アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

スティーブンス・ジョンソン?ジョブスではない

2024年07月29日 | Weblog
 決して自慢ではありません。5月に「スティーブンス・ジョンソン症候群」に罹りました。人口100万人あたりスティーブンス・ジョンソン症候群の年間発症頻度は3.1人。死亡率、3%~6.3%(資料によって違いあり)。
 私は幸いにも、8月になろうとする今も生きています。後遺症治療の通院は今も続いています。今日もこれから通院です。

「スティーブンス・ジョンソン」という病名から、「スティーブ・ジョブズ」を思い出しました。
 スティーブ・ジョブズの死から10年近く経とうとしていますが、彼の影響力は、色あせることがないですね。
 スティーブ・ジョブズは、14年前に来日しました。もちろん、プライベートジェットで!そして、激怒して帰りました。
 なぜ、激怒したか?帰国する時、関空の保安検査場でお土産に買った「凶器もどきのもの」が、「手荷物の持ち込み検査」で引っかかり没収されたから。
 ジョブズは、「自分のジェット機でテロを起こすバカがどこにいるんだ!こんな国、二度と来るか!」と捨て台詞を吐いた。
 日本の保安検査…爆発物ならいざしらず、おみやげのおもちゃを「通さんぞ!」。自家用ジェット機にですよっ!ホント、融通が利かない。「こんな国、二度と来るか」…よく解ります。

 私も2度、手荷物の持ち込み検査に引っかかったことがあります。一度目は、ローガン空港(ボストン)で、拳銃が見つかってしまった。2度目はバンコクで、十徳ナイフが見つかってしまった。拳銃は返してもらいましたが、十徳ナイフは、捨てさせられました。十徳ナイフでテロを起こす人もいないと思いますがね…。父の形見だったもので、もったいなかったです。
 なぜ、拳銃は返してもらえたのかって?弾丸が発射されない拳銃(早い話がおもちゃ同然のもの)だったもので…。

 ボストン暮らしのとき、ダウンタウンの日本総領事館が入っているビルにエレベーター係がおりました。まだ、十代思われるヒスパニック系の若者。
 会う度に、私の足の先から頭の先まで注意深くチェックします。このチェックが、3~4回続いたのですが…ある日、意を決したように言いました。勿論、英語で。
「おまえは、忍者か?」
 私は、「ケラケラッ」と、笑ってしまい、若者と仲良しになりました。それ以来、会うたびに、
「おまえは、忍者を見たことがあるか?」
「日本へ行けば忍者に会えるか?」
「忍者は水の上を歩けるのか?」

 アメリカ人の一部の人は、「忍者」に異常なほどの興味を持っています。そのことと、スティーブ・ジョブズが何の関係があるのかって?
 実は、ジョブスがお土産として京都で購入し、帰り際の関空で手荷物の持ち込み検査に引っかかったものが、「忍者の手裏剣」だったのです。ジョブスは、「忍者」に興味を持っていたことは間違いありません。

 手裏剣のほか、忍者刀も買ったね。刀は手荷物じゃなかったので没収は免れた。忍者の衣装も買ったでしょう。身長188cmの大男が着られる忍者の衣装があったとは?
「ちょんまげのカツラ」も、もちろん買いましたね。馬鹿を装いますから。ふんどしは、買わなかったと思います。

 ジョブスの言葉…
「Stay hungry, stay foolish.(ハングリーであれ。馬鹿であれ)」。
 ハングリーで馬鹿だと、iPhone、iPadを作り出せるかも。


「ビッグアップル」どのぐらい大きい?

2024年07月29日 | Weblog
 ニューヨークは、朝から晩まで楽しいところ。
 …私の価値観でとりわけ楽しかったのは、「サンドイッチマン」。
 看板には、「なぜニューヨークをビッグアップルと呼ぶか?答えを1ドルで教えます」と、書いてありました。
 こういう人に出会うと、ホント嬉しいです。なぜニューヨークがビッグアップルか?その答えを教えて生計を立てているとは思えない。つまり、「人を楽しませようというボランティア」でしょう。このような人に出会えるのがニューヨークだと思います。ワクワクします。

 なぜ「ビッグアップル」なんだって?あくまで、私の見解ですが…「リンゴが多い」からだと思います。
 ジョニー・アップルシード(本名は、ジョン・チャップマン)という方がおられた。ジョニーは、1784年頃から、アメリカ東部から中西部を回って、聖書の教えを説きながらリンゴの種を播いた。だから、ニューヨークにはリンゴの木がたくさんあるわけ。
 ジョニーが植えたリンゴから、「ビッグアップル」となったという私の説にライバル説があります。

 ライバル説その1⇒「ニューヨーク歴史協会」の説。
 1800年代初頭、当時男性が集まるサロンにいた女性達のことを「リンゴ」と呼んでいて、一番いい「リンゴ」が集まるのがニューヨークということで、ビッグアップルと呼ばれるようになった。
 だけどさあ、この説も、土地にリンゴが多かったから、女性のことをリンゴと呼ぶようになったんじゃないの!?

 ライバル説その2⇒ニューヨーク市の元市長だった、ルディー・ジュリアーニさん達が、これが正しいとした説ですが…
 ニューオーリンズの黒人の馬小屋使用人たちが、サラブレッドがニューヨークのレースへ出向く事を「ビッグアップル」と呼んでいたから。
 だけどさあ、この説だって、ニューヨークにリンゴがあったからのはなしでしょう!

 どの説でもいいのですが…あのサンドイッチマンの答えはどうだったのか?1ドルをケチったので、今となっては知るよしもないです。

 コンピューターのアップル、「ビッグアップル」からのネーミングと思いました。しかし、アップル社って、カルフォルニアですから、ニューヨークの愛称であるアップルを使わないのでは。…では、ジョブスはなぜ、「アップル」としたか?
ジョブズが「果実食主義者」であったからかな。 アダムとエヴァも果実食主義だったようですし。「喉仏」は、英語で「Adam's apple(アダムのりんご)」。

 日本が世界に誇る「ビッグアップル」。2005年に弘前市で獲れたものは、「1,849キログラム」。スイカ並みだね。