ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

材木町よ市 最終日 そして 酒買地蔵

2009-11-29 09:19:55 | 第1紀 生きる
11月、最終土曜日。

盛岡材木町の「よ市」は最終回を迎えるという。

所用があって材木町により、準備中の「元気釜」を覗く。



1時過ぎだからまだ早く、釜の中は何もないが、今日は鮭が振る舞われるそうだ。

300人分の大釜にもう少し立てば大勢の人が並ぶのだろう。

そして大根が2000人に一本ずつ無料で配られるという。

三十数年の歴史を感じる「よ市」。

毎週毎週、こうして盛り立てている方々の努力がある。

明日は繋温泉で一年間(開催期間は4~11月)の打ち上げをされるそうだ。


さて、車に戻る途中、ちょっと裏道にさまよいこむ。

来た道を戻らぬのが風来坊の性格。

大きなお寺さんに出る。

その門前、横にお地蔵さんが・・。







「酒買地蔵」というのだそうな。

酒飲みとしては妙に興味を持つ名前だ。

由来を紹介しよう。

  (原典は公共のページです

「昔、材木町のある酒屋に毎晩酒を買いにくる物言わぬ小僧がおりました。ある晩のこと、 貸した小樽を返さぬことに腹を立てた番頭は、小僧の頭を木槌でなぐってしまいました。 けれども、帰って行く小僧の身を案じた酒屋の主人は、そっとあとをつけました。
ところが永祥院(えいしょういん)のお堂の前まで来ると、小僧の姿が見あたりません。 不思議に思ってお堂の中をのぞいてみると、何と貸した小樽が山のようになっています。 ふとお地蔵さんを見上げると、その眉間に傷がついているではありませんか。 そのとき、酒屋の耳に「お客様には親切にしておあげなさい」と鈴のような声がきこえました。 「もったいないことをした、毎晩このお地蔵様が化身されてお酒を買いに来られたのだ」 と酒屋は心から悔やみました。その後、酒屋は親切第一に商売に励み、 縁日にはお地蔵様にお酒を供えて商売繁盛の守り本尊としておまつりをしました。 するとお店は大繁盛、健康と賢い子宝にも恵まれました。

代々栄えたこの酒屋の話は江戸時代享保の頃から今に語り継がれています。 」


ふ~ん、な~るほど・・、なんて思いながら拝む。

本殿には入らずじまいで申し訳ない。

知らぬ街の、知らぬ小路を歩く楽しみというのは、こういうのを見つける事だと思う。

春はやっかいだったが、ここしばらく体重増加傾向ながら腰も膝も快調である。

寒い冬に入る前に、こうしてぶらぶらと歩くことに精を出そうなんて思ってはいるのだが・・。






何かが始まっている・・。

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