ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

絆(イオジヌン ノク)が刊行されました。

2012-09-12 12:26:14 | 日記


 友人の宋秀徹さんが<大阪にて永眠された在日コリアンの方々の略歴集>-「絆(이어지는 넋)」を出版されました。



 1年前、宋さんから相談を受けてから本が出来上がるまで1年の間、ゆっくり、ゆっくり、少しずつ、55名の方々の略歴(弔辞を含む)を推敲及び校正をさせていただきました。校正をしながら幾度目頭が熱くなったかも知れません。

 宋さんが前書きで書かれた文を少しだけ紹介いたします。



 「2005年から機会がありまして在日コリアン社会の<葬祭)に携わる事になった私は<葬祭>を人生の最後を見送る場,故人様の歩んで来られた人生を振り返る場にと考えました。

 没後通夜までの限られた時間ではありますが、ご遺族の方々から故人への想いや追憶を聞き取り<略歴>として整理、紹介してまいりました。(省略)

 その過程でたくさんのことを学び、自身をかえりみると同時にこれからの人生の糧にせねばと常々思って参りました。

 そしてこの宝物の様な資料を保存するため本にまとめることにしました。(省略)  」



 この本は非売品です。遺族のプライバシーを守るため製本もご遺族が要求される部数にだけしたそうです。名前の公開を懸念されるご遺族を配慮してお名前を伏せて紹介させていただいた略歴もございます。

 55人の方々すべて、艱難辛苦を乗り越え素晴らしい人生を送られました。もし機会がありましたら是非一度手に取ってください。



     
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金煕麗先生の「火種ープルシ」卷頭辞の原文(ハングル版)を掲載します。

2012-09-12 09:36:35 | 日記



             <불씨>의 創刊에 제하여

 오늘 우리 생활에서 <불씨>란 말이 거의 인연이 없는것으로 되였지만 해방전 고향에서는 <불씨>는 매우 귀중한것이였다.
 불을 붙일 때 성냥살 한가피가 아주 귀하여 성냥곽속의 살이 떨어질 때는 <불씨>를 얻으러 이웃집까지 간다.
 얻어온 <불씨>를 부엌에 가져가면 어머니의 사랑이 담뿍 깃든 저녁밥이 지어지고 또 그 <불씨>가 화로에 옮겨져 숯불이 활활 타오를 때면 화로를 둘러앉은 꼬마들의 뺨은 탐스럽게 익은 사과보다도 더 빨갛게 빛난다.
 밤이 깊어 숯불이 꺼지기전에 <불씨>는 화로재속에 래일을 위하여 묻어둔다.
 래일은 다시 이 불씨가 홰불처럼 타오를것이다.

       문예동오사까지부 위원장 김희려
     
             1977年1月




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