あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

気球に乗ってどこまでも,そこに何かが待っているから?

2009年10月19日 23時22分40秒 | 外交・海外情報
アメリカで子どもが誤って気球に乗ってしまったと思ったら自宅で無事保護されたという事件について,アメリカ捜査当局は,一連の騒動を「やらせ」と断定し,刑事事件として捜査に着手することとしたようです。
また,これは一部メディアを荷担しているとされており,メディアあげての「やらせTVショー」の疑惑も出ているようです。

気球浮遊騒動は一家の「やらせ」 米当局が断定(共同通信) - goo ニュース

目的はやっぱりお金かなあ?

今回の騒動について,問題の両親は,「何の利益も得ていないし,広告もしていないので,やらせとするメリットはない。」と弁明しています。
たしかに表面的にはそうかもしれませんが,しかし,アメリカのテレビで注目されれば,結構多くの局でテープを買ってくれます。実際,そうした映像の多くが日本のテレビでも何度も報じられています。そして,アメリカでは,こうした「テープ販売」を商売にしている方が多いのです。
つまり,アメリカでは,「スクープ映像はお金になる」という商売が成立しているのです。
とすると,アメリカの保安官が「やらせ」と断定したことも十分理解できます。もっとも,まだ刑事告発された訳ではないので,今後,捜査当局の動きを注目したいと思います。

ところで,アメリカではこうした行為も犯罪になるようですが,仮に日本で発生した場合,どのような罪になるでしょうか。
人を騙したので詐欺罪,って思うかもしれませんが,騙しているとは言っても,それで金品や財産権などを要求した訳ではないので,詐欺は成立しません。
あえていうと,警察などを徒に動かしてしまったと言うことで,偽計業務妨害罪の成立が考えられます。そんなもんでしょうか?とにかく,仮に罪になるとしても相当軽いものです。まして,テレビ局とタッグを組んだやらせだとしたら,テレビ局側スタッフは基本お咎めなしの可能性が高いです。
日本でこうした輩が出現しないことを願うだけです。

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