食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Livre 本

2014年11月16日 | お気に入り
知り合いから、本をお借りした。



Grimod de la Reyniere グリモ・ド・ラ・レニエールさんの本の復刻版。

とはいえ、この本もすでに絶版しているので、入手は難しい



フランス革命前後に活躍されたグリモ・ド・ラ・レニエールさん。

裕福な家庭に生まれ、“味覚の裁判官”をしたり、“びっくりする宴会”を催したり。

要は、美食家。

(本業は(仕事そっちのけの)弁護士さん)

そんな彼の著書、Manuel des Amphitryonsは、当時のブルジョワ階級の為の食事全般の指南書として、執筆され。

今にも通じる完成度の高さ












彼の人生は、

美食家としてもてはやされ、

後半は邪険にされ、

“自分のお葬式の招待状”を出し、出席者全員分の棺を食卓に用意して。

出席者に、“自分は生きていましたー”というジョークと共に、そこに出席した数少ない人たちを自分の友と認め…。



彼は、変わった人ではあったけれど

彼のおかげで、私達は、当時の、200年も昔の食事の様子が詳細に知ることが出来るわけで



歴史大好きな私としては、こういう本に触れる機会を頂けた事に感謝


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