なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

偶然

2020-05-26 17:20:40 | 日記
努力の成果と胸を張る。立派なことだ。だが多くの幸運と偶然に支えられていることも事実だ。どんなことでも幸運や偶然に助けられなければなし得るものではない。ことが順調に運べばこうしたことを忘れてしまう。努力するのはムダにはならない。決してムダにはならないが、十分条件ではない。だからこそできることをやるだけ、というとてもシンプルな原則だ。このたった一つの原則を守り抜くことが幸運を呼ぶのかもしれない。いや、関係ないような気もするが、それでも、幸運を呼ぶのだ、と信じていた方が良い結果につながると思う。

ブーメラン

2020-05-25 18:52:22 | 日記
よほどのことがない限り、ブーメランはすぐには戻ってこない。投げたことさえ忘れたころに戻ってきて不意打ちをくらわす。
これは避けられないことだ。何かを世に向かって放てば、その中にはブーメラン状の軌跡を描くものも、いくつか含まれてしまうからだ。
過去に発した自分の言葉に縛られるのはむしろ当然であって、一切縛られないような言葉しかはかないのなら無害でありすぎて有害ともいえる。
いくつかのブーメランに当たるのは恐れるべきではない。むろん、投げた矢先からすぐにぶつかるようでは思慮が足りないのだが。


モグラたたき

2020-05-24 15:51:18 | 日記
モグラたたきは終わらない。クリアしたと思っても次のステージにすぐ突入して、次から次へと現れるモグラに対処しなければならない。でも、だから辛い、のではない。そもそもモグラはコインを投入すれば現れる。一つのゲームでパッとしなくても、コインを入れてまたスタートできる。モグラが現れなくなることの方が問題だ。一日過ごして一匹や二匹、ひょっこり現れるのでなければまともに生きてるとは言えない。老いていずれはモグラに遭うこともなくなるだろうが、ちょっとでも元気なうちは張り切ってたたくのがいい。次から次へと現れるモグラをたたいているのは、大変だが幸せでもある。幸せだが、そんなことを感じてる余裕はないかもしれない。

微熱

2020-05-23 17:42:37 | 日記
諦めなければどんな夢でもかなう、と言い切る人もいる。そんなわけないだろ、とすぐさま思うが、心をポジティブに保つにはそれくらいの強い暗示をかけた方がいいのかもしれない。どこから先が「無謀な」夢であるかの線引きは、実は神様しかできない。
だから、しらけているよりは、少し熱を持っている方がいい。暑すぎるのはうっとおしいが、早々諦めてしらけたふりをして未練を未消化のまま蓄え込むと精神に良くない。熱は、やや高め、でちょうどいいと思う。


視座

2020-05-22 19:07:48 | 日記
 定番は安心を与える。わかりきっている結末に向かうことで不安を感じなくて済むし、目的地にたどり着くのだからホッとする。
娯楽に関しては定番もまたいいだろう。
だが、世の情勢は絶えず変化する。特定の思想信条、あるいは利害にとらわれたものが何かを述べるとき、最初の一言からすでに結論が見えている。
それは情勢を分析しているわけでもなく、有益なことを提言しているわけでもなく、ただ、いつものアレ、を述べているに過ぎない。
もちろん、視座を据えることは大事だ。だがそうすればするほど、結論は状況に応じて右にも左にも行きつくだろう。それが正しい姿だ。