昨日は東京都練馬区立光が丘第八小学校(名前が長い…)で創立20周年記念の祝賀会が催され、ぬえはそのオープニングで『嵐山』のデモンストレーション上演をしてきました。
え~、この学校には チビぬえが通っていまして、創立20周年と比較的歴史が浅いのは、この地区がその頃振興巨大高層マンション街として突如出現したからです。「第八小学校」という名称が、一斉に作り上げられた新しい町だということを表すし、その規模の巨大さも表していますね~。
。。とはいえ、最近はご多分に漏れず地区全体でも児童数は減少の一途で、チビぬえの学年でもクラスはたった一つだけ。学期ごとの席替えはあってもクラス替えはあり得ないという。。ぬえが小学生だった頃は学年に6クラスあったものだけれど。。これほど少子化は深刻な問題なんだ。。 ここまで児童数が減ると当然ながら学校統合も進められて、次年度からは 第一、第二、第三、第四、第五、第六、第七小学校は統合されて半数の小学校になるという。チビぬえが通う第八小学校だけが、それらの学校の中では少し離れた場所に位置しているので、なんとか統合されずにそのまま残るらしいです。第一~第七小学校がなくなるのに「第八」だけが残るのもなんだか変な感じですけれどもね。
さて祝賀会は練馬区の教育長さんや歴代の校長先生、学校を支えてくださっている地域の方々、ご父兄も参加され、とてもにぎやかでした。午前中には校長先生や来賓の方々の挨拶と子どもたちの合唱からなる記念式典が行われ、児童が下校した午後からは祝賀会が開かれます。ぬえはその冒頭で能『嵐山』を勤めました。
。。とはいっても録音された音源を使い、上演時間も10分程度と、まあ祝賀会のオープニングとしての略式の上演です。それでも チビぬえも ぬえも装束を着けて、まずは チビぬえが一人で「天女之舞」を舞い、その後「大飛出」の面を掛けた ぬえが登場するのは割とインパクトがあったでしょうね。曲柄もめでたく、小学校の創立記念祝賀会としても、チビぬえも登場できる曲目だったし、まあ、うまい時期にちょうど『嵐山』のお役があったもので、おかげでスムースに稽古を重ねることができましたし、逆に言えば苦労して積み重ねた稽古であったからこそ、研能会だけではなくて、このような場面で再度上演することができて幸せだったと思います。
終演後は急いで片づけをして帰宅しましたが、その間にも地域の伝統芸能である太鼓の上演があったり、なかなか見どころも多くて堅苦しくない祝賀会でした。あとで実行委員会の反省会もあったそうで、そこでは ぬえが勤めた『嵐山』も好評だったそうです。繰り返しになりますが、まずは子方が華やかな天女を舞い、その後 厳めしい表情の蔵王権現が登場する『嵐山』は、その祝言性も含めて、こういう場面に本当に良く似合う能で、うん、よく出来ている曲だな~、と思いました。
この光が丘第八小学校では、チビぬえが通学している縁から、前任の校長先生からも非常に ぬえに気を配ってくださいまして、何度か能楽講座も催させて頂いております。その第一回目では副校長先生に装束を着て頂いて児童も巻き込んで即席に『鶴亀』の能を上演してもらったり。ん~、ぬえが小学生だった頃と比べると、セキュリティは厳しくなったけれども、校外から人物を呼んで講演をしたり体験をしたり、ということが比較的自由に出来るようになったようです。
このたびの記念祝賀会に ぬえが出演させて頂くためにご尽力頂いた実行委員の方々、教職員の方々、ならびに関係各位に深く御礼申し上げます~
これをキッカケに、ご来場頂いた方々にも能楽堂に足を運んで頂けるとうれしいです~。
え~、この学校には チビぬえが通っていまして、創立20周年と比較的歴史が浅いのは、この地区がその頃振興巨大高層マンション街として突如出現したからです。「第八小学校」という名称が、一斉に作り上げられた新しい町だということを表すし、その規模の巨大さも表していますね~。
。。とはいえ、最近はご多分に漏れず地区全体でも児童数は減少の一途で、チビぬえの学年でもクラスはたった一つだけ。学期ごとの席替えはあってもクラス替えはあり得ないという。。ぬえが小学生だった頃は学年に6クラスあったものだけれど。。これほど少子化は深刻な問題なんだ。。 ここまで児童数が減ると当然ながら学校統合も進められて、次年度からは 第一、第二、第三、第四、第五、第六、第七小学校は統合されて半数の小学校になるという。チビぬえが通う第八小学校だけが、それらの学校の中では少し離れた場所に位置しているので、なんとか統合されずにそのまま残るらしいです。第一~第七小学校がなくなるのに「第八」だけが残るのもなんだか変な感じですけれどもね。
さて祝賀会は練馬区の教育長さんや歴代の校長先生、学校を支えてくださっている地域の方々、ご父兄も参加され、とてもにぎやかでした。午前中には校長先生や来賓の方々の挨拶と子どもたちの合唱からなる記念式典が行われ、児童が下校した午後からは祝賀会が開かれます。ぬえはその冒頭で能『嵐山』を勤めました。
。。とはいっても録音された音源を使い、上演時間も10分程度と、まあ祝賀会のオープニングとしての略式の上演です。それでも チビぬえも ぬえも装束を着けて、まずは チビぬえが一人で「天女之舞」を舞い、その後「大飛出」の面を掛けた ぬえが登場するのは割とインパクトがあったでしょうね。曲柄もめでたく、小学校の創立記念祝賀会としても、チビぬえも登場できる曲目だったし、まあ、うまい時期にちょうど『嵐山』のお役があったもので、おかげでスムースに稽古を重ねることができましたし、逆に言えば苦労して積み重ねた稽古であったからこそ、研能会だけではなくて、このような場面で再度上演することができて幸せだったと思います。
終演後は急いで片づけをして帰宅しましたが、その間にも地域の伝統芸能である太鼓の上演があったり、なかなか見どころも多くて堅苦しくない祝賀会でした。あとで実行委員会の反省会もあったそうで、そこでは ぬえが勤めた『嵐山』も好評だったそうです。繰り返しになりますが、まずは子方が華やかな天女を舞い、その後 厳めしい表情の蔵王権現が登場する『嵐山』は、その祝言性も含めて、こういう場面に本当に良く似合う能で、うん、よく出来ている曲だな~、と思いました。
この光が丘第八小学校では、チビぬえが通学している縁から、前任の校長先生からも非常に ぬえに気を配ってくださいまして、何度か能楽講座も催させて頂いております。その第一回目では副校長先生に装束を着て頂いて児童も巻き込んで即席に『鶴亀』の能を上演してもらったり。ん~、ぬえが小学生だった頃と比べると、セキュリティは厳しくなったけれども、校外から人物を呼んで講演をしたり体験をしたり、ということが比較的自由に出来るようになったようです。
このたびの記念祝賀会に ぬえが出演させて頂くためにご尽力頂いた実行委員の方々、教職員の方々、ならびに関係各位に深く御礼申し上げます~
これをキッカケに、ご来場頂いた方々にも能楽堂に足を運んで頂けるとうれしいです~。