ブラジルで有名な預言者のジュセリーノ氏が今注目を集めているようで,先日も日本テレビで彼の予言についての番組を放映してました。仕事の関係から生で見ることができなかったため,ビデオで録画して先ほど見ることができました。
番組では,マサチューセッツ工科大の襲撃事件や,9.11同時多発テロ,さらには伊藤一長氏射殺事件なども数年前に予言していたことや,彼の睡眠について科学的にメスを入れるなどしており,非常に興味深く見てしまいました。
でも,本当かなあ?やっぱりやらせかなあ?
そもそもジュセリーノ氏については,ネット上でも賛否両論ありまして,肯定派は彼の本を熟読した上で,しっかりと論拠立てて正当であることを述べていますし,否定派の方も,各予言の信憑性の真偽やブラジルの登記局や郵便制度,さらには予言書の送付先や用語の使い方などをあげて,後から作り上げた捏造であると主張しています。
私は,ジュセリーノ氏の予言書は読んだことはありませんので,テレビ番組ひとつだけで彼が本当の予言者かどうか断言することはできません。そこで,賛成,反対両方の立場からアプローチしてみようと思います。
まず,ひとついえること,それは「テレビの演出が真実を正しく伝えていない可能性があった」ということです。
例えば,予言書が送られたとされる関係機関からの回答についてはいずれも「お答えできない」などとなっていたが,もし本当に彼の真偽を問う目的の番組であるのならば,無数に送った関係機関のどれかからは何らかの返答がもらえるわけですから,そこをアプローチすればよいはずです。しかし,あくまでも「この予言者はすごいぞ」というスタンスで番組を作っているためでしょうか,あえてそこまでの取材は行っていません。したがって,「この予言は正しい」という前提に基づいて番組が構成されていたといえるのです。放送法の関係で,このような非科学的なものについてはテロップなどで注意を促すようにしていますが,今回も一応テロップを流したものの,番組のスタンスはあくまでも「この予言者は本当に正しい」という前提に立って編集されているのです。
また,登記所の件ですが,伊藤一長氏の射殺事件の場面では,登記所の画面に映された日付が「2007年7月*日」とかになっていたように見えました。この日付が単に閲覧の日付であれば問題はありませんが,仮にこれが登録年月日だとしたら,明らかに日本のテレビ局のロケ用として,事件後に登録したものであるともいえます。もし後者であるとすれば,これはジョセリーノ氏が悪いというよりも,彼を利用してテレビ番組を作ろうとした制作会社側に重大な悪意があるといえます。はっきりいえば,「番組偽造」です。
もちろん,ここも今の段階では私にはまったく分かりません。
さらに,登記所の登録=正確というのもやりようでごまかすことはできます。例えば,登記所に登録する文書それ自体に,自分で作った本物っぽいスタンプなどを押しておくのです。登記所は文書の真偽までは審査しませんから,その時点で正副同じ文書であることだけを認証しておきます。だから,後から登録してもあたかも古い文書であるかのごとく扱うことも理論的にはできるのです。
もちろん,これは仮説なので,本当にこうやっているかどうかは分かりませんが。
そのうえ,「的中率90%」と報じていますが,どうやら実際の的中率はそんなに高くないようです。この数字はテレビ局側のあおりのようにも思えます。
といいつつ,超常現象研究家としては,否定だけではなく,肯定する根拠も考えてみました。
それは次回に。
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番組では,マサチューセッツ工科大の襲撃事件や,9.11同時多発テロ,さらには伊藤一長氏射殺事件なども数年前に予言していたことや,彼の睡眠について科学的にメスを入れるなどしており,非常に興味深く見てしまいました。
でも,本当かなあ?やっぱりやらせかなあ?
そもそもジュセリーノ氏については,ネット上でも賛否両論ありまして,肯定派は彼の本を熟読した上で,しっかりと論拠立てて正当であることを述べていますし,否定派の方も,各予言の信憑性の真偽やブラジルの登記局や郵便制度,さらには予言書の送付先や用語の使い方などをあげて,後から作り上げた捏造であると主張しています。
私は,ジュセリーノ氏の予言書は読んだことはありませんので,テレビ番組ひとつだけで彼が本当の予言者かどうか断言することはできません。そこで,賛成,反対両方の立場からアプローチしてみようと思います。
まず,ひとついえること,それは「テレビの演出が真実を正しく伝えていない可能性があった」ということです。
例えば,予言書が送られたとされる関係機関からの回答についてはいずれも「お答えできない」などとなっていたが,もし本当に彼の真偽を問う目的の番組であるのならば,無数に送った関係機関のどれかからは何らかの返答がもらえるわけですから,そこをアプローチすればよいはずです。しかし,あくまでも「この予言者はすごいぞ」というスタンスで番組を作っているためでしょうか,あえてそこまでの取材は行っていません。したがって,「この予言は正しい」という前提に基づいて番組が構成されていたといえるのです。放送法の関係で,このような非科学的なものについてはテロップなどで注意を促すようにしていますが,今回も一応テロップを流したものの,番組のスタンスはあくまでも「この予言者は本当に正しい」という前提に立って編集されているのです。
また,登記所の件ですが,伊藤一長氏の射殺事件の場面では,登記所の画面に映された日付が「2007年7月*日」とかになっていたように見えました。この日付が単に閲覧の日付であれば問題はありませんが,仮にこれが登録年月日だとしたら,明らかに日本のテレビ局のロケ用として,事件後に登録したものであるともいえます。もし後者であるとすれば,これはジョセリーノ氏が悪いというよりも,彼を利用してテレビ番組を作ろうとした制作会社側に重大な悪意があるといえます。はっきりいえば,「番組偽造」です。
もちろん,ここも今の段階では私にはまったく分かりません。
さらに,登記所の登録=正確というのもやりようでごまかすことはできます。例えば,登記所に登録する文書それ自体に,自分で作った本物っぽいスタンプなどを押しておくのです。登記所は文書の真偽までは審査しませんから,その時点で正副同じ文書であることだけを認証しておきます。だから,後から登録してもあたかも古い文書であるかのごとく扱うことも理論的にはできるのです。
もちろん,これは仮説なので,本当にこうやっているかどうかは分かりませんが。
そのうえ,「的中率90%」と報じていますが,どうやら実際の的中率はそんなに高くないようです。この数字はテレビ局側のあおりのようにも思えます。
といいつつ,超常現象研究家としては,否定だけではなく,肯定する根拠も考えてみました。
それは次回に。
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東北で発生した地震も彼が予言していた,という説が出始めました。
どちらかというと,彼を利用して儲けようとする人がいる,というのが正しいような気がします。
そういう意味では,非常に残念な人かもしれませんね。
私は「否定派」です。彼の能力には矛盾がありすぎますし。
因みに、彼の予言的中立は5%(後出し含む)です・・。
結構残念な人ですよね・・。
この類の予言の場合,「はずれて本当に良かったですね」ですべて片付けてしまうことが多いです。
富士山大噴火の予言については,その後訴訟問題にまでなってしまいましたよね。
ちなみに,ジュセリーノ氏の本は,あの「たま出版」が請け負っています。ベスピオ火山噴火云々もこのあたりが出所でしたっけ?
2007年は今日を含めて8日なんですが・・・。
もくすぺの番組枠という瞬間に,あれは「娯楽番組」です,ハイ(^^;)。
しかし,おっしゃるとおり,予言云々は別にして,少なくとも環境問題については本気で考えなければならない時期にあることだけは事実です。そういう意識を高めるために予言を出しに使うのであれば,真偽は別にしても「あり」なのかもしれませんね。
いんちきかどうかは別にして,予言や占いというものは,ある程度断言することでより信憑性が高まるようです。
あとはその伝え方の問題でしょうね。かつて「富士山が噴火する」と断定的に言ってしまった人が,その後訴訟騒ぎにまでなってしまったという例もありますから,そういうところは本来は慎重に発言する必要があるのかもしれません。
UFOとかも大好きっ.笑
ただ,気象の変化は感じてます.2043年かどうかは
別として,出来ることはするのは間違ったことでは
ないでしょうね.
せめて「○○でしょう」あたりにとどめないと、それが続いた後には信頼を失うでしょうし。