舟木一夫さんもビックリですね。
さて,必須科目未履修により卒業がかなりやばい高校が一気に増えてきました。
文部科学省もついに実態調査を始めるそうです。
必修を未履修、10県65校で 文科省、全国実態調査へ(共同通信) - goo ニュース
なぜ今さら問題に?
この問題,主に進学校で起こっている現象で,平たくいえば,受験に関係ない理系クラスの人たちに対し,学校側が本来必須科目である「世界史」を履修しないカリキュラムとして組んでしまった点に大きな誤りがあったわけです。
ただ,なんで今頃発覚したのでしょうか?
実は,この問題は,世界史が必須になった1994年以降,ちょこちょこ問題になっていました。つまり,10年前から同じ問題が起こっていたのです。ただ,扱いが地元地方紙レベルであったこと,校長の裁量で卒業認定させちゃった場合が多く,いわば「闇」に葬っていたことから,あまりことが大げさにならなかっただけのことだったのです。
したがって,おそらく大半の進学校では,このカリキュラムは「うっかり」ではなく「確信犯的」に行っていたものと思われます。
ただ,もう一つ気になったのは,なぜ「今さら文部科学省が調査」をするのでしょうか。前述のとおり10年も前から問題が発生していたわけですから,その段階で実態調査を行っていれば,ここまで大きなことにならなかったと言えますし,もっといえば,「グレー卒業生」を排出することもなかったと言えます。
つまり,今回の問題は,学校側と教育委員会,そして文部科学省側の「トリプルなあなあ体制」が大きな原因であったといえます。
そして,一番のとばっちりは,当の高校生でしょう。こんな時期から受験に関係ない科目を短期集中的にやらなかればならないのですから。
まあ,ほぼ確実に「内職」が横行する授業になり,またテストも「甘甘」問題になるでしょうから,学生にとって「まったく教養にすら残らない,ただ苦痛だけが伴った教科」という思い出だけが残ることになるでしょうね。
教養のみに付かない授業は,単なる時間の無駄遣いです。そうであれば,文部科学省も怠慢であったという自己責任も踏まえ,何らかの暫定特例措置を講じるべきでしょう。もちろん,単位を自動的にあげるのではなく,「ちゃんと教養が身に付いた」といえるような方策(例えば,単位論文など)などを検討してあげても良いのではないでしょうか。
学校長の責任問題は,その後ゆっくり追求してください。
とにかく,まず「高校生のため」という点を考えるべきでしょう。
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http://blog.goo.ne.jp/sunafukin-0101/e/d464a5649b630348a68822903e3a802c
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http://blog.goo.ne.jp/menthol7171/e/6b868a9725ce93b5b0029f2b606ae7f9
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http://blog.livedoor.jp/tomokazuusui/archives/50149880.html
http://blog.livedoor.jp/yononakakoubou/archives/50979940.html
http://blogs.dion.ne.jp/dubrock/archives/4418842.html
http://omegatribe1964.blog69.fc2.com/blog-entry-160.html
http://blog.goo.ne.jp/salubia2070/e/e511e55cabe9dfe4f0ffd61e2cd47fc6
http://blog.livedoor.jp/nob11/archives/50774721.html
http://blog.zaq.ne.jp/rootakashi/article/260/
http://baka-wo-sakebu.cocolog-nifty.com/nihonnocyushin/2006/10/post_25b5.html
http://kurumachan.seesaa.net/article/26542286.html
http://blog.goo.ne.jp/urmt/e/7dc26853b591b08a177d16c3cd255af4
さて,必須科目未履修により卒業がかなりやばい高校が一気に増えてきました。
文部科学省もついに実態調査を始めるそうです。
必修を未履修、10県65校で 文科省、全国実態調査へ(共同通信) - goo ニュース
なぜ今さら問題に?
この問題,主に進学校で起こっている現象で,平たくいえば,受験に関係ない理系クラスの人たちに対し,学校側が本来必須科目である「世界史」を履修しないカリキュラムとして組んでしまった点に大きな誤りがあったわけです。
ただ,なんで今頃発覚したのでしょうか?
実は,この問題は,世界史が必須になった1994年以降,ちょこちょこ問題になっていました。つまり,10年前から同じ問題が起こっていたのです。ただ,扱いが地元地方紙レベルであったこと,校長の裁量で卒業認定させちゃった場合が多く,いわば「闇」に葬っていたことから,あまりことが大げさにならなかっただけのことだったのです。
したがって,おそらく大半の進学校では,このカリキュラムは「うっかり」ではなく「確信犯的」に行っていたものと思われます。
ただ,もう一つ気になったのは,なぜ「今さら文部科学省が調査」をするのでしょうか。前述のとおり10年も前から問題が発生していたわけですから,その段階で実態調査を行っていれば,ここまで大きなことにならなかったと言えますし,もっといえば,「グレー卒業生」を排出することもなかったと言えます。
つまり,今回の問題は,学校側と教育委員会,そして文部科学省側の「トリプルなあなあ体制」が大きな原因であったといえます。
そして,一番のとばっちりは,当の高校生でしょう。こんな時期から受験に関係ない科目を短期集中的にやらなかればならないのですから。
まあ,ほぼ確実に「内職」が横行する授業になり,またテストも「甘甘」問題になるでしょうから,学生にとって「まったく教養にすら残らない,ただ苦痛だけが伴った教科」という思い出だけが残ることになるでしょうね。
教養のみに付かない授業は,単なる時間の無駄遣いです。そうであれば,文部科学省も怠慢であったという自己責任も踏まえ,何らかの暫定特例措置を講じるべきでしょう。もちろん,単位を自動的にあげるのではなく,「ちゃんと教養が身に付いた」といえるような方策(例えば,単位論文など)などを検討してあげても良いのではないでしょうか。
学校長の責任問題は,その後ゆっくり追求してください。
とにかく,まず「高校生のため」という点を考えるべきでしょう。
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>今回の問題は,学校側と教育委員会,そし
>て文部科学省側の「トリプルなあなあ体
>制」が大きな原因であったといえます。
ここで明らかになって
返って良かったのでは?
そのうち、告発したのはだれかの
「犯人捜し」にならないと良いですが・・
不思議なニュースだなぁ・・・、というのが率直な感想です。
今、在学している高校生を対象にする必要があるのでしょうか?
指導要領を厳格に適用するならそうかもしれませんが、学校にも教育委員会にも文科省にも一定の責任があるのですから、要領改正も視野に入れて、将来的に対処すべきでは・・・と思います。
ちょっと柔軟過ぎるかもしれませんが。
個人的なことを書くと、高校時代は受験の都合で世界史も日本史も両方勉強したことも思い出しました。暗記地獄でしたが、歴史は大好きでした。
問題を明らかにして,今後改善するべきであるとした点は評価できるでしょう。
ただ,本当に「なぜこの時期に?」というところでしょうか。少なくとも夏休み前には分かる話では??という気がしますね。
この問題は,高校生側の責任ではなく,確実に大人の責任です。
大人の責任である以上,大人に責任を取ってもらうのが筋というものでしょう。
ただ,受験云々は別にして,歴史はしっかりと勉強しておくことは,教養としても大事だといえます。実際,結構面白いですしね。
蓋をしていたということですね?
卒業の資格は学校でなく文部省が決める?
10年前の卒業生に補講して下さい。
まさしく 人生サイチャレンジ支援???
私にメイ案があります。条件付きで、暫定卒業を認めるのです。その条件は
①暫定卒業生は、卒業後、大学生あるいは社会人となったあと、(例えば1年以内に必要学科習得のため、夜間高校あるいは通信教育を受ける。
②ただし、それは(表向き)義務ではあるが、その結果のテストの実施は学生を受け入れた各学校の任意であり、結果報告の義務も課さない。フォローの検査もしない、罰則もなし。
要するに、必須科目を受けなければ卒業できず、大学受験も出来ないというルールから骨を抜くのです。こう言う手法なら、お役人も議員さん方もお手のもののはず。こうすればお歴々の面子も立つでしょう(笑)。
これ、本年4月に起こったPSE問題の解決策「売るのはノーだがレンタルならOKという大岡捌き?の学科履修版です。
そうなんです。逆に言うと、なぜ当時はさほど問題にならず、今になって急に大問題になったのか不思議なくらいです。
おそらく、この問題は、学校、教育委員会、文部科学省が一体となって「蓋をした」可能性が高いでしょう。
もっとも、この問題は大変重要なことなので、これを気にしっかりと見直せばよいと思いますし、大問題にしたことは意義があると思います。
かわいそうなので、学生のほうですね。
迷案は、むしろ「名案」だと思います。
普段官僚がやっている手法をここでも使えばいいだけの話です。
ただ、欲を言えば、やはり学生にとって「一般教養」も大事です。したがって、多少なりとも勉強する機会は与えたほうがいいでしょう。
そう考えると、通信教育方式が一番よいのかなあ、という気がします。
ほんの一部だけ捕まえて、急に不自然な対策採るのも、大人気ない。学ぶ機会を奪ったという意味で、かつての卒業生にも通信教育の機会を与えるというのもいい案ですね。
森元首相も態度と言い分は偉そうでしたが、実際には何も動いていませんからね。
議員をはじめとする公務員は、まず現地に行って、何かをしてから文句たれて欲しいです。
そして今回の場合、かつての阪神・淡路の時の様に、特例措置をとって然りです。
だって当事者である大人は何も見ぬふり・しらんぷりだったわけですから。
学校・教委・文科省の中にいる「なあなあ派」は、人間を全員首切ってもいいのでは?