あれは,あれで良いのかなPART2

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舛添新党発足で喜ぶのは実はイチロー,びびるのはシンタロー?

2010年04月22日 22時43分16秒 | 政治・選挙
舛添要一元厚生労働大臣が自民党を離党しました。舛添氏は「新党改革」を発足して参院選に臨むと見られています。

舛添新党は「第3自民」=みんな・渡辺氏(時事通信) - goo ニュース

本当は自民党を追い出されただけ?

舛添氏は,自民党幹部批判を繰り返しており,その結果,離党勧告を出そうと言われた矢先の出来事でした。そういう意味では,ナイスタイミングというか,「クビと言われる前に辞めた」ってところが本音でしょう。
しかし,これは自民党にとって打撃ははかりしれません。なにしろ,「次期総理にふさわしい人第一位」な訳ですから,いわば参院選頼みの綱だったわけです。自民党は選挙で勝つためには,むしろ「舛添氏を要職にする」ことの方がよかったのです。

ただし,舛添氏もこれで安泰とは言えません。これからどういうメンバーが新党に参加するか分かりませんが,なにしろ新党乱立の状況の中では,舛添新党といえども他の新党に埋没してしまいます。いくら「次期総理にふさわしい人」であったとしても,自民党や民主党との違いを示すのはもちろんのこと,他の新党との違いを明確に示し,そして「それが国民のためになる」ということを提示しなければ,さほどの集票は期待できません。むしろ,既に「第三自民党」と言われるくらい,「非民主,反自民党の一時受け皿」程度にしか思われていない節すらあります。

ところで,この小党乱立ですが,これに喜んでいるのは,意外にも小沢一郎氏です。小党乱立したことで,「反民主党票」が自民党に集まらず,小党に分散することで,結果的に民主党は負けないっていうことになります。もちろん,民主党は大勝できませんが,それでも自民党に勝てると言うことで,小沢氏の立ち位置がますます不動の地位になるといえます。皮肉にも,舛添氏は,「反民主」のはずが,小沢氏への「ナイスアシスト」をしてしまうのかもしれません。

一方,舛添氏は必ずしも参院選に焦点を当てていないと見る見解もあります。特に注目が集まっているのは,来年行われる「都知事選」です。石原都知事も,新銀行東京問題やオリンピック招致問題などで求心力を失いつつあり,民主党メインの議会運営にも結構苦慮しています。そんな中,舛添氏が立候補すれば,前回の浅野氏以上に恐い存在となるはずです。しかも,同種自民党支持基盤を二分することになるため,組織票もほとんど期待できないでしょう。そうなると,舛添氏が優勢になるかもしれません。
舛添氏としては,自民党総裁選に出られない以上,むしろ一国一城の主になれる知事に食指するのは至極当然の発想かもしれません。

いずれにせよ,前回も書きましたように,世の中「非民主,非自民」に動いています。しかし,その受け皿として強力なリーダーシップを持つ政党はありません。舛添氏も,野望はともかく,まずは「国民目線の政治」を全面的に押し出して,受け皿となる目玉政策を打ち出してほしいものです。

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