オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

大貫妙子アコースティックライブ in 大阪なんばHATCH (ネタばれ注意)

2007-04-27 | ライブ・コンサート

先日ここでも宣言した通り、大貫妙子のアコースティックライブを観に大阪なんばHATCHへ。
ピアノ、ウッドベース、チェロ、ビオラ、2台のバイオリン、ドラム。電子楽器を一切使わないこのアコースティックライブは、ター坊がもう20年間続けてきた言ってみればライフワーク。
全国5カ所くらいでしか開催されないので、私も観るのはたったの2回目。
でも年に1度でもこうやって生のター坊の声を聴くと3年くらい頑張れる気がするから不思議。
それほどター坊の生ライブっていうのは魅力的なんだな。
今回も期待を裏切らない、期待以上の素晴らしいライブでした。
(少々ネタばれあるかもしれないので、ここから先はこれからライブに行く人は楽しみにとっておいて下さった方がいいかな?)

ステージに現れたター坊は白いドレス。相変わらず衣装可愛いですね。
コンサーの曲順は・・忘れました(笑)。メモとかしてないし。
相変わらずライブスタートからMCなしで5、6曲どんどん演奏していくところはやっぱりター坊。
1曲目は・・『幻惑』だったかな(?)。
昔の曲、最近の曲、どんどんやってましたね。
相変わらず林立夫さんのドラムが気持ちいい。立夫さんのプレイを観るのは久しぶり。今日の立夫さんは前に観た時より若く見えましたね。ちなみに私の席は後ろから2列目でしたけど(爆)。

一息ついて少しずつMCが入る。ター坊はもう26枚もアルバムを出して、他の人にもたくさん曲を提供しているので代表曲と言われる曲もたくさんある。
最近では『劇場版どうぶつの森』のテーマ『森へ行こう』だとかゲーム『MOTHER3』のCDに収録の『We miss you ~愛のテーマ~』だとか、そんなお仕事もされているので、それがきっかけでファンになる人も増えているみたい。
秋には『かもめ食堂』の荻上直子監督と小林聡美さん&もたいまさこさんが再びタッグを組む映画『めがね』の主題歌のお仕事もあるそう。これからもター坊の活躍には目が離せなくなるだろう。

「私はもともとあまり人とつるむことのない性格でずっと一人でやってきたんですけれど、私のファンの皆さんって言うのも、全国に点々といらっしゃってなかなか『面』にはならないんですけれども、長年ずっと応援して下さってる方がたくさんおられて、こうやってライブの時に、その各地の方が一同に集まって下さり、こうしてお会いできることはとても嬉しく思っております。」
ター坊の言葉は飾りや媚びがなくストレート。
その正直さに惹かれてファンを続けている人は多いと思う。
自分の世界観や自分っていうものを確立するってなかなか出来ることではないけど、それをしなやかにやってのけているター坊は、ホントにこの日本の音楽界にあって貴重な存在だと思う。

後半フェビアン・レザ・パネさんのコーナーがあって、その後真っ赤なドレスに衣装替えしたター坊はまたまたいろんな曲をどんどん聴かせてくれました。
「私はいろんな恋の歌を書いてきているわけですけれども、人生の半分を生きてきて、やっと自分の恋をふりかえる歌を歌えるようになったかなって思うんです」
そう紹介された『Time To Go』。
「今はあなたに会いたい 誰よりもあなたに会いたい この想い届かなくても」
個人的には全く知り得ないター坊の人生。人生の中でどんな人にどんな恋をしてきたのかなって、ふっと思った。
時が経ってこんな風に思える恋って、やっぱりいいな。

デビュー34年にもなるのに、デビュー当時と同じキーで同じ声で歌い続けられることはホントに努力の賜物。
ター坊はもうずっと前から自然食と規則正しい生活に心がけ、身体と喉をとっても大切にしている。
私も頑張ろう。
これからももっともっと素晴らしい曲を歌い続けていってほしいです。