そういえば。。やっと思い出した。
ぬえが在学中にずっと所属していた近代文学研究会で、卒業が迫ったある日、顧問の教授を交えて飲み会があって。。そこで先生が「ぬえ君は在学中から能楽師の家に入門して、卒業後は修行を積んで能楽師になるのだそうだ。君たちも結婚する時には彼に来てもらって『高砂』を謡ってもらいなさい。もちろん かわいい後輩たちのためだ。出演料なんて取らんだろう。な? ぬえ君」と冗談でおっしゃって。まだ修行を始めたばかりの ぬえは能楽師になれるかどうかも分からなかったのに、やっぱり冗談半分に「ええ、もちろん出演料なんて要りません!日本全国どこにでも駆けつけますよ~~!」なんて言った記憶が。
う~ん、そしておぼろげな記憶では、彼女。。かどうかわからないんだけど、その後 ぬえの隣りに座って「先輩! 私の結婚式には必ずお呼びしますので、その時は絶対に駆けつけてくださいね!」と。。言った後輩がいたような。。いないような。。
ともあれ、それから10年近くが経って、突然この電話を頂戴した、というワケです。そんな口約束をずっと大切に信じていた人がいたなんて。。忘れていた ぬえも不覚。でもその時は宴会で出た冗談でしかなかったはずなのです。その人を除いては。。
かくして月日は流れて ぬえは長崎に出かけました。ぬえは長崎に行くのは初めてだったのですが、ここぞとばかりに福岡の能楽師の友人とも会って、また長崎市内を見物させて頂いて。。そして結婚式に出席させて頂きました。グラバー園にほど近い南欧風の小さなホテルの、大きなテラスを持ったホールでの結婚式は、とってもロマンチックでしたね~。長崎は新郎の故郷で、新婦(ぬえの後輩)は広島の出身。そんなわけで結婚式の打合せも事前に会ってできるわけではなく ぬえは新婦にはこの会場で10年ぶりに再会する事になりました。う~ん幸せそうだ。
最終の飛行機に間に合わないので、残念ながら ぬえは披露宴の半ばで失礼して空港に向かいましたが、新郎・新婦のお二人にはとても喜ばれたようで、ぬえとしても光栄でした。そして、やっぱり「心」ってものが大切なんだな。。としみじみと思いましたね。ぬえは新婦以外には一人の知人もいなかったのですが、参加者も ぬえに親切に言葉を掛けて頂いて、ぬえも宴を楽しみました。うん、とっても良い披露宴だったと思います。
彼女たち夫婦は現在は埼玉県にお住まいで、ぬえの自宅からはちょっと離れているけれども行けない距離じゃない。この機会に久しぶりに電話を掛けてみようかな。。こちらにお住まいになったら一度飲みましょう! という約束もまだ果たしていないし。(^^)v
。。という、これが長崎の結婚式に出席させて頂いた顛末でした。ナニ? せっかく用意したハンカチはどこで使うのか? ええと。。それは。。いやまだ残暑がキビシイですから。そっと汗をぬぐってくらはい。。マウンドの上ででも。。
ぬえが在学中にずっと所属していた近代文学研究会で、卒業が迫ったある日、顧問の教授を交えて飲み会があって。。そこで先生が「ぬえ君は在学中から能楽師の家に入門して、卒業後は修行を積んで能楽師になるのだそうだ。君たちも結婚する時には彼に来てもらって『高砂』を謡ってもらいなさい。もちろん かわいい後輩たちのためだ。出演料なんて取らんだろう。な? ぬえ君」と冗談でおっしゃって。まだ修行を始めたばかりの ぬえは能楽師になれるかどうかも分からなかったのに、やっぱり冗談半分に「ええ、もちろん出演料なんて要りません!日本全国どこにでも駆けつけますよ~~!」なんて言った記憶が。
う~ん、そしておぼろげな記憶では、彼女。。かどうかわからないんだけど、その後 ぬえの隣りに座って「先輩! 私の結婚式には必ずお呼びしますので、その時は絶対に駆けつけてくださいね!」と。。言った後輩がいたような。。いないような。。
ともあれ、それから10年近くが経って、突然この電話を頂戴した、というワケです。そんな口約束をずっと大切に信じていた人がいたなんて。。忘れていた ぬえも不覚。でもその時は宴会で出た冗談でしかなかったはずなのです。その人を除いては。。
かくして月日は流れて ぬえは長崎に出かけました。ぬえは長崎に行くのは初めてだったのですが、ここぞとばかりに福岡の能楽師の友人とも会って、また長崎市内を見物させて頂いて。。そして結婚式に出席させて頂きました。グラバー園にほど近い南欧風の小さなホテルの、大きなテラスを持ったホールでの結婚式は、とってもロマンチックでしたね~。長崎は新郎の故郷で、新婦(ぬえの後輩)は広島の出身。そんなわけで結婚式の打合せも事前に会ってできるわけではなく ぬえは新婦にはこの会場で10年ぶりに再会する事になりました。う~ん幸せそうだ。
最終の飛行機に間に合わないので、残念ながら ぬえは披露宴の半ばで失礼して空港に向かいましたが、新郎・新婦のお二人にはとても喜ばれたようで、ぬえとしても光栄でした。そして、やっぱり「心」ってものが大切なんだな。。としみじみと思いましたね。ぬえは新婦以外には一人の知人もいなかったのですが、参加者も ぬえに親切に言葉を掛けて頂いて、ぬえも宴を楽しみました。うん、とっても良い披露宴だったと思います。
彼女たち夫婦は現在は埼玉県にお住まいで、ぬえの自宅からはちょっと離れているけれども行けない距離じゃない。この機会に久しぶりに電話を掛けてみようかな。。こちらにお住まいになったら一度飲みましょう! という約束もまだ果たしていないし。(^^)v
。。という、これが長崎の結婚式に出席させて頂いた顛末でした。ナニ? せっかく用意したハンカチはどこで使うのか? ええと。。それは。。いやまだ残暑がキビシイですから。そっと汗をぬぐってくらはい。。マウンドの上ででも。。