<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

峰の嵐か、松風か。

2023年06月27日 03時35分19秒 | Weblog

峰の嵐か、松風か。訪ぬる人の、琴の音か。駒引き止めて、立ち寄れば、爪音高き、想夫恋。

 

福岡県民謡、黒田節の二番の句だ、これは。

想夫恋というのは、琴の曲名だろうか?

 

お爺さんはこの民謡が好きだ。情けが深い。情けをおし忍んで、よく歌っている。誰もいないところで。すると峰の松風が聞こえて来る。

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夜の海を行き交う貨物船の響き

2023年06月27日 03時24分50秒 | Weblog

此処は下関です。わたしは今夜は下関に泊まっています。満珠荘という宿です。

二階がエントランス。レストラン。その下の階が大浴場。その下に泊まる部屋がならんでいます。

どの階からも海峡が見えます。お風呂に浸かりながらでも。レストランで夕食しながらても。部屋からはやや見えにくいけど。夜の海を行き交う貨物船の響きが伝わって来ます。

午前3時。目が覚めてしまいました。船の響きを聞いています。

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佐渡は寝たカヨ、灯が見えぬ。

2023年06月27日 03時02分45秒 | Weblog

このお爺さんは、よく歌を歌う。民謡を歌う。この頃はまってるのが、佐渡おけさ。

 

ハアー、雪の、新潟、吹雪いて暮れるよ。は、ありゃありゃありゃさ。佐渡は寝たカヨ、灯が見えぬ。

 

佐渡島は新潟からは見えない。遠く遠く離れている。だから、吹雪いていようと晴れていようと。夜であろうと昼間てあろうと。見えない佐渡を思う。人は、それでも思う。思いたがる。

 

恋しい人を思いたがる。生きていればみなそうするはずだ。

お爺さんは、車を運転しながら、民謡を歌う。声を張り上げて。

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