アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

人には言えない「ボケ」行動…

2011年12月26日 | Weblog
 高校を卒業したのは、45年前。私と高校の同期だったという人がおりまして…。先頃おこなったというクラス会の写真(DVD)を貸してくれた。(私には、クラス会の案内は来なかった…。イジメだな…)
 「そんなもの見たくもない」とも言えず、迷惑だったが借りました。70人ほどの45年前の同窓同期生が写っていましたが、案の定、誰一人分からなかった。18歳が64歳になっているわけで、面影が残っているはずがない!もっとも、400人の同期生のうち名前を記憶している人は数人だけ。…もの忘れのレベルがかなり高いのです。自慢にはなりませんが。

 今年も終わりに近づき…1年老いたわけですが、「老いたと感じる瞬間は」ということで、特集してみます。

 日常会話の相手は、もっぱら家人。家人としか話さない日すら少なくない。そこで、独特の会話ができあがっておりまして…。

 「あれ、あの人…うーん、誰だっけ?あそこへ一緒に行ったよね。あそこはどこだったっけ?いつだっけ?」
 「あれ持ってきて!」「どれ?こ、これか?」「違います。それ、そこの…」
 固有名詞が…出てきません。こんな会話ばかりです。

 「指示代名詞と関係代名詞を使った会話」と考えれば少しはカッコイイが、実情は、「ハイレベルのもの忘れ」。
 若くても、もの忘れはあると励まされることもあります。ありがたいが…「ど忘れ」と「もの忘れ」は別だと思うが。なお、「お若いですね」は、「老いてますね」という意味。小学生に対して、「お若いですね」とはいわない。

 人には決して言えない行動も増えてきました。
 普段は飲まない缶コーヒーを勧められ、よく振ってリングプルを押し込み…飲む前にまた振ってしまいました。慣れないもので…。自分の服にかかっただけで済みましたがね。

 メガネの失敗も多い。メガネをかけたまま目薬を入れようとしたり、洗顔しようとしたことも。自分でおかしくて笑ってしまいます。同じく洗顔の際、メガネを外していることを忘れて、メガネを外そうとしたり…。
 メガネを外してガス台に置いて、フライパンを火にかけてしまいまして…ツルが溶けてヤワヤワに。成形を試みましたが…。

 シャンプーとリンスの使い間違い…。「なんか変だなぁ?」とは思うのですが、風呂から上がる時にようやく気づく。ということは、気づかないこともあるということ?これが、薄毛の原因かなあ?

 車を駐車するときに、バックミラーをたたんでおくのですが、出発の時にミラーを出し忘れる。進路変更をしようとしてミラーを見て、出ていないことに気づく。この時の怖さは一通りではない。後続の車を確認せずに、ブリンカーをだして進路変更をはじめてしまっているわけで…。

 最も、「ボケたなあ」と感じるのは、車を止めて降りようとするときに降りられない時ですね。どうして降りられないかって?シートベルトを外さずに降りようとするから…!情けないやら、可笑しいやら。

 人間の記憶力は30歳から40歳がピークで、その後は、ゆっくりと低下していく。早い話が、「ボケ」。アルコールを飲む人は、ボケが加速される。記憶力のみが低下するのではなく、おかしな行動の頻度も高くなる。

 一縷の望みは、「高度の精神活動はボケ知らず」という偉人の言葉。毎日ブログを更新していればボケの進行は遅れるのではないか?
 えっ?その偉人って誰のことだって?そ、それは、わ、私なんですけどね…。