人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

亀田総合病院視察

2010年04月05日 | 政治
厚生労働委員を中心とする民主党議員で千葉県鴨川市にある亀田総合病院を視察しました。

私は「ガラパコス化する日本」の中で、日本で初めてJCIという国際的な病院評価機関の認証を取得した病院として紹介されていたこの病院を自分の目で見てみたいと思い、視察に参加しました。

まず、その概観に圧倒されました。リゾートホテルではなく、これが病院です。病院からは南房総の美しい海が一望できます。

ロビーのコヒーショップ、VIPが人目につかないように設けられた裏エレベーター、ホテルの客室のようなオーシャンビューの浴室が付いた特別室といった豪華な施設はもちろんのこと患者が自分の電子カルテを自由に閲覧できる電子カルテシステムPLANET、24時間相談室、研修医や看護師のスキルアップのためのシュミレーションセンターなどきめ細やかな医療サービスがほとんど持ちだしで整備されていることに驚かされました。

特別会計等も含めた鴨川市の予算が約227億円に対して、亀田メディカルセンターの年間経常支出が約345億円です。鴨川市の人口約3万7千人に対して、亀田関係者が約3千人となっています。いかに経済効果が大きいかがこのことだけでも分かります。

亀田理事長は「これからは工業製品ではなく医療に価値を見出す時代。価値が認められれば、人はお金を使う。」、「医療崩壊を食い止めるには、亀田が実践しているIHN(統合ヘルスケアネットワーク)しかない。」と熱く語っておられました。

成長戦略の中で注目が集まるメディカル・ツーリズムについては、問い合わせは多いが、ビザが障壁となっているとのことでした。

ちなみに、「医療崩壊」という言葉を世に広めた小松秀樹先生も4月から虎ノ門病院を体感され、亀田に移られたそうです。

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