条理

多くの場面で理由を求めるし、自分の行動にも理由をつける。歴史上の人物の行動、行いにも、様々な理由をつける。
だが、そのほとんどは、理由らしき理由はなく、ただの偶然、その場の思い付き、で事は進んでいる。
そして、ときに、条理がある。つまり、確かな理由がある。
そのバランスの中で、私たちは生きている。だから、理由を知りたい、という気持ちは正しく、理由を知るための営みも正しい。
同時に、理由などさがさず、あるがままに受け入れなければならないことも多い。その方が多い。
そのバランスの中でもがき、なやみ、自分にとっての条理を見いだす。それは、是非ともそうすべきだと思う。