ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

サクラ ウソ モクレン コブシ

2007-04-28 00:18:20 | 第1紀 生きる
サクラの開花が思ったより遅れているという。
盛岡松園は今朝雪が。北上ではヒョウが降ったという。風も強い。
昨夜も花見の人達はどうしているのかな、というような冷たい風。
桜の花が少し寂しいような。
でも、新聞によると気候ばかりでなく、野鳥の被害とも。

記事は、ここクリックここもクリック

あの可憐なウソが。

春になると花巻の自宅付近にも野鳥たちがやってくる。
ウソも愛くるしい姿が春を告げる鳥として心を和ませてくれる。
でも。数が多くなれば悪いところも目立つ。
ふ~ん。ウソがね。

自宅の裏手には枇杷沢川沿いの遊歩道があり、毎朝のポチの散歩道でもある。
ちょうど家の裏手には白いモクレンが咲いている。
大ぶりな花が起立しているのは、少し宗教的でもある。

学生時代、東京東小金井に一年間住んでいた。
吉祥寺でのアルバイトを終え、東小金井駅前の一杯飲み屋で焼鳥とビールを数杯飲み、アパートへのショートカットである東京農工大付近の農地の空き地(税務対策の木の無い果樹園みたいな)を歩いて帰った。その空き地にぽつんと白いモクレンがあった。帰りは24時過ぎ。モクレンはその暗闇の中でひときわ自身の真綿のような衣装をまとった姿をくっきりと表そうとするかのごとく、白い光をまとっていた。
少し気高く近寄りがたい。桜の木の下にはとはいうけれど、この白いモクレンも木霊がいるような気がして遠回りに通ったものだ。
白いモクレン。二十歳そこそこの私には、はじめてみる木だと思っていたのだが、花巻にもある。そして花巻の市の花がモクレンの仲間のコブシであり、いままさに咲き誇っている。

PS:モクレン・コブシの英名はマグノリア。最初の会社の研修所にも「マグノリアの間」があった。・・・・いやだな。