多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

本を読まないと死んでしまうかも

2017-05-28 16:36:31 | 
私は 物心着いた時には すでに 文字を知り、本を読んでいた。


記憶がないが、新聞を読んでいた父に 近づき、


「これは パの字」と 誰も教えていないのに、


自分から そう告げたそうだ。


父は 田舎から 体一つで 集団就職し、定時制の高校に


通おうとしたが、昼間 働いて 夜学校へ、というのが


続かず、中退した経験があるので、私たち子どもには


教育を 受けさせたいと 思っていたそうだ。


私が 自分で文字を 覚えたのは、頭かいいのではなく、


今でいう ハイパーレクシアだったのかもと いう気がするが、


父は 「頭のいい子だ」と 喜んで、私に 本を買ってくれたので、


私は 読書三昧の毎日を 過ごしていた。


母は 私が 本を読むことを 否定はしなかったが、


成長につれて


「友達と 遊ぶこともしないで 本を読む」ことや


「勉強そっちのけで 好きな本を読む」ことが


気にいらないらしく、そのうち


「本ばかり 読まないで 勉強しなさい」と言うようになった。


学校の 勉強は 教科書に 書いてあることを わざわざ 先生が


板書して 説明するだけなので 退屈この上ない。


私は 得意科目と 不得意科目とのできの差が


大きかったので、その度 先生や 親から「怠けないでちゃんとやりなさい」と


叱られたが、文字で書かれたことは理解できても、


数字や 図形が わからないのだから 仕方がない。


しかし 自分では説明できないし、仮に説明できたところで


信用してもらえなかっただろう。


そんなわけで 学校時代は 先生や親に 叱られる 問題児だったが、


社会に出たら 仕事の 能率がすべてなので、


大学卒の先輩に交じって 同じ仕事をした。


同じ仕事でも 私のほうが 能率が 上がる仕事もあったので、


待遇も 良くしてもらったし、何より仕事のできばえを


認めてもらえたのが うれしかった。


学校の 勉強は 優秀というより 出来不出来の差が 大きかったが、



仕事は 苦も無く こなせたので、「働くって楽しいなあ」と


思ったし、学校で いくら問題視されていても 社会では


違う 見方をしてくれるんだなあ、と思った。


私の その力を 作ってくれたのは、



学校で得た知識も 多少影響しているかもしれないが、



幼児期からの 多種多様に渡る 読書経験が


大きく影響しているのではないかと 今思う。


父は 私が選んだ本は 「O歳向け」とかいうくくりに


こだわらす 買ってくれたし、私が 父の書棚から


本を取り出して読んでいても 黙認してくれた。


その時 興味を持った本を 読めたことが、


私の 人生の 土台を作ってくれたように思う。


人間脳の根っこを育てる 進化の過程をたどる発達の近道
クリエーター情報なし
花風社
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