ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

納豆卵掛けご飯

2010-12-30 09:11:08 | 第1紀 生きる
このブログもそろそろ2000回になる。

あっ、もう前に出ていたよっっっ、っとなるかもしれないような既出の話かもしれないが、ご勘弁を・・


小さいころは偏食だった。

受験で東京の独り暮らしが始まるまで、好きなものしか食べない、わがままな食生活だった。

その小学生の頃から、ずっと朝飯は納豆卵掛けご飯が定番である。

小さいころから田舎では「おんば」と呼ぶ母方の実家に行くのが楽しみで、良く泊まり掛けで行ったものだ。

そのおんばの祖母や叔母もワタシが納豆卵掛けご飯が好きなのを知っているから、「せんぼちゃん(ワタシの幼少名)、はい納豆と卵」と差し出してくれる。

ワタシは嬉しいのだが、母がいないとちょっと困った。

「あら、せんぼちゃん、卵はいらないの。好きじゃなかったっけ?」

なんて、納豆は自分でぐるぐるかき混ぜるが、出された卵がそのまま食卓にあるのを訝しげに叔母が問う。

ニコニコと(その時からの困った時のワタシの癖)笑顔でいるのだが、内心は悔しい思いで泣きたくなりそうなのだ。

そう、確か中学に上がるころまで、ワタシは「卵を自分で割れなかった」。


なぜだろう。

なにかのトラウマがあったのか?

いや、たぶん甘えん坊なワタシは面倒なことは全て母親にまかせていたのだろう。

もうその時分から、たいそう臆病者でもある。

失敗が嫌で・・、というか失敗を怖がる優等生気質もたぶんにあった。


そんな事で、卵を割れないという事は「おんば」のみんなにも知れ渡って、「はい、せんぼちゃん、割ってあげるね」となる。

そうなると、恥ずかしいやらなんやらで、ますます自分で卵を割るという行為から逃げてしまう。

そんな事を、珍しく冷蔵庫に卵がなかった朝、昨夜、黒石野ローソンで買った「一平ちゃん」焼きそば大盛りを目の前に、ふと想い出した。


「をかしら屋」全店、年内の営業は今日、30日まで。

年明けは2日からとなります。


喰い収めに来てくださいね。

じゃ。

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