箱根駅伝，順天堂wiiならぬwin

私的には完全に正月の風物詩となりました「コタツで箱根駅伝」ですが，今年は順天堂大学が総合優勝しました。ちなみに昨年優勝の亜細亜大学は１０位とかろうじてシードをゲットするなど，見所満載の試合でした。

順大が総合優勝、６年ぶり１１度目…箱根駅伝(読売新聞) - goo ニュース

駅伝は先が読めないからおもしろい

順天堂は１区で１４位と大きく出遅れていました。したがって，最初の頃は「優勝以前にシードすら危ないなあ」と思っていました。一方，東海大学は順調に飛ばしており，今年こそリベンジ優勝できるか，という感じで見ていました。
ところが，順天堂は２区以降はじわじわと順位を上げ，５区の山登りで一気に首位に躍り出ました。あの今井選手，まるで平らな道を走っているような走り方でした。「山登りの神様」と言われていましたが，神を越えた超人的存在であったといえるでしょう。
そして，復路では，去年のようなアクシデントもなく，むしろ区間記録更新を出すなどの好成績も残しながら危なげなくゴールしました。去年のキャプテンだった難波さんの涙，あれはこの１年間のすべてを物語っているものでしょうね。
また，東海大は１０区でかわされてしまい３位に。とはいえ，復路もそつないレース展開だったと思います。

一方，名門神大は，１０区でまさかの繰り上げスタートに。しかも，わずか４０秒差でたすきがつながらないということになってしまいました。ルールなので仕方ありませんが，ちょっとばかり残念な感じがしてしまいました。もちろん，シードは逃してしまいました。
また，中央学院大や山梨学院大は，往路では１０位以内でしたが，復路で成績を下げてしまい，残念ながらシードを逃してしまうことに。しかし，いずれも名門校なので，この悔しさをバネに予選会からはい上がってきてほしいと思います。

いつもながら思うのは，駅伝は１人のエースがいるだけではダメ，逆に１人がブレーキになっても残り９人で取り返すこともできるという「完全なるチームプレイ」であるということです。贅沢を言えば，エース１０人がそろえばいいのでしょうが，もちろんそんな大学はありません。エースはいるが，ちょっとなあ，っていう選手も抱えている場合がほとんどです。あとは，いかに作戦を立てていくか，また選手全員が自分の力をどの程度まではっきできるか，そこがポイントとなるでしょう。だから，つい見ちゃうわけです，毎年！！

そんなわけで，今年は途中棄権する選手や完全に走れなくなってしまったような選手がいないなど，大波乱はありませんでしたが，各区とも様々なドラマを見せてもらい，今年の正月もわくわく感でスタートすることができました。

選手の皆様，関係者の皆様，本当にお疲れさまでした。

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