小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



年末の大掃除の際に戸棚や押入れの中を片付けていると、かつて小田原にあったお店にまつわる物が出てくることがある。そんなものを目にすると、忘れていた当時の記憶が甦り片付けの手が止まってしまう。昨年末の大掃除の際にいくつか懐かしいものが見つかった。銀座通りのリングスタンプやヤオマサ久野店OPEN時のチラシや飲食店のマッチなど。最近は飲食店でマッチを配っているところもほとんど無くなったが、以前はレジ横に置かれていて持ち帰ることが出来た。かつて国際通りにあった鴻櫻閣のマッチ箱はマークと縁取りが金色で高級感のあるデザイン。鴻櫻閣はバブルの頃にオープンしたような記憶があり、メニューも本格的で値段もそれなりに高く親に気を使いながら注文していた。鴻櫻閣も閉店してから8年ほど経つ。かつて大工町交差点近くにあった梨花苑のマッチ箱。まだチェーン店の焼肉屋が少なかった時にかなりの繁盛店で、焼肉のタレが美味しかった。梨花苑も閉店してやはり5,6年ほど経ったのではと思う。かつて宮小路にあった料亭の春日のマッチ箱。個人的に訪れたことは無いが、景気の良い時代に父親が仕事の会合や接待でよく出かけていた。同級生の家が宮小路にあったので通りで遊んだが、当時の宮小路の春日や枡金などの料亭や割烹料理店の夕方の雰囲気を今でもよく覚えている。その春日のマッチ箱を裏返すと駅前店の記載もあった。センタービル4Fとあるがどこのビルか見当がつかない。最後にもうひとつ。今は無き志澤デパートの包装紙。お歳暮やギフトなんかはこの包装紙に包まれていた記憶があり見覚えがある。これも懐かしい。今回は詳しく紹介しなかったが銀座通りのリングスタンプは昭和50年前後の店舗地図が載っていてなかなか興味深く、別の機会に記事しようかと考えている。

コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )