おばんでがんす。ダム放水のための目覚め。しぶしぶ従う。しかし、放水できるのは有り難いこと、なんだよね。できなかったら? 七顚八倒の苦しみだろう。放水くらいを不平したら、罰当たりになる。そうだったそうだった。ものは考えよう。不平にしなかった今夜の己は、人生の最大正解者である。
放水できて、いまは安堵していられる。安堵に導かれたのである。さ、また寝よう。
おばんでがんす。ダム放水のための目覚め。しぶしぶ従う。しかし、放水できるのは有り難いこと、なんだよね。できなかったら? 七顚八倒の苦しみだろう。放水くらいを不平したら、罰当たりになる。そうだったそうだった。ものは考えよう。不平にしなかった今夜の己は、人生の最大正解者である。
放水できて、いまは安堵していられる。安堵に導かれたのである。さ、また寝よう。
1
清々しい朝。清々しい朝の空気が流れている。少しだけひんやりする。いい気持ち。小鳥が鳴いている。渡って来た鳥らしい。聞き慣れない歌を歌っている。窓を開ける。夜の間、雨の音がしていたが、いまは止んでいる。畑の土が雨に濡れてしっとりしている。植物はこれで元気を発揮していくだろう。発揮したその元気を人間が貰い受けるだろう。
4時を過ぎてから外に出た。草毟りをして、その後、入念に土作りをしてから、西瓜苗を2株移植した。種から蒔いて育てていた苗である。霧雨が降っているがお構いなし。その後は、朝顔を鉢に植え込んだ。鉢には、有機培養土を注ぎ込んだ。そして有機石灰、化学肥料、有機肥料牛糞を加えた。合計8鉢が出来上がった。たっぷり水遣りをする。これをベランダに列べた。これから毎夕、水を撒いてやることになる。何でも楽しいが、すべて愛情が欠かせない。
今日の即興7行詩 その2 「光」
光が
わたしに届く
太陽を出発した後
一度も方向を変えていないのだ
まっすぐまっすぐを貫いてきたのだ
わたしを目指して来たのだ
その光をわたしが受ける
5
この頃、お昼寝をする癖がついている。お昼ご飯を食べた後、きっとウトウトし出す。前後に体が揺れて、船を漕ぎ出す。いい気持ちだ。脳内で快感ホルモンのエンドロフィンが溢れ出しているのだろう。30分でいいのに、オーバーする。快感に浸っていたいのだろう。横にならなくてもいい。座椅子に座った姿勢で十分である。そういえば、私の母が昼寝が上手かった。寝入りが早く、寝起きが素速かった。睡眠の時間もものの10分ですんだ。
4
夜明け方はこれ以上は望めないと思うほどの上天気だったのだが、お昼を過ぎたら曇って来た。木の上に登って、ぎゃぎゃぎゃっと蛙も鳴き出した。雨を予兆できる蛙さんだから、もうすぐ雨が降って来るのだろう。気温も下がっている。畑仕事はできないかもしれない。それでも雨が降っても濡れないベランダでだったら、朝顔を植える鉢作りができるぞ。もう移植をしていい段階に来ている。
3
友人がやって来た。長靴を借りにやって来た。大学に学んでいる中国の男女の留学生たちを、有明海の潮干狩りに連れて行く。それで長靴がたくさん必要になるのだ。彼はほぼ毎年これをやっている。この冬は天山スキー場にも連れて行った。偉いなあと思う。僕は外国人に対しても、それほどの情を示さない。親切でもない。どちらかというと冷淡の方だ。どうしてこうも違うのだろう。
2
午前中は、胡瓜が這い上る棚を造ってやった。数本の支柱を立てて、胡瓜が這って上っていけるように、長いヒモを横様に張って巡らせて。胡瓜はもう実をつけ始めている。初生りは小さい実のうちに摘果する。負担を少なくするために。たいした作業量ではないのに、蒸し暑くて、背中が汗ばんだ。
1
お昼。お昼は茶蕎麦を食べた。人様から京都土産に頂いたものを。賞味期限が迫っていた。ワサビ入りの麺汁につけてつるつると啜った。蕎麦には有明海の上等の海苔を散らしてあった。おいしかったけれども、腹八分目を守った。赤く熟れたトマトも囓った。これはスーパーで買ってきたもの。我が家の畑のトマトはまだ赤く色づいていない。
8
詩を書こうと思うが書けない。そよろともしない。詩は詩神の書く芸術作品。ひたすら畏まって詩神を待つ。
*
今朝の即興7行詩 その1 「静かで深い湖」
ふふ
ふふっと笑ってみる
唇を横に広げると口が笑い出す
ふふ ふふっと笑ってみる
形が笑うと形の奥が笑う
奥には静かで深い湖がある
その静かで深い湖がふふっと笑う