ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

1000回目の「水曜日デモ」の日、ソウルで朗読された詩 モノローグ「謝れ」

2012-09-26 21:56:37 | 詩・コラム



モノローグ「謝れ」

           イヴ・エンスラー作

私たちの話は私たちの頭の中にだけ存在する。
蹂躙された私たちの体の中にだけ
戦争の時間とがらんどうの空間の中にだけ
どの様な公式的な記録も文書も跡形も無い。
ひたすら良心だけ。
ただそれだけ。

私たちが約束されたこと:
私が彼らについて行けば父を助けられる。
仕事につくことができる。
国のために働ける。
行かなければ私を殺すという。
そこがもっと良いという。

私たちがみつけたもの:
山も無く
木も無く
水も無く
黄砂 砂漠
涙でいっぱいの倉庫
数千名の心配事だらけの少女たち
私の編んだ髪は切られ
下着をつける時間も無かった

私たちがさせられたこと:
名前を変えさせられ
ボタンの外しやすいアッパッパを着せられ
一日に50人の軍人の相手をさせられ
生理の時もさせられ
服も脱がず男根だけを出す軍人ともさせられ
あまりにも多くの男を相手にして歩けなくなってもさせられ
足を伸ばすことも体を曲げることができなくてもさせられた。

彼らが私たちに繰り返ししたこと:
ののしり 殴り
血まみれになるまで腹をえぐり
消毒して 注射して
また殴り
穴をあけ 穴をあけ

私たちが見たこと:
浴室で化学薬品を飲んだ少女
爆弾に当たり死んだ少女
銃に撃たれさらに撃たれた少女
壁に頭を打ち付けた少女
溺死するように川水に放り投げられた栄養失調になった少女の体

私たちに許されなかったこと:
体を洗うこと
出歩くこと
医師に診察を受けること
コンドームを使うこと
逃げること
赤ん坊を守ること
やめてと言うこと

私たちが貰ったもの:
マラリア 梅毒 淋病 死産 結核 心臓病 精神発作 憂鬱症

私たちが食べたもの:
飯 味噌汁 たくわん 飯 味噌汁 たくわん 飯 飯 飯
私たちがなったもの:
破壊され
道具になり
不妊になり
穴になり
血だらけになり
肉の塊になり
追放され
沈黙され
1人ぼっちにされ

私たちに残されたもの:
決して消すことのできない衝撃
死んだ父
無賃金
傷跡
男への憎悪
子もなく 家もなく
空っぽになった子宮
酒癖
罪の意識と羞恥心
何も 何も!

私たちにつけられた名前:
慰安婦
堕落した女たち

私たちが感じたこと:
私の胸は今も震えている

奪われたもの

私の生。

私たちは今、74歳
82歳
93歳

目は見えなくのろいけど準備はできている。
毎週水曜日日本大使館前で
これ以上恐れること無く

私たちが願うこと:
今すぐに
私たちの話がこの世から消える前に
私たちが死ぬ前に
日本政府よ
謝れ どうか

慰安婦の女性たちに悪かったと
私に謝れ
私に悪かったと謝れ

私に
私に
私に

謝れ
悪かったと謝れ
悪かったと。



*イヴ・エンスラーは <ヴァギナ・モノローグ>の作者

        許玉汝・小川和子  共訳
          
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少年詩 「コスモス咲けば」

2012-09-26 21:38:27 | 詩・コラム



少年詩3.

  「コスモス咲けば」

           
異郷の野辺に
コスモス咲けば
なつかしい祖国を思い出します

生まれて初めて 祖国を訪ねた日
誰よりも先に 私たちを見つけ
手を振り迎えてくれた 祖国のコスモス

元山から平壌まで
高速道路を走るバスの窓辺で
涙うるむ瞳に映った 祖国は
コスモス咲き乱れる古里です

青峰にも金剛にも開城にも
祖国の何処に行けど 満開のコスモス
良くきたねと踊るように迎えてくれました

いつも隊列をくみ 歌をうたいながら
コスモスを育てていた 祖国の友たち
あたたかい真心が山や野を染めたのです
行けども行けども 紫色、紅色のコスモス

花一輪は 薔薇にかなわないけど
咲き乱れるその姿があまりにも美しくて
私の胸に抱いてきた 祖国のコスモス

コスモスゆれる秋がくれば
素朴でやさしかった祖国の友を思い出し
狂おしいほど恋しい祖国です

(1993年 秋 作、2012.1.29 訳)


소년시3.

   「코스모스 필 때면」
               

이역의 들가에
코스모스 필 때면
그리운 조국생각 간절합니다

난생처음 조국 찾던 감격의 그날
남먼저 우릴 반겨
손 저으며 맞아준 조국의 코스모스

원산에서 평양까지
고속도로 달리는 차창가에서
이슬 맺힌 눈망울에 비낀 조국은
코스모스 풍년 이룬 고장입니다

청봉에도 금강에도 개선땅에도
조국땅 어딜가나 코스모스 방실방실
잘 왔다고 춤추며 맞아주었죠

그 언제나 대렬지어 노래부르며
코스모스 가꾸던 조국동무들
살뜰한 정성이 산과 들을 물들였죠
보라빛 붉은빛 코스모스 만발

한송이는 장미꽃을 못이겨도
뭉쳐 피는 그 모습이 하도 고와서
내 가슴에 안고온 조국의 코스모스

코스모스 설레이는 가을이 오면 
소박하고 다정한 조국동무 생각나
못견디게 그리운 곳 조국입니다
     
   (1993년 가을 작)

                   
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日記詩 「収穫」

2012-09-26 21:04:40 | 詩・コラム


  「 収穫 」

         
小雨ぱらつく園庭を はさみ片手に
小躍りしながら年長組さんたちが
向かいます 裏門近くの 菜園に

10年ほど前に作られた菜園
きゅうり、なすび,じやがいも、ゴーヤ…
所狭しと植えられています

今日は三度豆の収穫です
「左手で豆をやさしく押さえて
右手でそっと切るのですよ」

赤ちゃんをさわるように豆を押さえ
園児達は次から次へと切っていきます
鼻歌までちらほら聞こえます

「小さいのは取っては駄目よ」
まだまだ大きくなるから
その時取ろうと仰る川野先生

農薬は使わない 害虫も素手で取る
春に蒔いた種が 紫色の小花をつけ
それが散ったあと実がついた三度豆

「後でゆがいて食べようね」
「わぁい やったー」
先生もニコニコ 園児達もニコニコ

収穫の喜び溢れる菜園です
植物への思いやりがもたらした
最高の贈り物です 先生の真心です

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9月26日 「今朝、1時間45分の間に出会った花たち」

2012-09-26 13:02:15 | 日記
 今日はとても爽やかな天候です。朝、リファをスクールバスに乗せるため、7時15分に家を出ました。

 少し肌寒い感じです。長袖を着ました。

 「リファの家に着くまでに見た花たち」



















 「スクールバスを送った後、見た花たち」

















































 「寝屋川に到着した後見た花たち」































 「すごい庭園のあるマンションまで」

































































 「神路公園の前を通る」











 沢山歩いてきれいなお花を一杯見て、撮って、充電できました。

 今日は学童以外イベントはありません。おいしい料理作って家庭サービスしますね。



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