4月17日 熊日新聞より
熊本地震の本震が襲った翌日の朝、熊日新聞で衝撃的な写真を目にしました。重要文化財である阿蘇神社の楼門が無残に倒壊している写真です。阿蘇神社は熊本城とともに、熊本の歴史文化を象徴する建造物であり、世界に誇る大阿蘇のシンボルでもあるからです。
今年こそ久しぶりに阿蘇神社に参拝しようと思っていた矢先でしたので残念でなりません。
ただ、専門家によれば復元は可能だということですので、何年先になるかわかりませんが、復元された暁には必ず参拝に行きたいと思っています。
●阿蘇神社(阿蘇市一の宮町)
阿蘇市一の宮町にある阿蘇神社は、阿蘇開拓の神様である健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ12神を祭る熊本でも由緒ある神社で、県内外に400もの分社、末社を持っています。
ところで、ご存じでしたか?有名な世阿弥(ぜあみ)の代表作ともいえる能「高砂(たかさご)」の主人公は、阿蘇神社26代宮司・阿蘇友成。
醍醐天皇の時代に友成が京に上る途中、播磨国(兵庫県)の高砂の浦で老夫婦に出会います。友成は、この老夫婦に、「高砂にある松と対岸の摂津国(大阪)住吉にある松は、離れているのに、なぜ相生(あいおい)の松と呼ばれているのか」と尋ねます。老夫婦は「自分は住吉の松の精、妻は高砂の松の精である。離れたところにある松でさえ相生の松と呼ばれるように、人は夫婦であれば、離れていても心通い合うものだ。」と教え、沖へ去る、というのが高砂のお話。
阿蘇神社の境内にある「高砂の松」は、友成が持ち帰った高砂の松の実を植え、育てたものといわれ、現在も、縁結びの願をかけに多くの人が訪れています。(週刊メールマガジン「気になる!くまもと」より)
しかし、先生にお見せ頂いた熊本が、あの惨事で被った事ごとをあらためて見て感じて、凄まじい天災で有ることを知りました。内田百が愛した熊本、私のような門外漢はどのようにしてお力になれるのか困惑しておりますが、しばらくはその状況を教えてください、何の足しにも成りえませんが、熊本ファンとして、出来る限りのことをさせて頂きたいと思います。
震災後、道路事情や相変わらず続く余震などもあって、どうしても行動半径が狭くなってしまいましたが、私が自分の目で見た範囲のことはできるだけブログでご紹介したいと思っています。どうかこれからも熊本の復興をお見守りください。よろしくお願いいたします。
野林祐実さんの応援ありがとうございます!
彼女が京都へ行ってからあまり情報が入らなくなってしまいましたが、どうも現在の不振は精神的なものに思えてなりません。しかし、いずれは現状を打破してくれる時が来ると信じて見守って行きたいと思っています。