あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

11月5日(金)のつぶやき

2010年11月06日 02時38分07秒 | ツイッター
08:02 from www.movatwi.jp
尖閣諸島近海での衝突ビデオは本物らしい。だとしたら、日本はまたしてもカードの切り方間違えたかも。ネット流出の点を中国はかなりしつこく食いついてくるでしょう。
08:04 from www.movatwi.jp
ポーカーやブラックジャックは、いい手札持っていても、勝てないときがあります。逆にブタでも負けないときがあります。駆け引きがものをいうのです。
08:11 from www.movatwi.jp
民主党の県議候補らしい人が前橋駅前で朝立ちなう。前橋ではめちゃくちゃ珍しい!でも、やっぱ、党の政策ビラは配らないのですね。
19:18 from www.movatwi.jp
地震だ!前橋は震度いくつだろう?
by okanyan599 on Twitter

まさに幕末?民主党政権が内患外憂状態になった尖閣ビデオ流出問題

2010年11月06日 01時45分07秒 | 社会問題
いわゆる尖閣諸島沖での巡視艦への中国漁船衝突事件について,その一部始終を撮影したと言われるビデオがYouTubeに公開されました。
誰がやったのはかは不明ですが,ハンドルネームが「sengoku38」ということから,様々な憶測が飛び交っています。また,中国も不快感を示しており,来週開かれるAPECへの影響も懸念されるようです。

尖閣ビデオ、ネット流出か=内部が関与?海保調査-44分、国会提出より長く(時事通信) - goo ニュース

切り札は,切るタイミングを間違えると負ける

このビデオ,政府筋も認めているように,かなりの確率で本物だと思います。中国側も偽造とは言っていないからです。
ただ,今ここでこのような形でオープンにすることは,菅政権にとっては,ものすごい痛手でしょう。
ブラックジャックやポーカーなどのカードゲームでは,たとえ手札が良くても,それを切るタイミングを間違えるとゲームは負けます。逆に,手札がブタであったとしても,ゲームの駆け引きをうまく使えば,負けないこともできます。
今回のケース,このビデオの存在自体は,日本側の手札が良かったはずなのです。ところが,それを切るタイミングを完全に間違えました。ひょっとしたら,もっと遅いタイミングで切るつもりだったのかもしれませんが,ほかのプレーヤーにカードを切られてしまい,もはや「ブタ」状態になってしまった,っていうところでしょう。
一方の中国は,手札的にはブタだったはずが,ものすごい駆け引きにより,完璧に引き分けに持ち込みましたが,この一件で確実に勝ちに転じてしまうでしょう。
このビデオ流出,日本政府はなすすべがありません。

ところで,このビデオ流出事件,ざっくり言うと,次の点が問題となります。

1 日中関係悪化
2 日本政府の情報管理能力の弱さ露呈
3 日米関係へも影響波及
4 民主党政権崩壊の危機
5 ビデオが流出していない部分の公開


1については,先ほどのトランプゲームの話のように,当然ながら中国側は反論をしてきますが,あちらはいわゆる「やくざの交渉術」のセオリーどおり「論点のすり替え戦略」でやってきますから,ビデオの中身の話ではなく>,「なんでこれが出てくるねん」「なんでこんな出し方するねん」「日本政府の情報管理能力はなんやねん」みたいな外側外側から批判を繰り広げ,コアに触れられないようにしつつ日本政府の痛いところを突いてくるという攻撃をしてくることでしょう。
繰り返しますが,完全に切り札を切るタイミングを誤った結果です。
あとは,せいぜい「やくざの交渉術」に乗っからず,真っ向勝負で攻め返すしかないでしょう「経済制裁」みたいなカードを向こうが切ってくるでしょうから,今の日本の外交能力では,かなり難しい勝負になるでしょう。

2については,既に多くの方がいわれているように,国家機密がこんな簡単に漏れるというのは,非常にやばいとしか言いようがありません。
日本の危機管理能力の甘さを世界中に示してしまったことになります。
のみならず,これにより「日本はサイバーテロ楽勝!」とテロル達に思わせてしまったともいえるため,今後は情報管理に相当な注意が必要です。
まずは犯人探しが大切ですが,本来は,国家機密的な情報はトレーサー可能な状態にしておくのが常套手段なので,2,3日で犯人は分かるはずです。なので,もし,2,3日たって犯人が分からない場合は,「犯人を隠避した」か「リアルに情報管理がボロボロだった」のいずれかということになるでしょう。

3については,2の派生論点です。
アメリカとしては,こんな情報管理の緩い日本に,米軍の最高機密情報を流せるはずがありません。だとすると,アメリカとしては,「日本にはうっかりなことは言えない」という態度に出るでしょう。
これがどこで問題になるかというと,例えば,「北朝鮮からのミサイル発射情報」の伝達を少し遅らせる,みたいなことが生じるかもしれません。
いずれにせよ,日本にとって不利です。

4ですが,既に自民党を中心に,民主党の対応について総攻撃を受けています。
そもそも,このビデオを誰が流出したかという問題もありますが,おそらくは「反民主」の政府関係者(検察関係者を含む)でしょう。ただし,そんな大物ではありません。この時期にこのカードを切る意味があまりないからです。
とはいえ,補正予算審議にもろに影響しましたし,国民からもこれにより菅政権に対する不信感が高まりました。
おそらく民主党の支持率はこれで相当下がることでしょう
ただし,例によって,これで自民党の支持率があがるわけではありません。なぜなら,今の段階では,自民党も「ただ騒いでいるだけ」に過ぎないからです。逆に言うと,自民党がこの事態をうまくまとめ挙げれば,ものすごく支持率があがることでしょう。
結局のところ,「政治不信」「政党不信」「国家不信」に国民が陥るだけ,っていうところでしょう。いうなれば,まさに幕末日本状態です。
この状態を喜んでいるのは,むしろ中国かもしれませんね。

5については,実は海上保安庁職員が停船させ,乗りこみ,逮捕する場面がまったく公開されていない点が気がかりではありません。
船の体当たりは,見る限り中国漁船に非があるのがほぼ確実ですが,その後の停船から逮捕に至る場面がどうであったのか,非常に気になります。また,ここまで大胆に流出させながら,逮捕場面が流出しないのは,逆に妙です。
考えられるのは「逮捕手続きに重大な違法があった」という日本側の非があるか,または逆に「中国漁船から想定外の攻撃を受けてものすごいことになっていた」という中国側の非のどちらかがあったのではないか,っていうことです。
ここは,むしろ政府がきちんと公開して説明をするべきでしょう。ただし,仮に日本側に非がある状態であったとしたら,カードを切るタイミングは考えるべきではありますが・・。

いずれにしましても,この問題,まだまだ外交レベルのでのしこりを残しそうです。やはり,今までのようにあいまいな解決を求めるとろくな目に合わないっていうことの警鐘といえるでしょう。
尖閣諸島問題も含め,ここは日本政府も毅然とした対応にでるべきです。

と同時に,情報管理については,より厳しい方法を考えることも大切でしょう。情報公開を広く認めることは,けっして情報管理がゆるくていいという意味ではありません。

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