なるたけカッコ良く

待たねばならぬとき、じっと待っていれば良いものを、はやる気持ちで扉に手をかけてしまうのは、あまりカッコいいことはない。
じっと待っているのがいい。

だが待つだけではダメな場面もある。
扉をこじ開けてでも、チャンスを掴みとろうぜねばならないときが、それほど多くはないにせよ、何度か回ってくる。

落ち着きがある、が、その実は消極的なだけ、は、カッコ良くない。

果敢であることは、けっこうみっともなさを伴うのかもしれない。そして、よく見ればそれがカッコいいのだ。