トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

鏑木清方の築地明石町を含む三部作

2019-12-05 14:46:46 | お出かけ
合唱コンクールも無事にすみ(入賞しませんでしたが、(^-^;)、やっと心にゆとりができて、平日狙いで昨日4日に、東京国立近代美術館で開催中の鏑木清方の特別展を観に行きました。40年以上行方不明になっていたという鏑木清方の美人画、築地明石町を含む、浜町河岸、新富町と合わせた3部作を観ることができました。鏑木清方は、上村松園と肩を並べた美人画の大家で、この展示は是非観たいと思っていたものでした。T子さんと美術館前に10時半に待ち合わせましたが、チケット売り場に結構長い行列ができていたので、すぐに並びました。じきにT子さんも到着。800円のチケットを買いました。鏑木清方展と収蔵品展の両方を観覧できます。エレベーターで4階まで上がって、先に収蔵品展を観ました。収蔵品もとても見ごたえがあり、藤田嗣治やセザンヌの静物画など、じっくりと観覧していたら1時間以上経過し、おなかが空いてきてしまいました。でも、館内に気軽に入れるカフェはないそうなので、そのまま3階の肝心の清方の特別展に行きました。清方作品のフロアは平日にしては、人が多かった(特に3部作の前)ですが、キャプションを読みながらゆっくり観覧できました。さすがだな~という感じ。1月から12月までの日常の風景を切り取っ た絵の掛け軸のシリーズもすごく良かった。三部作は大きな絵でした。はんなりとした美人画。特に築地明石町のモデルになった女性の写真も見ましたが、実物も美人でしたが、絵の女性の美しさにはうっとりしました。黒い羽織と青みがかった着物の色のコントラスト、色白の顔と手には金の指輪。優雅な立ち姿でした。傍らに咲く碧い朝顔としっくり合っていました。その後、2階に降りて他の収蔵作品を見て、現代アートは早めにササっと。お土産に美人画三部作の絵葉書を買いました。

ドトールコーヒーで軽くパンのランチをすませ、T子さんとおしゃべりしながら、皇居の外堀に沿って歩きました。朝、大嘗宮見学に向かう人波がすごかったのですが、乾通一般公開と大嘗宮一般公開はこちらと矢印の掲示を持った案内人が立ってたので、朝ほどは混んでないかもと思って、せっかくなので、2人で大嘗宮も見学することにしました。行列整理に準備されたコーンの数がすごかったですが、平日なので、スムーズに持ち物検査と身体検査を通り、坂下門へ向かいました。大嘗宮が近づいたら、進行速度が遅くなりましたが、まぁまぁの時間に正面までいけました。ただし、最前列で写真を撮ろうとするとちょっと大変でしたが、頑張りました。私の生存中にもう即位はないと思いますので、見れて良かったと思います。8日までの公開です。





夕飯は東京駅前に戻って店を探そうとしましたが、むしろオフィスビルのほうがありそうということで、新丸の内ビルに戻り、5階のレストラン街の酢重ダイニングという和食の店に入りました。ソフトドリンクで乾杯し、美味しそうな料理をいくつかとってシェアしました。夜景も綺麗だし、落ち着いた雰囲気の店で、ゆったり話せました。料理も美味しかったし、お勧め。本店は軽井沢にあるそうで、味噌、醤油をベースにした懐かしい感じの味付けでした。大豆と葉野菜のサラダ、手羽先の塩麴焼き、かんぱちのカマの焼いたもの、鶏肉と根菜類の田舎煮、最後にご飯と味噌汁セットを取りました。どの料理も美味しく満足しました。温かいほうじ茶が出ました。東京駅前にはオリンピックまでの日数の電光掲示がありました。楽しい1日でした。









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