワイにせがれの友人がいてな、これとちょっと遊んで来るんだな…」

ここで言う友人が殺害された吾朗さんを指しています。ただ、著名な方の息子さんとは聞いてませんでしたけど。

まぁ、これが実はそうではなく、実に胡散臭い仕事としての訪ハワイってコトが彼自身の口から明らかになったってコトが目新しいと言えば目新しいかな。中身は一部週刊誌でもそれらしいニュアンスで書いてあったりしましたから、新事実…ってワケでは無いと思うんですけれどねぇ…。

すなわち、実に胡散臭い連中のうちの1人だったコトを彼自身が認め、廃番のドル札分の偽札作る…うんぬん…偽札を貸与したら消えちゃった…うんぬん…仲介の人間を軟禁して…うんぬん…不幸にして死んじゃった…うんぬん…なワケで、一味だったワケでありますな…。

単にハワイの警察…って扱いじゃなく、FBIやらシークレット・サービス(彼らは財務省の役人で、合衆国の財産の保護管理をしています。紙幣も大統領も財産なのですな…)やらが黙っちゃいない様な広がりのありそうな事件だったワケであります。

その胡散臭さと言ったら、日本の比じゃありませんコトが番組で垣間見れたワケですが、ハワイ日本人占い師殺人事件として知られる被害者2人の殺害には関わっていない…と言うワケです。

「おおまかに一味じゃんかよぉ…」
「どこが無罪なんだ?」

一般にはそう思われて然るべきでしょう。なんせ、一味なんですから。

私も当初から、彼が無実であるとは考えてません。お父様から何らかの形で関わったと聞いていましたし、裁判で彼も認めている部分がありましたからねぇ。

ただ、その関わりの度合いが事件から十数年経っても判然としない部分が多いのです。番組でも取り上げられていましたが、彼1人で何もかも…が明らかに不自然だし、「その他大勢のみなさん…」が居たんじゃなかろうか…ってコトは当初から言われており、それは警察が調べて、そうなんだろう…ってコトになっておきながら、裁判じゃ全て彼1人…ってコトになっちゃいましたからねぇ…。

裁判でも「外圧」が掛かっていると聞いています。お父様はそれがどこの誰、団体かは言いませんでしたが、来るハズの陪審員が突然と消えちゃったりなんだり…いろいろとやっかいなコトがあると言ってましたな。

「知ってはいるが、言えない…と言うそんなニュアンスをいい加減オマエも読み取れよぉ…若造でもないんだろ? もう…」

「いや、それを聞いて書くのがマスコミですから。一応、報道の出なんで…」

まぁ、裁判が始まってからはなかなか一緒に仕事をする機会も無くなってしまい、たまに会えば事件の話でしたし…。


まぁ、一味なんですから、一応は罪も罰もあるでしょうけれど、果たして真に正当な罰が与えられてしまったのかどうか、甚だ疑問でもあるんです。事件の表面的なことをなぞってみれば、彼が殺人犯で終身刑を受けた…ってコトにはなるのですが、どうも本質は違うみたいだ…ってコトなのです。

そうした面では、今回の番組はなかなか良かったと思うんです。これっきりなのか、小出しにして続くのか、判りませんが、彼がこうした形で何かを語る機会がこれまで皆無に近かったコトを考えると、十分上出来だとは思います。

被害側の親族でありながら、彼を支援する方も出ていらっしゃいましたね。あの方がくだんのブログの方だとは思うのですが、貴重な写真を公開されていました。

まだまだ、考えるには情報が乏しすぎる事件です。その他大勢が「闇社会」と捉えるならば、情報の出所はもはや終身刑となった彼の口以外に無いんじゃないかと思います。自身がどうして無実なのか? それを語るリスクを考えたら、黙して語らず…と言う選択もアリでしょう。だが、それを語らなければ、彼の地から日本へ向けて歩み出る事は不可能だと思うんです。

なにか、少しづつでも情報が出て来る様なきっかけになれば良いなぁと思うのですが、今まで出て来なかった事情の1つに「闇社会」がありますから、過度な期待はムズカシイかも知れません。事件の広がりを考えると、ちょっとした大騒ぎじゃ済まなくなる想像も出来ますから、「謀略説」もまんざらじゃあなかったり…。

まぁ、彼が何をして、何をしなかったのか? そうした点だけでも明らかになってくれたら…と、思って来たのですけれど、なかなか取り上げるテレビは無かったし、雑誌も既に過去の話題…的に落ち着いちゃってますからね…貴重な機会だったと思っています。

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