おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

裏ポーク。

2006-11-27 03:16:04 | 我思う、故に書くなりよ。
輸入豚「多くが裏ポーク」 業者証言、摘発で価格上昇(朝日新聞) - goo ニュース

「高座豚」ってブランド豚の産地に限りなく近いトコロに住んでいるのだが、豚飼ってるのを見たコト無いんだよなぁ…。

もちろん、おじたんが幼少の頃はあちこちで養豚とか養鶏とか牧畜なんてのをやっていて、当たり前の様に牛だの豚だのは目に入ったんだけれど、いつしか無くなってしまった。ちょっと歩けば「牛」はまだ目に入るけれど…。

で、豚なんかいねぇぞ…と、思いながら、その販売所と思わしき店舗の前を通り過ぎると、シンボルフィギュアとでも言うのか、廃車をピンク色に塗ったオブジェが塗り替えられて新しくなっていたりするのを見ると、いるらしいな…とか思い直したり。

まぁ、細々とやっているんであろうと思う。ブランド品ではあっても「臭い」って理由でその場を失って行った歴史があるし、かつてはそうした場所に適したトコロではあったのに、あっという間に住宅地になってしまったからねぇ…。

で、限りなく近いトコロに住んでいるが、生まれてこのかた、その豚を食べたコトが無い。理由は簡単である。高いから食卓にあがらないだけなのだ。かつて父が仕事先でごちそうになった話から言えば、違いが判るほど喰ってねぇ…ってコトだった。自腹で高い金出すとしても、豚じゃなく、牛だろうしなぁ…。

そんな豚だが、ウラは国産ではない。海外から輸入された豚である。おまけに、海外だからと言って、すべてがウラではなく、関税を誤魔化して輸入した豚だけが「ウラ」の称号を得られるのである。

根本的に、安く流通させるためには関税を誤魔化さないとならない…って点が問題なのだが、そんな話はいざしらず、高額な脱税額が話題になっていたりもするんだが、そうされていたコトで、今まで安価な豚肉もしくはその派生品を味わえていたと言う事実は、農水省の無能ぶりを如実に表しているんじゃなかろうか?

そうした無能ぶりを現実のモノとするために、業界は率先して農水省の通達の通りに全てを「オモテ」にしてみるとよろしい…。

「えー。明日から豚肉は200%以上の値上がりになります…。」
「そんなこんなも例の関税ってのが原因でして…」

ってコトになれば、国民の理解を業界は得られると思う。農水省は焼き討ち…。

ついでに「鎖国」しちゃえ。

何が食べられて、何が食べられなくなるか? ストレートに国民が理解できると思うな。米すら危うい…ってのも判るし、日々、何を主食にしていけば良いのか判らなくなる「食卓難民」で溢れかえるのである。

食料の自給率が大幅に低下している事実。そうしたコトからも、国産ってモノを優遇したり、保護したりする事は必要なのだけれど、時代にそぐわないモノをダラダラと続けていると、こーなる…って見本みたいな話なのである。加えて言えば、現実に一番敏感だったのは農水省でなく、流通業者だったってコトだ。

とは言え、法律に抵触しているのは事実だから、業者の主張通り、安く流通させる為だとしたら、気の毒な話だよなぁ…。「産地偽装」とかそうした方向性じゃないしねぇ…。なんだか、単純に脱税ってコトで企業だけを責めるのは、やはり間違いなんじゃないかと考えなくちゃイケナイ感じがする。

そう考えたら、こうした現実に「業界」は何をしていたのか? ってのも疑問だったりする。半ば、全国的に慣習化しているとさえ言われているワケだし、そうしなければならない事情ってモノが本当にあるならば、業界として動いておかしくないのだが、それはそれでまた「天下り」とかって怪しい問題が絡んで来るのかなぁ…。

やはり「食育」は大事だったんだなぁ…。大事に出来なかったから1次産業の衰退に歯止めが効かなくなってしまい、調達どころか、生産すら満足な状態じゃなくなってしまったのは取り返しがつかないのかも知れない。

やるか、養豚。レッツ養豚トゥゲザー! なんてコトにはならんかな…。その場所も無いしな…。近所に無いしねぇ…。どこにいるんだろう? 高座豚…。喰いてぇな。

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