食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Caree des Feuillants キャレ・デ・フイアン

2014年01月10日 | 外食 レストランとか
スーさんの誕生日って、我々の業界の繁忙期(?)で。

ちょっと、お祝いしにくい時期でねぇ




初めて

スーさんの誕生日当日に、レストランに行ってきた




私が行きたかったレストランは、予約で満席で

(あれ?

スーさんの誕生日では?

とか、ツッコまなくて結構ですから)






Caree des Feuillants キャレ・デ・フイアンさんへ



え?

奥に見えるのは何かって?



それはね、



大きなワインのボトル

何であるんだろね



このレストランを選んだのは、



店内の雰囲気の写真を見て。

まぁ、2ツ星なので、そこまでのハズレは無いだろうと。

シャンデリア以外は、好きな感じ






シャンパンで乾杯して、




メニュー選び



あ、



これは、食前酒のお供



今まで選んだ事がないんだけれど。

トリュフ三昧コースを選んだスーさんと私。

ちょうど、食べたいのと、私のアレルギーの食材が入ってなかったので





先付け、アミューズ・ブーシュ。

お野菜の角切りと、かぼちゃのピュレ。

おいしい。

これは、期待が高まる



パンは3種類。

最初は、



バゲット。



運ばれてきたのは、



白トリュフ、栗のムースにのってるー

イタリアのアルバ産の白トリュフ。

最高級、ってコトね

おいしー


お隣には、



トリュフバターの染み込んだトースト。

一瞬でなくなったね



2つめのパン。



ナンだったかなー



お魚料理は、



石ビラメ、黒トリュフのタプナードを添えて。

これもなかなか、ステキな組み合わせ



3つめのパンは、



シリアルのパン。





キター




フォアグラ&トリュフ


しかも



トリュフ、丸ごと1コ

贅沢。。。

しかし、これ食べて思った。

トリュフって大きな塊で食べても、おいしいものじゃ、ない

少し香るくらいがちょうど良い



ま、そんなことを話しながら、メインディッシュ。

私は、



野うさぎ、


スーさんは、



うずら。



どちらも、甲乙付け難きおいしさ



チーズは、



ブリーチーズの間に、トリュフを挟んで

ここまで、トリュフ三昧。




デザートは、普通に。




デザートの前のデザートに、ホワイトチョコレートと緑茶。

不思議なお味。

わざとなのか、あったかくない緑茶が、ちょっと残念。





普通においしかった、フレーズ・デ・ボワ(野いちご)とライチのデザート。

少し、チーズを使っていて、チーズ嫌いのスーさんには不評



ここで登場



スーさんへのバースデーケーキ 



3秒でろうそくを吹き消したスーさんに、サービスの方も、私も、失笑

もう少し、雰囲気ってモノを…

まぁ、スーさんがこういうイベントに照れちゃうのは、知っていたけれども



このケーキは、もちろん全部食べる事が出来るはずも無く。



カットされて出てきた。





これらは、イマイチだったなぁ





レモングラスのハーブティーをお願いして、




子菓子も頂いて。



デザートの完成度が、ちょっと残念だったけれど。

おいしいお料理と、ステキなサービスマンさんが担当して下さったおかげで、ステキなスーさんの誕生日を過ごす事ができた

Galettes des rois FAUCHON ガレット・デ・ロワ フォション

2014年01月09日 | お菓子屋さん
あれ?

どうらく人のブログ、おかしくない???

1月といえば、“アレ”のハズ。。。




はい、

始まっていますよー

“ガレット・デ・ロワ食べ歩きツアー”

写真の整理が追いついていないだけで



あ、ガレット・デ・ロワっていうのは、フランスの食文化の1つで。

1年の、一番最初の日曜日に、“ガレット・デ・ロワ”っていう、パイ生地にアーモンドクリームをはさんだパイを食べる。

これも、キリスト教の風習の1つ。

(詳しい話は、昔の記事に載せてあります←ココをクリックしてみて下さい)



今年イチバン最初のガレットは、



フォションさん

スーさんが、

『フォション、もうガレット売ってるよ~

って、教えてくれたのは年末だったか

早っ

って思ったの、覚えている



そんなワケで、



フォションさんでは、クラシックなアーモンドをチョイス。

もう1つのお味は、チョコ&ノワゼットだった。

機会があったら試したい





存在感のある王冠に包まれたガレットは、




肉厚な中身

最初を飾るには、ふさわしい

お味もなかなか。



私がコレクションしているフェーブ(ガレットの中に入っていて、これが当たった人はその日1日、王様になれる)は、



こんな。

これって、全部集めると、1つの形になるとかなのかな

最近、こういうのあるなぁ。

同じ所でいくつも買うタイプじゃない私としては、こういうの、悲しいんだよなぁ



ま、



ウラに今年の年号が入っているから、

それで良しとしよう



さて、今年はいくつ食べる事が出来るのかな





Cours de bouquet de fleurs フラワー・アレンジメントの教室

2014年01月08日 | お楽しみ・イベント
昨年を締めくくった、ステキな講習会は




フラワーアレンジメント



今回のテーマは、“お野菜を使ったアレンジメント”

どんなものかと楽しみにしていたワケで



今回は、

なんと

スーさんも一緒に



前回、私が楽しそうに持って帰ってきたのが羨ましかったそうで



教室は、お花屋さんの地下。

階段を下りていくと、

『ポワロー(西洋長ネギ)の匂い

『スープだ

なんて言いはじめるスーさん。



今回のお野菜は、



ポワロー葱でしたー。





これは、その他の材料。




どうやって使ったかというと、



お花を刺す、オアシスっていう緑のスポンジ(?)を、ポワローで巻いて、隠しちゃう

にんじんや、ジャガイモでも、応用可能だそう



先生の実演の後に、実際に作る。

完成した写真、スーさんの撮るの忘れちゃった



しかも、スーさんのブーケ、帰る途中で寄った、友人のレストランにあげて来ちゃって

家に帰ってから、スーさん、


『あー

記念の写真がないー

うん。

2人とも忘れちゃってたね



ブーケは、1週間くらいもった

家の中は、ほのかにポワローの匂い香り



来年は、どんなテーマがあるのか、今から楽しみ




あ、

匂いといえば



デオドランド? っていうの?

汗をかいた時に使うスプレー。



だいぶ前に買ったんだけど。

ライムだと思って買ったのね。

で、使ってみたら、ライムの香りはしない

古いのかなぁ?

なんて思ってたら、先日同僚が、

『あ、いい香りね、コンコンブルか』

って、パッケージを見て。

“きゅうり”ですかー




スプレーに描いてあった絵しか見てなかったけれど、

まさか、きゅうりの香りが存在するなんて思わないじゃない

日本には、売ってないよね



悪い香りじゃないんだけれど…。



多分、

っていうか、絶対、もう買わない

DESSANCE デサンス・レストラン・ドゥ・デセール

2014年01月07日 | お菓子屋さん
前回の記事で、“年内、更に更新します”的な言葉を残しておきながら…、

気が付いたら、新年どころか、三が日も、日本の仕事始めも過ぎちゃっているじゃないですかー

待っていて下さった皆様、大変申し開けありません

こんなどうらく人の食道楽日記ですが、2014年も何卒よろしくお願い申し上げます





いえね、大変だったんですよ、この年末年始。

クリスマスあたりから、軽い風邪を引き、

たいした事ないさ~、と、仕事に、友人のお手伝い。

そしたら年末、風邪をこじらせ

声は完全に出なくなるし…、

しかも、顔面流血事件



31日まで仕事で、新年の1日をはさんで2日からお仕事。

やっと、風邪も落ち着いてきた今日この頃で




まぁ、新年早々、暗い話はここまで

いつものブログに戻ります

年末年始、いろいろ食べちゃったので、時系列メチャクチャで、

書きたいものから書いていきます




まずは、



パリの北マレに出来た、DESSANCE RESTAURANT DE DESSERTS デサンス・レストラン・ドゥ・デセールさん



12月21日にオープンした、出来立てホヤホヤ

ここは、名前の通り、

“デザートのレストラン”が、コンセプト。



スーさんが、時々言う。

『パティスリーのパティシエと、レストランのデザートを作るパティシエは、違う』と。

私は、昔、“レストランのパティシエ”になりたかった。



パティスリーで買えるのは、ケーキ。

レストランで食べるのは、デザート。

同じようで、同じじゃ、ない。



じゃあ、サロン・ド・テは?

そのサロン・ド・テの提供の仕方によるけれど、

ケーキをお皿にのせて提供される所が、パリでは多いかな。



ココのシェフパティシエさんは、パリの星付きレストラン でデザートを担当してきた若いながらも実力のある方

彼が、

“レストランのデザートで提供されるようなアシェット・デセール(皿盛りデザート)を皆様に”

と、始めたのが、ここ。

ガトー・ショコラ(チョコレートケーキ)やなんかをお皿にのせて、横にソースを。。。なんて、ビストロデザートじゃあございませんよ

ゴチャゴチャ書いてもしょうがない。

百聞は一見にしかず






彼のデザートは、現代的。

店内も、現代風



最初に出てきたのは、



アミューズ・ブーシュ、先付け。

本当に、レストランのコース料理のような構成

ちなみに、私は、デザートのデギュスタション(コース)に、それぞれのお皿に合わせたアルコールのデギュスタションが付いたもの。

(…を、勝手にアレンジしてくれた)

もちろん、レストランのように、単品でもオーダー可能



で、



この先付けは、レモン。

冷たいのと、あったかいのが、お口の中で合わさって~

一緒に出てきた飲み物は、ベルギービール。

レモンの軽さと、ビールの炭酸とがのどに気持ちい~




続いて、



ライチ、グレープフルーツ、ジンジャーetc...

これまた、さわやかな一皿。




お供は、ゲヴェルツトラミネールのヴァンダンジュ・タルディフ(白の甘~いデザートワイン)。

酸味と甘さのステキな関係





とうとう、レストランの前菜が

いえいえ、これも、デザート

ホワイトチョコレートに、赤ビーツと白ビーツ、そして、カカオ。

これが、うまい

お野菜のデザートって、時々あるけれど。

これは、いい




出された赤ワインが、口の中をしっかり引き締めてくれるから、重くないし



さらに、



青りんごとさつまいも、そして、ハーブ。

お野菜が入っても、言われなければ分からない、しっかりデザートな一皿。


アイスが添えられたこのデザートには、



適度な温度の中国茶

粋な計らいですなぁー



ここで、



温かいデザート。

オムレット・ノルベジアン

中が冷たくて、外があったかい、メレンゲのオムレツ

クラシックなデザートだけれど、なかなか、お目にかかれる所が少なくてねぇ




ウィスキーと合わせてくださったが、私には強過ぎた

『水割りでも20度はあるからねぇ

でもね、コレをちびちびやりながら頂くと、止められない、止まらない

まぁ、全部は飲みきれなかったけどね



そして、最後に、



チョコレートー

コレだけ食べたのに、この軽さのおかげなのか、ペロリと




このチョコに、黒ビール。

ギネスビールみたいだけれど、フランス産なんだって

チョコのデザートを食べる前に飲むと、甘さを感じるビール。

これが、デザートを食べてから、一口、口に含むと、ほろ苦さと香ばしさだけが感じられる。

デザートが、ビールの味を変えるのか

なんとも不思議な感じを味わえる組み合わせ



最後だと思っていたら、まだ、続きが



食後の子菓子だそうで



しかも、



これにも飲み物が



この、シェフパティシエさんの世界を、ぜひ体感して下さい

行って損無し




Dessance デサンス・レストラン・ドゥ・デセール
74 rue des Archives 75003 Paris
月火休