私の英会話の先生でもあり、大切な友人でもあるエリザベス石田リサ先生が、昨日天に召されました。昨日は通夜、そして今日は告別式でした。
リサ先生との出会いは8年前にさかのぼります。
当時、私は英語にちょっぴり苦手意識がありました。
英語の歌も歌いたいし外国の人たちと気軽に話もしたい。だから英語をきちんと身につけたいとは思うものの、なかなかその一歩が踏み出せない。そんな頃でした。
そんなある日、お友達のナオちゃんが最近行き始めたという英会話教室の話で、フィリピン人の英語の先生の話をしてくれました。その話を聞いてるとどっかで聞いたことのある話。なんと実はその先生とは、バンド仲間で現 La Sieste du Chat のジョセフのお母さんだったのでした。そう言えばジョセフからお母さんはボランティアでいろんなところで英語を教えてると聞かされてたんですよね。
それなら一度行ってみようか、とナオちゃんに連れられて教室に行ったのが8年前の10月。
それから8年間。毎週水曜日のお昼、しょっちゅう遅刻しながら欠席しながらもぼちぼち続けて来られたのは、ひとえにリサ先生の優しさと気楽さのおかげ。「Hello English」のリサの英会話教室。その居心地の良さから私はずっと初心者クラスでしたが、気心の知れたクラスメイトと何のストレスもなく英会話ができる、私にとっては唯一ホッとできる英語環境でした。
カラオケやパーティー好きのリサ先生。お花見パーティーやクリスマス会、3ヶ月に1度の誕生会もカラオケもいつもわいわい楽しかったですね。Peppermint Leafなどのライブにもクラスメイトの皆さんとよく来てくれました。いつも誰かがコンサートや催しをするというと率先して応援にきてくれる先生でした。
そんなリサ先生が身体の不調で病院に行かれたのは今年の5月のこと。
詳しい理由は告げられず6月から教室をお休みすると言うことでしたが、ジョセフから甲状腺のガンが見つかったと聞きました。6月初めの手術は成功し順調に行けば9月には教室に復帰できるだろうとのことでした。一度お宅に伺ったときも先生は首元の手術痕を気にされながらも笑顔で療養されていました。
その後通院しながら抗ガン治療を続けておられましたが、10月に入って病状が芳しくなくなり、11月の再検査を待たずに10月28日に再入院されることになりました。29日にお見舞いに伺って手を握って「元気になって下さいね、また来ます」と話して帰ったのが先生との最後のお別れになりました。
ジョセフから先生が亡くなったことを電話で聞かされたときは、まさかという気持ちでいっぱいでしたが、病院で先生の安らかなお顔を見たら、本当に天国に行ってしまわれたんだって思いました。
享年60歳。早すぎる死でした。
たった8年でしたけど、リサ先生に教えてもらったことはいっぱいあります。
英語だけではなく、ユーモア、明るさ、家族への愛情、温かさ・・・。
リサ先生だったから英語を好きになれたし、街で外国の人に会ったら話しかけてみようかな、という気持ちにもなれました。
これからはリサ先生に教えてもらった英語を生かして、世界中のいろんな所へ出かけて行って沢山の人と友だちになろうと思います。どうか天国で見守っていて下さいね。
『End Of The World』
リサ先生がいつもカラオケで歌ってくれた歌です。
リサ先生らしい可愛らしい歌で、大好きでした・・。
リサ先生、本当にありがとう。
さようなら。