ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

ハートランド

2007-04-04 11:43:19 | 第1紀 食べる・飲む
一昨日、「をかしら屋」定休日の昼は自宅のある花巻で娘と外食するのを楽しみにしている。
ここのところ視察がてらの焼肉やが多かったので、さすがに娘も閉口。
今回は近くの気になる店、「カフェ ド アンティパスト」へ。小粋な外観。中は意外に広い。ゆったりとした小奇麗な内装。若い女性に好まれそう。当日の客も、若い女性二人連れ、小さいお子さま連れの奥さんとそのお母さん、そして、太った中年男とその娘。いい感じの店ですね。
食事は、イタリアンの店といいながらランチタイムメニューは気軽な定番が多く、娘はロコモモ、私はキーマカレー。
朝風呂の後なので、帰りの運転は娘に任せる事で、まずはビール。ふ~ん、「ハートランド」がある。おもわず、注文。そして、また一本。さわやかで、香り高いビール。ノーブルでインテリジェンスな瓶。好きですね。をかしら屋でも、本当はハートランドをメインにしたかったんですが・・(ホルモンにはちと品がよすぎるか)。
ハートランド」に出会ったのは、発売された1986年。当日勤めていた会社の東京本部プロダクトマネージャー室に異動し、水の担当に成り立てのころ。この田舎者にマーケティングを勉強させようと、異業種の集まる「トレンド(今でも気恥ずかしい言葉ですが、小学館ダイムが創刊されこの言葉が流行っていました)研究会」に行きなさいとの指示。これも出たばかりのアタッシュケース並の大きさの携帯電話を秘書に持たせた講師や、この年もてはやされた「カルピスウォーター」の開発者といわれる若い女の子や、東芝のお固い感じの男性社員(仲間同士で自社製品の交換をしていたんですが東芝さんからは蛍光管!!が送られてきました)、そしてアサヒスーパードライの発売以来の怒濤の勢いに押されっぱなしのキリンの伝統ある大会社の社員らしい都会派のマーケティング部署の社員などが月1回集まって、講義や新しい(トレンディーな)店を視察に行ったものです。
そして、このキリンさんが担当していたのが「ハートランド」。キリンのアンテナショップとして六本木に立てられた「ビアホール ハートランド」のハウスビールとして誕生したのが「キリン ハートランド」。スノッブですよね。都会なんですよ。とても、あこがれましたね。しかしキリンさん、元気なく、アサヒに押されっぱなし。「伝統が会社の体質を古くしているんです」と研究会でも言い切っていました。すごい。
私が印象に残っているビールは、高校三年の夏、新宿の屋上ビアガーデンで初めてうまいとおもって飲んだ「生ビール」。大学3・4年生のバイト先(サントリー関連会社)の「ツボルグ」、そして出張前の上野駅地下で発売日に飲んだ「アサヒスーパードライ」(驚いた。今は、このビールしか置いていない店には喜んで入りたくはない)、そしてこの「ハートランド」。
(三菱、キリン系の)小岩井まきば園でイベントの打ち上げで飲んだ園内向けのビールはこれだったのかな。5杯、一気飲みしました。

さて・・「をかしら屋」開店の時間ですので、これでおしまし。