盛岡の食道楽、グルメブロガー、ラーメン好きにちょいと噂の「弥太郎」へ、食い意地はった男が行ってきた。
場所はみたけのアルテマルカンの真ん前だからすぐわかるだろう。
ちなみにワタシは通りすぎて戻って、また5mほど通りすぎてからバックで戻った。
上品なたたずまいなのだ。
外観も店の中も。
駐車場は店の前にある。
ただ「たかみ屋」みたいに狭い駐車スペース(幅)なのでご婦人方は苦労するかもしれない。
まあ、店のかどうかわからないが脇にもある。
目の前にはアルテマルカンの大駐車場があるが、これは道徳心の問題だ。
話がそれた。
その上品な店構えの玄関を開けると、少し戸惑うカウンターとテーブル席が3っつだったか。
少し戸惑うというのは、カウンターの内にあるべきはずの厨房が壁で遮られて、出し口と下げ口の小さな二つしかないから。
小意気なバーのカウンターみたい。
そして店の奥には6畳ほどの(もっと広いかも)麺打ちのスペースが大きな窓ガラス越しに見える。
蕎麦屋以外で手打ちを見たのは、北上の「手打中華 とら屋」以来かな。
で、欲張りだからワンタンメンの大盛りを頼んだ。
評価は同業だから書かない。
好き好きと印象だけ少し。
その手打ちの麺は食べる人の好みだと思う。
ほかのブログを見るといろいろ言われているが、ワタシには少し固めに、というかしっかりした生地に感じた。
あとは好みであるし、スープとの相性だと思う。
皆さんと同じように(たぶんだよ)、あの「正太郎」との関わりを期待したスープは、その期待通りのスープで、香りも高く、昔なれ親しんだ「中華」のもので、とても好ましく感じた。
ワンタンの大きさには少し驚いた。
大きい、いや相当にでかいのが5個くらいかな、入っている。
見た目もその重量感もとてもお得な感じである。
あとは好き好きで、食い意地のワタシはこういうのもありだと肯いた。
本当はつるっとしたなめらかな食感の小ぶりのワンタンが好きなのだが・・。
大きいと難しいのは、やはり中に入っている挽肉だろう。
どうしても豚を挽くと、その固有の豚臭さが強調される。
そこをうまくネギや生姜などを使い、おいしく仕上げるわけだ。
小さいならそれなりに豚の良さを表現しやすいだろうが、大きいとなかなか苦労するだろう。
その苦労が推し量られ、そして完成度の高い「でか」ワンタンだと思う。
スープの優しさと、主張する麺と、強調するワンタンが、それでも以外に馴染みながら胃袋にするっと入っていった。
この気品のあるラーメン店に、さて次はなにを食べに来ようか。
盛岡の名だたるグルメブロガーさん達の評価が楽しみだ。
完成度の高いこのラーメンを、あとはその人の好みで表現していくのがまたおもしろい。
参考は、(あまり参考にしちゃいけないけど、でもキチンとした評価をされる何人かのブロガーさん達がいる)「
食べログ」。
そして、いつも参考にさせていただいている「
盛岡はらぺこ日記」さん。
くれぐれも、「自分の目で見、自分の鼻でかぎ、自分の舌で味わい、自分の頭で」評価してください。
ワタシのは、あくまでワタシの考えです。
そして、近いうちに再訪すると思うし、その時のテーマはやはり「麺」かな。
すごく興味があります。
うちの店の中華名人とこの話題をしたら、「中華の麺を打つのはそうとう難しいですよ」と言っていましたから。
じゃ。