多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

ギョーカイは 当事者の自立を阻み、親や周囲に我慢を強いる

2017-07-10 20:08:08 | ギョーカイについて
私が ここに「佐々木先生」はじめ ギョーカイについて


書いたことは、先生が 実際になさったことや、


その周囲の方、ギョーカイの人の


公の場、での発言、あるいは 先生がその著書に書きしるしたこと、


講演の現場でも 多数の観客の中でお話し、


発売された DVDやCDにも 収録されている事等です。


捏造だと おっしゃる方は 発売されている本や DVD,CD等を 全部


読み、見て、聞いてください。


TEACCHの 導入者として 活躍された先生。


毎年 ノースカロライナでの 研修旅行に、ご自分はじめ


ギョーカイの人、あるいは 熱心な 保護者を連れて お出かけになりました。


そのTEACCHの 現場では、自閉症の人たちが


成長し、自立し、知的な障害があっても、最終的には


グループホームをも出て、一人で暮らしているケースが


多々あると 言われました。大丈夫かどうか、定期的にサポートは


あるそうですが、皆さん 家で親といるときより、


グループホームで 仲間と暮らすより、いきいきしていたそうです。


親元を離れて、自分で身の回りの事をするのは


大変ではないのか、と先生は 一人暮らしをする


自閉症の 人たちに 聞かれたそうです。


先生は 本当に 「自閉症の人が 一人で暮らすことは 不幸」だと


思っていらしたのでしょう。


しかし 先生が どの人に 尋ねても、「親が待つ家に帰りたい」という


人は いなかったそうです。


先生には 理解できなかったと思います。


当事者の 「支援者や 親がいる所より、自力で暮らす方が快適だ」という


一人の意志を持った人間としての 本音は


先生には 届かなかったようです。


先生は 「構造化された 環境が 彼らには 快適なのだ」


「サポートが あるからこそ 安心して暮らせているのだ」と思われたのでしょう。


ある場所で、先生は 当事者の男性の 配偶者から 相談を受けた時の


お話をされました。


その男性は、特異な才能を持ち、それが認められ、活躍なさっていたそうですが、


日常の生活のすべては 奥様の肩にのしかかり、かなりの負担になっていることを、


その 奥様は 先生に相談に来られたそうです。


先生は 好意でしょうが、


「あなたのご主人の 才能が発揮されたのは、あなたのサポートがあるからです。


今後も しっかりと ご主人を支えてください」と おっしゃったそうです。


これ以上できない、限界だと もし 当事者が訴えたなら、先生は


「それは 社会が、あなたの周囲が悪いのだから、これ以上何もしなくていいですよ」と


答えられたでしょう。「ありのままでいい」のが 先生の 方針ですから。



定型の人には どこまでも 理解と 配慮と 負担を のぞみ、


当事者には 「ギョーカイの保護」の中にいる事を のぞみ、



努力しないでいい、ありのままでいい と言い続け、



それで 本当に 「共生と協働の世界」が成立つと 思っておられたのでしょうか。


「ありのままでいい」というのは、持って生まれた素質を活かした道を


行きなさい、そのために 努力しなさい、というのが 本来ではないかと思います。


私も 私の子どもたちも、努力してもできない部分が


たくさんありますが、自分の できる事を活かし、


社会の中で 生活し、子ども達は「働く大人」としての


責任を 果たしています。


「ありのままでいいのですよ」を 信じて それに 従った人は、


救われたのか、そうやって育てられた 多くのお子さんは


今 幸せなのか、


先生が ノースカロライナで 当事者の方に 尋ねたように、


私も 尋ねてみたい気がします。


ある講演会で サイン会が 開かれた時、私も列に並びました。


私が 本を差し出し、「私の 息子にメッセージを お願いします」と


申し上げた時、先生は 他の方に書いたように


「ありのままでいいのですよ」とは


書けなかったのでしょう。


次男に むけて書いてくださったメッセージは、


「お元気に 大きく 成長してください」でした。


それを 他の お子さんや 親御さん、そして ご自身の


ご家族に、向けて下さっていたら、と 


家族を持ち 子育てを 経験した身として


思わずにいられません。





































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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こよりへ (ほざくな便所紙)
2017-07-14 19:30:30
ひねくれ便所紙と改名したら?
自己管理できない糖尿女が偉そうに語るな!
返信する
Unknown (くむ)
2017-07-15 13:50:07
こよりさん、初めまして。
猫本はヒントが多くて、子育てに悩んだ時よく読んでいます。
最後のページのイラストを見ると、夜に母と自転車で近所を一回りしていたのを思い出します。数ヶ月に一度の夜の自転車での散歩。とても楽しかった思い出で、イラストを見るとほろっときます。
こういう何気ない日常の思い出を息子にたくさん残してあげたいと思います。その思い出が将来の息子を助けることがあると知っているから。

ブログにこんなコメントが来るのですね。
イライラする心に歯止めもかけられずコメント欄を荒らす行為は、精神的な自己管理ができていないという証拠。滑稽です。

ブログの内容とコメントがずれていてすみません。
我が家の子育てには、佐々木先生の本よりも猫本の方がしっくりきます。
返信する
くむさんへ (こより)
2017-07-15 16:47:05
コメント、ありがとうございます。


子育ての中には、すぐには結果が出なくとも、子どもの中に 残るもの、力になるものがたくさんありますね。


そのお子さんが 受け入れやすい事で、

親御さんが さほど負担無くできる事を


探して 日々続けていかれれば、それが


大きく 結果を出す日が来ると思います。


私の ブログに 吐き捨てのコメントを


書くことで その人にメリットは何もないと思いますが、


そうすることが 正しいと思っているのでしょうね。


返信する
Unknown (cameo)
2021-12-18 21:32:14
いやほんと、こんな凄い叩きコメントが来るんですね(o_o)ビックリ

えぇい!しずまれー!
呪いブロック!呪いカッター!٩( 'ω' )و

まぁ...信者が発狂するのも無理ないですよね
割いたものが多い程、傷は深いでしょうね。

世代は移り、ゆるやかに時代は変わります。
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