アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

700億円超の公邸

2016年07月20日 | Weblog
「トルコでクーデター」、これには、耳を疑いました。クーデターではなく、ISが何かしでかしたんだろうと思っていました。続報から、「本当にあったんだぁ…」でしたね。

 なぜ耳を疑ったかって?トルコは、義理人情を大切にする国、私がドイツの次に大好きな国の一つだからです。大好きな理由を述べよって?だから、義理人情を大切にする国って事が第一です。クーデターは、ないだろう?
 「海難1890(日本とトルコの合作映画)」、これを観れば、「義理人情を大切にする国」ということが解りやすい。(なお、自慢ではありませんが私は、この映画より先に、「エルトゥールル」という題で、「人権教室の教材(パワーポイント)」を作成しました。まだ、未公開ですが、もの凄ーい評判になること間違いなしと思っています)
 明治時代のエルトゥールル号海難事故と、約1世紀後のイラン・イラク戦争でのトルコ航空機による日本人救出。両国民の真心を象徴する救出劇として、友情の歴史に刻まれている。トルコの教科書にも載っている。どうです、大評判になると思いませんかっ?!(なお、自慢にはなりませんが、テヘランからトルコ航空機で脱出した日本人一家と知り合いです)

 おっと、閑話休題。東京・上野の国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジエの建築作品」が世界文化遺産に登録されることになりました。それと、トルコとどういう関係があるのかって?遠山敦子さんなんですがね。知らない?元文部科学大臣だった人。文部科学大臣になる前、 国立西洋美術館館長だったのです。まだ、トルコと繋がらない?国立西洋美術館館長の前は、駐トルコ共和国特命全権大使だったのです。繋がりましたね。優秀な人には、仕事がついて回るのですねえ!
 遠山さんには、文部科学大臣当時に、「トルコ 世紀のはざまで」という著作があるのです。駐トルコ共和国特命全権大使時代に見たトルコを著したもの。

 「…政治、経済の近代化と信仰に根差したイスラム文化の尊重。経済発展を遂げる一方で、非西欧国家の伝統文化も守っている…」
 これ、私の評価じゃないですからね。私は、ここまでは持ち上げませんから。遠山さんが持ち上げているのです。
 私は、義理人情のほかは、料理ですね。もっとも、トルコ料理は世界の三大料理の一つに数えられていますがね。
 茄子をそのまま焼き、焦げた皮をむく→つぶす(フォークでよい)→ヨーグルトやきざみニンニクなどであえる。これ、美味しいですよ。で、これを、 サラダとして食べたり、パンをダンク(dunk)して食べる。焼き茄子だけで、十分美味しいのにね。

 またまた閑話休題。
 遠山さんも感心する、私が好きなトルコで、なぜクーデターが?エルドアン大統領への不満でしょう。当たり前ですね。
 1年半ほど前に大統領公邸を新築したのですが、建設費は日本円に換算して、およそ700億円…!これはやり過ぎでしょう!舛添さんが回転寿司代金を公費で払った件などハナクソですね。
700億円公邸の部屋数は、1000室。掃除が大変ですよ。プーチン大統領を迎えての仰々しい歓迎式典もその公邸で開催されました。
 エルドアン皇帝は、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談を行なった際には、かつてトルコ地域に存在した16の帝国の正装を身にまとった戦士を護衛として並ばせた。護衛の衣装に、一体いくらお金を使ったんだ!

 クーデターが失敗したので、皇帝は、ますます北の将軍様のようになっていくのかなあ?心配です。義理人情に厚いトルコをとり戻してほしい。
 皇帝はどこに住んでいるかって?公邸でしょっ!