ながれはあるか

　麻雀マンガを読んでいると、「流れがいい」とか悪いとか、いや流れなんてない、など、いろんな話が出てくる。
　ゲームにおいて流れというものがあるのか、ただの偶然の集まりにすぎないのか、わからないが、生きていれば流れの善し悪し、は必ずあると思う。身の周りで起こることは偶然かもしれないが、それをどのように選び取り、対処していくかは自分だからだ。うまく対処できている場合もあるし、ズレてしまっている場合もある。

　問題はズレてしまっているとき、どう修正するかだ。自分では気づけないことも多い。さらに悪いことに、不遇を嘆き気持ちが腐っていると、アドバイスをくれる人がいたとしても、聞く耳もたず、の態度をとってさらに事態を悪化させてしまう。

　それでも、しばらく時がたてば、トンネルから脱出する契機が訪れる。それは、ツラいことを経験して、自分の中に何らかの変化が訪れた場合だ。偏見や過大な自尊心を捨てることで、差し込む一条の光を感じ取ることができるようになる。流れを変えるチャンスだ。

　生きていれば流れはある。それを自分で変えることもできる。時間はかかるが。