あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

あなわびし,コンピュータ社会

2007年05月28日 02時11分12秒 | 災害・危機管理
全日空の国内線予約・発券システムにトラブルが発生し,130便が欠航するなど,終日大混乱となりました。原因は未だ不明とのことです。

全日空にシステム障害 130便欠航、7万人に影響(朝日新聞) - goo ニュース

シリーズ,コンピュータ社会の弱さですね

最近はコンピュータトラブルに伴う社会的混乱は相当大きくなってきています。記憶に新しいのはサッカーくじTOTOのキャパオーバーフローや,東証のシステム障害などが上げられるでしょう。
エンジニア側は,当然システム更新時には様々な障害を想定した「危機管理マニュアル」を事前に作成し,トラブルに応じた対応を行っているはずです。一番手っ取り早いのは,今回のトラブル回避方法同様「元に戻す」なのですが,これではシステム更新がなかったことになるため,本当に一時的な回避方法に過ぎません。
いずれにせよ,今回も当然様々なトラブルを想定した対応を用意していたはずですが,想定外のトラブルが発生したものと思われます。どんな障害だったのかは,今後の調査で明らかになることでしょう。
ただ,大切なのは,「だから仕方がない」で片づけないことです。システムに頼っている業務の場合,「絶対に止まらない方策」を講じなければなりません。それは,更新時も同じことです。しかも,「機械は壊れる」ことと「人はミスを犯す」ことも計算に入れなければなりません。
今では,様々な手法が構築されています。当然,費用も嵩みます。しかし,「業務が止まったときの損害」と「安全対策費用」を天秤にかけた場合,多くの業務は前者に属するのではないでしょうか。とすると,やはり「絶対止まらない方策」に金をかけるのが経営者としての選択肢といえるでしょう。もう少し正しくいえば,「システムが止まっても業務が継続できる方策」となるでしょう。
コンピュータシステムはかつては業務補助装置でしたが,今では会社の根幹を支えるメイン装置となりました。会社の心臓である以上,やはりそれなりの費用をかけるべきでしょう。少なくとも,「サーバ1台」で運用するような無謀な手法はあり得ないでしょうね(もちろん,ANAはそんな無謀なことはしていませんが。多分ロードバランサーあたりでちょいと不具合が出たのでは,と勝手に思っています。)。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ
ランキングジャパン

TB先一覧
http://blog.livedoor.jp/yswebsite/archives/51584206.html
http://staralliance.seesaa.net/article/43100349.html
http://blog.goo.ne.jp/crofts/e/9d356271de7a2252a2d29c48883d86b3


最新の画像もっと見る

コメントを投稿