アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「インジャンホイ」「チッケッタ」ってなーんだっ?

2012年02月03日 | Weblog
 校舎をウロウロする成人男子(早い話が私)に、小学生が話しかけてくる…とりたてた用事がないときには、「じゃんけんしよーっ!」。
 「最初は、グー!」…おそらく、日本全国、じゃんけんといえば、「最初はグー」。私どもの世代(いわゆる食い逃げ世代とか団塊世代とか)には、「最初はグー」などとは言わなかった。
 なんでも、志村けんさんが、「八時だよ全員集合!」で、手を出すのがそろうように最初はグーと言ったそうで…。志村けんって、凄い人ですねえ!日本の文化を創ったわけですから。たしかに、「最初はグー」で、みんなで「グー」を出すと、ジャンケンポンが揃う。

 「ジャンケン」は、中国の「拳遊び」の、「石拳(じゃくけん)」、「鋏拳(りゃんけん)」から来ていることは間違いないでしょう。「じゃくけん→ジャンケン」、「りゃんけん→ジャンケン」…ん、間違いない。

 ジャンケンのかけ声のメジャーどころは、ジャンケンポン、ジャンケンポイ、ジャンケンホイ…「ポン」「ポイ」「ホイ」この違いは、「気合いの入れ方」ってところでしょう。

 日本全国に数多あるジャンケンのかけ声…「ジャンケンポン」とは全然似ていないものも。
 「インジャンホイ」「チッケッタ」「ジャラケツホイ」「ヨイヨイヨイ」「ジャスケスポス」「ナンデモヨシ」「グッチョッパ」…これらのルーツを説明せよと言われても…

 不思議なのは、日本列島の地域の特徴というわけでもない。標準的と思われる、「ジャンケンポン」は、東北、北海道と九州、沖縄に多いです。「チッケッタ」は、山陽と南東北に多い。南と北など、地域が離れているのにかけ声が一致。おもしろい!

 米国では、ジャンケンを、「ロック・ペイパー・シザーズ(Rock-paper-scissors)」と言います。「ロック」を「ブロック」と言う場合もあります。「グー・パー・チョキ」ですね。
 中国ではなんと言うんだって?「ジャンジンボー」でした(北京では)。