あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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道路整備vsガソリン代,国民がどっちを求めているか聞く時期だ

2008年04月10日 01時32分24秒 | 政治・選挙
少し前のニュースをベースにしますが,ガソリン税の暫定税率問題では,福田総理はこれを一般財源化することを検討したいなど,ここへ来て一気に動きが出てきました。一方で,自民党内部には一般財源化に対する抵抗感を持つ者や,地方から一般財源化に消極的な意見が出るなど,様々な意見が飛び交っています。

福田首相が道路特定財源の09年度一般財源化を提案、民主幹部は難色(ロイター) - goo ニュース

今こそ解散総選挙で民意を聞こう

このニュース,政治家サイドの視点ではなく,私たちサイドから眺めてみたいと思います。
今回のガソリン税の問題は,改めて「政治家を適当に選ぶとどうなるか」ということを痛感させられた事例といえるでしょう。
すなわち,衆参で同じ党が与党となると,何でもかんでもスルーしてしまいます。今大問題になりつつある「後期高齢者医療制度」も,一昨年国会を通過しましたが,その際はさしたる議論もなく,しかも国民に対する対した説明もなく法案として成立してしまいましたが,衆参で違う党が与党になると,暫定税率問題のごとく,多くの法案が簡単には成立しないことになります。
このねじれ国会を作った張本人は私たち有権者です。そして,このねじれ国会は一方で法案の慎重審理が期待できるが,一方では重要法案がすべて停滞してしまい,国民生活に影響を来たすという弊害もあります。それゆえ,ねじれ国会を容認するかどうかについては,当然賛否両論あると思います。
また,具体的な問題としては,このガソリン税問題,これがまさに私たちに与えられら重要問題といえます。すなわち,「ガソリンが安い方がよい」のか,それとも「ガソリンは高くてもよいから道路整備をもっとやってほしい」のか,さらには「ガソリンは高くてよいが,道路整備以外にも使えるようになった方がよいのか」など,たくさんの意見があるはずです。ところが,この問題は,今回の衆議院議員選挙の際は全く争点になっていなかったはです。
とすると,これだけ国民を二分しうる重要問題が発生している以上,より民意を政治に反映させるため,やはり衆議院を解散する必要があるといえるでしょう。今の衆議院は正直そこまでの民意が反映されていません。

もちろん,今後どうするかの選択肢を各党から出された以上,私たち有権者は今度こそ真剣に一票を投じる必要があるでしょう。まず棄権するのはもってのほか。棄権する=ガソリンが200円以上になったり,道路が整備されるか道路整備が一切なくなることになると言っても何ら文句は言えません。
当然,各党から出された選択肢を鵜呑みにしてはいけません。その選択肢が本当に正しい情報に基づいているのかどうかを見極める必要があります。この見極め方法はいろいろありますが,やはり多くの意見を聞くというのが一番良いでしょう。
さらに,ねじれ国会が消極と考える方については,その解消方法は2つあることを忘れてはいけません。すなわち,次の衆議院議員選挙で民主党に投じるだけではなく,次の選挙で自民,公明に投じた上で,その次の参議院議員選挙で同様に自民,公明に投じるという方法もあります。目先のねじれ解消だけを考えるのではなく,やはり政策ベースに考えるべきなのです。このことは,逆にねじれ容認派にも同様のことが言えますし,同様の手法が考えられるのです。

とにかく,今国会は大混乱しています。この混乱回避のためにも,早急に解散するべきです。そして,今度こそ真剣に考えて一票を投じましょう。棄権はもちろんのこと,義理人情や付き合い投票を繰り返す限り,今回のような混乱に巻き込まれるなど「天につばする行為」となってしまいます。

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8 コメント

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効率のいい仕事できんのか?? (てるりん)
2008-04-10 10:19:31
お引越しお疲れ様でした。
この類の話題、真剣に聞いてても納得の行く回答が出てこないので(喧嘩両成敗だもの)、断片的に聞いてしまいますので、私なりのコメントを。
ガソリンは安いほうがいい。でも25円まで下げなくても10円くらいにしとけばよかったのでは?と思う。道路整備に関しては大きな道路を作るより、安全な道路を作ってほしい。利用する私たちのモラルがあってのことですが。
とにかく無駄仕事が多すぎる。最近話題の高齢者の医療制度に関しても要領悪すぎ。転送ダメなら事前にもっとPRすべきだったし、施設に入ってるお年寄りには施設に出向くとか、住基ネットをしっかり活用させた上での住民管理して各部署に把握できるシステムにするべきだったのでは?配達だって市の職員がやってもいいのだし(うちの自治体は保健センターのは独自にきてます)。
税収上げたければ、国民の生活が潤うように考えるべきだし、支出減らすためには家庭の主婦を見習ってください。しかしガソリン買いだめするような国民も少なからずおるから、ちょっと情けない。大地震来たってあまり役に立たないと思うし、使わない方法を考えてほしいものです。
言ってもキリがありませんが、こんなところです。
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どちらかというと (masa)
2008-04-10 18:30:42
 選挙で棄権や義理人情などは勿論出した事はありませんが、どちらかというと私は「ねじれ容認派」です。
 その大きな理由として、過去数十年が自民党オンリーだったため、法案の「ヨッシャヨッシャ通過」がまかり通っていたことです。

 ただ、現状維持が良いとは決して思いませんし、国民主権と謳うからには、各党が全国の自治体にそれぞれ専用の目安箱を置くくらいしても悪くはないと思います。

 「そんな金がどこから」というのであれば、まずは具体的な経費を全部公開して貰ってからでしょう。くだらない物を買うよりも、よっぽどましかと思います。
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てるりんさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2008-04-11 02:03:04
こんばんは。
おっしゃるとおり,いろいろなところでまだまだ「無駄遣い」が多いですし,一緒にやれば安くなるのをあえて別々にやって余計に経費をかけているなんて言うところが多いと思います。
道路に関しては,以前にも書きましたとおり,必要不要以前に作る過程で無駄金がかなり出ています。この辺をもっと整理できれば,「小さな予算で大きな仕事」も可能なのではと思います。
もっとも,各党利権が絡んでいるため,なかなか先に進めないのでしょうが。
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masaさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2008-04-11 02:04:41
こんばんは。
各党が目安箱を設けるというのはナイスアイデアだと思います。今の現状は,「支持者の声しか聞かない」というスタンスの党ばかりですから。
また,これからは情報公開は必須でしょう。公開する党ほどまともという推定を働かせてもよいと思います。
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おつかれさま! (ぴえる)
2008-04-12 21:44:06
新たな生活の場はいかがでしょうか?
東京と違い,ガソリン代がかさむ生活環境になるのではないでしょうか?
再び値上げされないように祈りましょう。
今日は,福田総理の花見のニュースが流れていましたが,連日福田総理は切れまくっていますね。
自民も民主もそれぞれ党内をまとめ切れていない状況が続いているように見受けられます。
問題は山積のはずなのに・・・
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引っ越しおめでとうございます (緑風院主)
2008-04-12 22:23:55
お疲れ様でした!!
いいダイエットになりましたか!?

いや、おっしゃる趣旨はわかるのですが、
「ねじれ国会」の是非の議論とは別に、
解散後のシュミレーションなのですが、
仮に衆院で信を問うて、自民プラス公明が
過半数を確保した場合は、どうなるんですか?

政府・与党合意をベースに政策形成されるとすれば、
20年度は特定財源維持、21年度以降は一般財源化ということになりそうですが、
参院はおそらくそれでは通りますまい。

参院が、これまでの主張を変えないようであれば、「直近の民意」を無視する不見識な存在であり、
一方で、「直近の民意」に従って、政府・与党合意
に従うようであれば、そもそも参院の存在価値は
ありませんわな(それとも、一般財源化を政府・与党に飲ませただけの評価に止めるということになるのかもしれませんが。ただ、郵政解散後の特別国会での参院可決時のように、無力感に打ちひしがれる可能性は高いですが。)
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ぴえるさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2008-04-13 00:32:36
こんばんは。引越しもある程度落ち着いてきました。
自民も民主も,「敵が内部にもいる」ということでまったく話がまとまらないという状態といえるでしょう。
内部の敵も,これを機に見切りをつけて独り立ちすればよいのですが,あくまでも「政党にぶら下がりたい」という思いが強く中で騒ぐだけ騒いでいるだけに余計たちが悪いといえます。
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緑風院主さま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2008-04-13 00:38:47
こんばんは。引越しは結構大変でした。本当に少しやせましたが,既に戻し始めています(^^;)。
さて,解散総選挙になった場合,当然「自民公明で過半数」という民意もありうると思います。そうなるとねじれ状態は続きます。ただ,「直近の民意は衆議院」ということになりますから,衆議院の優越を駆使しやすくなるでしょう。ただ,今のように3分の2まで議席が取れないと,法案再可決ができないため,次の参院選まで重要法案停滞しかなくなります。
ただ,ここで問題となるのは「野党の対応」です。次の参院選において有権者が野党をどう見るのか,それがおそらく直接票につながりますから,参院で無謀な反対はできないといえるでしょう。
つまり,「より深い議論」が期待できるのです。
ただし,「想定外のテーマ」が出てきた場合,話は別ですが。
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