徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

薔薇の名前(100分 de 名著)

2018-09-04 22:41:36 | 文芸
「100分 de 名著」(NHK Eテレ)今回は「薔薇の名前」。30年ほど前公開の大好きな映画だが、ウンベルト・エーコの原作を読んだことはない。映画を見ただけでは謎が解け切れなかった(謎は謎のまゝでもいいのだが…)ので、今回「100分 de 名著」で取り上げてもらったのは好都合だ。

 物語の舞台は14世紀初頭。対立する教皇側と皇帝側の間を調停するための密使として北イタリアの修道院に派遣される修道士ウィリアムと見習いアドソ。到着早々、彼らは謎の連続殺人事件に遭遇し修道院長に事件解決を依頼されます。遺体発見の場は「ヨハネの黙示録」に描かれた世界終末の描写と酷似。持ち前の論理的な思考を駆使して推理を続けるウィリアムはやがて修道院内の図書館の奥に納められている一冊の本が事件の鍵を握っていることに気づきます。一体誰が何のために殺人を行っているのか? 一冊の本に秘められた謎とは? 果たしてウィリアムはその謎を解くことができるのか?(100分 de 名著のサイトより)

 映画のイメージを僕なりの表現をすると、「異形の修道院に棲む異形の修道士たち。そこで起きる摩訶不思議な殺人事件」。今回の番組で、映画では解けなかったいくつかの謎が解けるだろうか。